9月になると、厳しい夏も終わりを迎え、日の長さが徐々に短く感じ始めますね。

木々の緑も少しどこか落ち着いた色に感じられますよね。

そんな9月には何があるかと聞かれたら、何と答えますか?

 

自分の学生時代に感じたことでしょうか。

それとも身の回りの景色でしょうか。

どんなことがあるのか、紹介していきましょう。



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9月の風物詩といえば?

そもそも、風物詩とはどういう意味なのかわかりますか?

風物詩とは、その季節の食べ物や文化や生き物など、その季節をより感じられる物や

事柄のことを指します。

 

では、9月といえばどんな風物詩が挙がるでしょうか。

お月見、秋のお彼岸など挙がってきます。

これらの言葉を聞いただけでも、「9月」を思い浮かべることが出来ますよね。

では、いくつか紹介していきましょう。

 

お月見

正式には「中秋の名月」、別名「十五夜」と言います。

ススキを飾り、お月見団子をお供えして、夜空に浮かぶ綺麗な月を眺めるのです。

 

では何故、お団子をお供えして、月を見るのかご存知ですか?

実は明確な意味はよくわかっていません。

中国でその時期に収穫祭が行なわれたことが日本にも伝わり、今の形になったと

される説が有力とされているので、「秋の収穫に感謝するため」ということが

一番の意味とされています。

 

また何故ススキを一緒にお供えするのかご存じですか?

ススキの葉を触ったことがある人はわかると思いますが、葉はとても鋭く、

手が切れてしまうことがあります。

その鋭さが魔よけの意味をもつとされていることが理由の1つです。

また他の理由としては、先ほど述べた収穫への感謝を表すのがお月見なので、

その意味を含めて、稲穂に似ているススキを飾るようになったとされています。

 

また、この時期に収穫されるサトイモをお供えするのが主流でしたが、お団子も

添えられるようになり、保存のきくお団子が主流になったとされています。

お団子は満月をも表しており、収穫への感謝を示しているのです。

 

お彼岸

そもそも彼岸とは、三途の川を挟んで、こっち側を此岸(しがん)と言い、

反対側(仏様)を彼岸と呼びます。

此岸は東、彼岸は西、とされているので、真東から太陽が昇り、真西に沈む

秋分の日は、一番此岸と彼岸が通じやすくなっているので、先祖供養を行なうとされています。

 

ちなみに、秋のお彼岸は、秋分の日を中日として、その前後3日間のことを指します。

 

秋の七草

七草と聞けば、「春の七草」を思い浮かべる人も多いと思います。

しかし秋にも七草があるのをご存じでしょうか。

春の七草と同じで身近な山や野原にある、比較的手に入れやすい草花です。

秋の七草の由来は、万葉集の山上憶良の歌からと言われています。

 

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」

 

意味は、「秋の野に咲いている草花を数えれば7種類ある」となるのです。

ではその7種を説明していきましょう。

 

草かんむりに秋と書くのが萩。まさに秋を意味している植物と言えるでしょう。

根が咳止めや胃の痛みや下痢止めなどに効果があるとされています。

 

  • すすき

別名「尾花(おばな)」と言います。根や茎に利尿作用があります。

 

和菓子のくず粉の原料となるもので、なじみのある植物ですね。

“葛根湯”というのはこの葛の根を乾燥させた薬のことで、よく聞きますよね。

風邪や胃腸の不調に使われています。

 

  • 撫子(なでしこ)

撫でたいほど可愛い子、と例えられる花で、「大和撫子」という表現はここから

来ています。

煎じて飲むと、むくみや高血圧に効果があるとされています。

 

  • 女郎花(おみなえし)

あまり聞きなれない花ですが、とても優雅な花で古代から多くの歌や句にも

用いられています。

根に解毒作用などがあります。

 

  • 藤袴(ふじばかま)

花の形が袴に似ていることから、この名前になったとされています。

乾燥させるととても良い香りがするので、香水などにも使われてきたと言います。

しかし現在では野草の藤袴は見られなくなり、絶滅危惧種に指定されているのです。

乾燥したものを煎じて飲むと、糖尿病に効果があります。

 

  • 桔梗

青紫色の花で、とても良い形をしているので多くの家紋に使用されています。

根を煎じて飲むと、咳や喉の痛みに効果があります。

 

では、この7種をどうすればいいのでしょうか。

春の七草はおかゆとして食べますが、秋の七草は食べることはなく、

観賞用として秋の風情を感じ楽しむことを目的としています。



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9月の行事といえば?

では、行事と言えば、なにが思い浮かびますか?

敬老の日、秋分の日、シルバーウィークなどが挙がりますね。

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

敬老の日

高齢者の方々を敬い、長寿を祝う日です。

最近は、若くして“おじいちゃん・おばあちゃん”になる方も増えたので

敬老の日を祝ってもらうのが、少しこっぱずかしい・違和感がある、と

感じる方もいるようです。

 

それでも、普段なかなか“ありがとう”と伝えられない気持ちと

これからも長生きしてほしいというお願いを是非伝えましょう。

おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に過ごせる素敵な日となればいいですね。

 

敬老の日は元々、日付が決まっていたのを覚えていますか?

そう、それは9月15日でしたよね。

しかし祝日改正法(ハッピーマンデー政策)の実施にともなって、

毎年決まった日にちではなくなりました。

 

秋分の日

昼と夜の長さが同じになる、国民の祝日となります。

この日は「ご先祖様を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」とされています。

毎年9月23日頃とされていますが、毎年決まった日付ではありません。

実は、国立天文台がとても複雑な計算式で出す日付なのです。

 

では、そもそも秋分の日には何を行なうのでしょうか。

先ほどのお彼岸の部分でも触れましたが、秋分の日を挟んだ7日間で

先祖供養のためにお墓参りなどを行ないます。

そして、亡くなった人々への気持ちをお伝えするのです。

 

シルバーウィーク

これは、最近になって浸透しつつある休日ネームですね。

しかし、なぜ出来たのかわかりますか?

 

きっかけはハッピーマンデー政策です。

敬老の日が第三月曜日に移り、土曜日~月曜日の3連休が発生しました。

そしてそのあとに来る秋分の日がポイントで、秋分の日が水曜日になると

間の火曜日が祝日法で休日となるので、5連休の大型連休が発生します。

その大型連休になる時のみ、シルバーウィークと称されるようになりました。

 

大型連休は、5月のゴールデンウィークしかないので、それと対峙して

シルバーウィークと名付けられました。

 

ちなみに、シルバーウィークは毎年あるものではないので、希少性とされ、

希少の金属であるプラチナという言葉を使い、プラチナウィークと

称されることもあります。



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9月の行事食といえば?

行事食という言葉をご存じでしょうか。

名前の通りで、季節それぞれの行事などの際に食べる食事のことで、旬の食材を

取りいれたものが多く、その食事だけでも風物詩となるものです。

 

またその食事には、家族の幸せや健康を願う意味も込められているのです。

一番わかりやすいのは、お正月のおせち料理です。

おせち料理を見ると、新年が良い年になるよう願った食べ物があり、特別な

食事です。

それだけで一年の始まりを感じることができますよね。

 

そんな季節を感じる食事がもちろん9月にもあります。

 

おはぎ

お彼岸の供え物としても、有名ですよね。

名前の通り、秋の七草の「萩」から来た名前で、萩の花が小豆の粒と似ていることから

「萩餅」となり、それが丁寧に「お萩餅」と変化し、今の「おはぎ」になったのです。

 

ちなみに、「ぼたもち」との違いはわかりますか?

ぼたもちは春のお彼岸の際にお供えするもので、

春の花の「牡丹」の花に似せたことから、「ぼたん餅」と言われ、「ぼたもち」と

なったのです。

 

こしあんのものを「ぼたもち」、粒あんやきなこをまぶしたものを「おはぎ」と

呼んでいるところもあります。

しかし明確な違いはありません。地域や風習によって違ってきます。

 

重陽(ちょうよう)の節句

9月9日にある節句ですが、知っていましたか?

「菊の節句」とも言われ、長生き出来るとされてきた菊を用いて

不老長寿や繁栄を願う日です。

 

1月7日の人日の節句(七草粥)、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、

7月7日の七夕の節句と合わせて、五節句とされています。

その五節句の締めくくりが、この重陽の節句で、昔は行事が盛んに行なわれていました。

 

その重陽の節句の時に行事食として食べられてきたのが

「菊酒」「栗ごはん」「秋茄子」などです。

 

  • 菊酒

日本酒に菊の花を浸したお酒で、その他の行事食とともに飲まれます。

もちろん菊は食用菊を用いられています。

 

  • 栗ご飯

今ではこの節句の時期だけではなく、秋のご飯として一般的になっていますよね。

 

  • 秋茄子

食べ方は様々で、焼き茄子や煮びたしなどにして食べられます。

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9月にはどんなイベントがある?

では、どういったイベントが行なわれているのでしょうか。

 

防災イベント

9月1日は防災の日ですので、防災訓練が行なわれたり、防災に関する救命措置体験や

地震体験などが出来るイベントが開かれたりしています。

阪神大震災や東日本大震災、熊本地震など、近年では大きな震災がありました。

そのため震災に対する心構えなどを知識として知っておきたいと思う人が増え、

こういったイベントも各地で行なわれ、たくさんのひとが訪れています。

 

動物愛護イベント

9月20日前後からは「動物愛護週間」というイベントがあります。

その名の通り、動物の愛護・正しい飼育に関する活動が各地で行なわれます。

動物とのふれあいコーナー、しつけの仕方や手入れの方法のレクチャー、

相談コーナーや上手な飼い方など、様々な動物に関する情報提供が行なわれています。

 

秋祭り

また、各地で様々な祭りやイベントが多く行なわれています。

 

  • 大阪・岸和田市の「だんじり祭り」

農作物の収穫を祝うお祭りとして始まったもので、敬老の日前後に行なわれています。

 

  • 富山・富山市の「おわら風の盆」

二百十日の風封じと五穀豊穣を願う祭りで、三日三晩にわたって踊りを披露します。

 

  • 神奈川・鎌倉市の「鶴岡八幡宮流鏑馬」

800年以上の伝統を受け継いで、今なお行なわれている神事です。

鎌倉時代さながらの流鏑馬を見ることが出来ます。



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まとめ

いかがでしたでしょうか。

暑さもまだ残る9月ですが、夏から秋へと季節が徐々に移り変わる時期です。

美味しいものもたくさん出てくるので、夏に食欲が減退した方も、この時期になると

再び元気になって、たくさん食べられるようになるでしょう。

 

季節を感じる行事やイベントに参加しながら、旬のものを口にして、

より一層健康な心身を手に入れたいものですね。