火事が起こってしまった際、

親戚の方や、知人友人、職場の方など、様々な方から

「火事見舞い」をいただくことがあります。

 

一般的には、贈り物をいただいた場合には

お返しなどを渡すことが通常ですが、

自分が火事にあってしまった場合の「火事見舞い」へのお返しも

同じように必要なのでしょうか?

 

火事が起きるのは突発的なことで、

目の前の被害や自宅などの再建、保険会社等との金銭のやりとりなどで、

毎日慌ただしく、返礼のルールについてしっかり調べる余裕も無いことが多いです。

 

今回は、そんな状態で火事見舞いをもらった場合でもわかりやすいよう、

火事見舞いのお返しの必要性や、

お返しをする場合のお礼状の書き方など、

火事見舞いをもらったときのマナーについて詳しくご紹介します。



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火事見舞いをもらったときにお返しは必要?

火事見舞いとは、その言葉の通り、火事にあった家へのお見舞いです。

お見舞いですので、急な災害にあった相手を慰める意味がこめられています。

つらい思いをされている大切な人を少しでも慰め、力になるために、

火事見舞いという形で贈り物をするのが火事見舞いの意味合いです。

 

そのため、火事見舞いへのお返しは、

「早く元のとおりに復興する」ことが一番のお返しとなります。

また、お返しの品も、基本的には用意しなくて良いことになっています。

 

火事で大変な苦労をしていて復興もまだ十分でない相手から、

お返しの品を送られてしまうと、逆に負担をかけたのではないかと

申し訳なくなってしまいますよね。

 

とはいえ、火事見舞いという形で心遣いを頂いた場合には、

お礼の気持ちを伝えたいのも事実。

そのため、火事見舞いを頂いた場合は、

訪問や電話でお礼を述べたり、

お礼状を出すことで、心遣いに対するお礼をすることが一般的です。

 

また、火事の被害にあった家が復興や再建したあとに、

再建した家に火事見舞いを送ってくれた方を招待して、

簡単な手料理を振る舞うなどするのもお礼の気持を伝えられるお返しの形です。

 

どうしても何か形に残る形でお礼をしたいという場合は、

2000円から3000円程度の菓子折りやタオルセットを選ぶと良いと言われています。

このような形に残るものをお礼として贈る場合は、

火事の被害から復興の目処が立ったり、復興が終わったころにしましょう。

まだ目処が立たないうちにお礼をしてしまうと、

受け取った相手が余計に気を使ってしまいます。

 

ちなみに、火事見舞いなどの災害の被害に対するお見舞いへの返礼には、

現金や金券は絶対にNGと言われています。

このような「お金で直接返す」という形を取ってしまうと、

「あなたのお見舞いは不要でしたのでお返しします」という意味になってしまうためです。

 

お返しを選ぶのも大変だから現金で…と思ってしまうこともあるかもしれませんが、

火事見舞いに対する返礼はそもそも必須ではありませんし、

お返しをする場合も、品物を選べるくらいの余裕が戻ってきてからです。

焦ってお返しをして、逆に失礼な行動にならないよう、十分注意してくださいね。

 

なお、火事見舞いには、自分の家が大きな被害にあったときのほかに、

近所の家が火事にあい、その影響を受けてしまったときの

「近火見舞い」というものもあります。

このときは、被害も軽微であることが多いので、お返しの余裕もあることから、

お心遣いへのお礼として、菓子折りや石鹸などを贈ることが一般的です。



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関連記事:近火見舞いとは?のしの書き方や金額相場についても詳しく解説!

火事見舞いをもらったときのお礼状の書き方と、文例のご紹介!

火事見舞いをいただいた際のお礼を

お手紙でお礼状として出す場合は、どんな書き方をすれば良いのでしょうか?

 

火事見舞いへのお礼状で書くべき内容は、

「お見舞いをいただいたときの感謝の気持ち」と「近況」です。

特に近況は、火事の被害から復興に向けてがんばっているという状況など、

前向きな近況をお伝えすると良いでしょう。

 

以下に、いくつか火事見舞いのお礼状の文例をご紹介します。

 

<文例1>

このたびの出火につきましては ご親切なお見舞いを頂きまことにありがとうございました。

あたたかいお言葉のおかげで、前向きな気持ちになることができました。

思いもかけないことではございましたが、おかげさまで家族一同無事で、

再建に向けて目処もついてきたところです。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

まずは心から御礼申し上げます。

 

<文例2>

拝啓

 

時下ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

さて、このたびの火災に際しては、

丁重なお見舞いをいただきまことにありがとうございました。

また、様々にご援助までいただき、ご厚情のほど、重ね重ね御礼申し上げます。

お心配りのありがたさを何にもかえがたく感じております。

 

このたびの火災では、家族は無事ではありましたが、家屋は全焼となってしまいました。

想像もしていなかった災害を受け、火災の恐ろしさを改めて実感すると同時に、

皆様の温かいご支援をいただいたことに深く感謝しております。

 

おかげさまで現在では普通の生活に戻り、落ち着いた生活に戻りつつありますので、

ご休心のほどお願い申し上げます。

まずは取り急ぎ、お礼かたがたご報告申し上げます。

末筆ながら、皆様の今後のご健康をお祈りいたします。

 

敬具

 

 

このような形で、御礼の言葉と近況をお礼状の中に含めるのが

お礼状の一般的な書き方です。

丁寧な形にこだわると、お礼状は形式的な文章になりがちですが、

少しでも自分なりに言葉を考えて書くことで、御礼の気持ちが伝わりやすくなります。

ぜひ、上の文例を参考にお礼状を自分なりに書いてみてくださいね。



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関連記事:お見舞いは大安・先勝・先負・友引・赤口・仏滅のいつに行くのがいい?六曜で避ける日は?

火事見舞いへのお礼品の選び方と、のしの書き方は?

火事見舞いをいただいたときのお礼品を贈る時は、

どんなものを選ぶのが良いのでしょうか?

 

火事見舞いは、基本的にはお礼の品を送る必要のないものですので、

お礼を贈ると、逆に気を使わせてしまうことが多いです。

そのような状況をできるだけ避けて、お礼の気持を上手に伝えるためには、

値段があまり負担にならない、2000円~3000円くらいの

お菓子やタオルセットが望ましいと言われています。

 

お菓子を選ぶ場合は、ある程度常温で日持ちがするもので、

小分けになっているものがおすすめです。

こちらの商品は8種類11個入りと、火事見舞いを送ってくれたご家族などに

贈るのに適した量と言えそうです。

 

タオルセットなどを選ぶ場合も、2000円前後のものを選ぶようにします。

今治産タオルは贈り物として人気も高く、

送った相手からもあまり気を使わずに喜んで受け取ってもらえることが多いです。

色や柄も豊富なため、相手への感謝の気持ちをこめておすすめのものを

選んで送りましょう。

 

また、個人ではなく、職場から火事見舞いなどをもらった場合は、

火事から復興して出社するときに、社員の皆さんに配ることのできるような

小分けにされたお菓子の菓子折りを持っていくことが多いです。

どのようなお礼の形にせよ、相手に逆に気を使わせることのない範囲で、

お礼を贈るようにしてください。

 

お礼を贈るときの「のし」は、「御見舞御礼」と上段に書き、

下段に自分の氏名を記載します。

火事見舞いの場合は、どのような相手に御礼を送る場合でも、

同じ書き方でOKです。

 

なお、近火見舞いに対する返礼は、

石鹸や菓子折りなどの日常品を贈ることが多いです。

このときののしは「寸志」「薄謝」となります。



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関連記事:お見舞い封筒の閉じ方やお金の向きは?連名の名前の書き方についても詳しく解説!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

突然襲ってくる火事、なかなか落ち着いた行動もむずかしく、

復興して落ち着くまでは

火事見舞いへの御礼を考える余裕もなくなりがちです。

 

万が一、に備えてマナーを事前に知っておけば、

焦らずに落ち着いた対応がしやすくなります。

急な火事は起きないことが一番ですが、

もし起きてしまった場合も、火事見舞いなどの心遣いに対して

感謝の気持ちをしっかりと伝えられるよう、今回ご紹介した内容を覚えておき、

いざとなったときには、ぜひ有効に活用してください。



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