お正月に多くの方が楽しみにしていることといえば

元旦に食べるおせち料理を挙げる方がたくさん

いらっしゃるのではないかと思います。

 

例に漏れず、筆者もその一人です。

 

おせちを食べるとき、一般的には祝い箸を使います。

 

みなさんが普段使っているお箸ではなく、わざわざこの

祝い箸を年始の一定期間中使うわけですが、

この祝い箸の扱い方がよく分からないという方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

たとえば、祝い箸を使う期間が終わったとき、みなさんは

最後どのようにして処分されますか?

 

めでたいものなわけですから、普通に捨てるのもなんだか

はばかれますよね。

 

今回はそんな祝い箸について、扱い方や捨て方などを

ご紹介していこうと思います。



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祝い箸とは?

まず祝い箸とは、どんなお箸のことなのか

みなさんご存知でしょうか?

 

読んで字の如くで、お祝い事の際に使うお箸

であるということは分かりますよね。

 

では、どのようなお祝いの席で使うものなのか、

更には使い方についてご紹介していきましょう。

 

祝い箸を使う場面と、特徴は?

 

祝い箸というのは、お正月におせちを食べる際に使うものです。

 

お正月というめでたい場で使用するということから、

祝い箸の長さはすべて末広がりの八寸(約4cm)と

決められているようです。

 

また、私たちが普段使用しているような割り箸とは形も

異なるものとなっています。

 

祝い箸の場合は、角ばった形では無く丸みを帯びており、

両先端にいくにつれ細くなっています。

この丸みを帯びた形には、「物事を丸く収める」といった

意味が込められています。

 

また私たちが普段使っている割り箸とはちがって元から

お箸が離れた状態になっているのは、割るというのは

どちらかというと縁起の悪い意味が込められているので

割り箸だとお正月のようなハレの日にはふさわしくないから

とされています。

 

お箸の先端が両方とも細くなっているのにはちゃんと

意味があり、一方の端で神様が食べもう一方の

箸では我々人間が食べるということが表されています。

 

祝い箸に名前を書く

祝い箸の箸袋には家族それぞれの名前を書くというのが

基本的なならわしとされています。

 

ちなみに名前を書くのは大晦日というふうに

決められており、書くのはその家の家長ということになります。

 

家族の名前はそのまま書きますが、家長の祝い箸の箸袋には

名前ではなく「主人」と書きます。

 

また、お客様にも祝い箸を出すことがある場合には

その方の名前ではなく「上」と書きます。

 

祝い箸に名前を書く際、はなにで書くかは厳密な決まり

というのはありませんが、お正月という場面で使用するもの

なので筆で書くのが好ましいでしょう。

 

ただ、わざわざ墨を用意するのはちょっと面倒です。

 

 

そんなときに便利なのが筆ペンです。

 

祝い箸の箸袋に名前を書く以外にも、冠婚葬祭の場面で

使用することも多いので一家に一本あると便利ですね。

 

祝箸を使用する前にお供えをする

大晦日に名前を書き終えた祝い箸は、お正月に使用する前に

まず神棚にお供えしておきます。

 

その際、家族分の祝い箸とは別に用意する「海山」と書かれた

祝い箸も一緒にお供えしましょう。

ちなみにこの「海山」というのは関東でのならわしであり、

関西では「組重」と書くようです。

 

これにはそれぞれ意味があります。

 

海山・・・年神様にお供えした「節供」(おせち)のお下がりを

家族全員でいただくという神事の名残りからきています。

海の幸、山の幸を取り分けるということから

このように書くのです。

 

組重・・・おせちの壱の重・弐の重・参の重といった、

重箱の組重からきているとされています。

 

もしご自宅に神棚が無いのであれば、鏡餅の横にお供えする

というのでもいいですよ。



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祝い箸は洗う?洗わない?いつまで使うもの?

 

普通お箸というのは食事で使用した後には

必ず洗うものではないでしょうか。

 

しかし、祝い箸は洗わないで使うことも

あるとかないとか・・・。

 

本当のところはどうなのでしょうか?

 

地域によって扱われ方が違う

祝い箸を洗うかどうかというのは、地域によって

考え方が異なるようです。

 

特定の地域では洗わずに三が日中使われることもあるようです。

しかし大抵の地域では使用するごとに洗って使うのが

一般的です。

衛生的な問題から考えても、毎回ちゃんと洗う方がいいですね。

 

元々祝い箸というのは、片方は神様が使うということが

言われていたことから箸先は洗ってはいけないというように

言われていたようです。

 

それがどこかで意味がはき違われて伝わり、祝い箸自体を

洗ってはいけないというように言われ始めたのではないか

とされているみたいです。

 

反対側の先端を使ってはいけない

先述した通り、祝い箸の片側は神様が使うとされています。

 

なので、決して自身が使った方とは反対の先端を使って

食事をするのはいけないことであるとされています。

 

おせち料理を取り分ける際に逆箸にしてよそうなんてことは

絶対にしないようにしましょうね!

 

また祝い箸を洗う際も、使わなかった側の先端は洗い流さない

ように気を付けましょう。

 

洗い流すことでご利益が流れていってしまうとされているからです。

 

祝い箸を使う際に気を付けること

おめでたい日であるお正月、そんな日に使う祝い箸を

扱う際に気を付けなければならないことが何点かあります。

 

①さし箸

いくらつまみにくいものであっても、決して食べ物をお箸に

刺して食べてはいけません。

 

②渡し箸

食事の合間、お皿や茶碗の上にお箸を置いてはいけません。

正しいマナーは、お箸の先端だけをお皿に立て掛けるということです。

恐らくこれは多くの方がやってしまっているのではないでしょうか。

 

③迷い箸

どのおかずを取ろうか、お箸を色々なおかずの上で動かすのは

良くありません。

 

④くわえ箸

お茶碗や他のおかずに手を伸ばしたい、両手を開けたいというときに

お箸をくわえるというのはマナー違反です。

面倒かもしれませんが、一度お箸は置いてくださいね。

 

これらは祝い箸を使用するときに限った事では無く、

普段から求められる最低限のマナーと言えます。

 

お正月のようなハレの日なんかは特に気を付けるように

しましょうね!

 

祝い箸はいつまで使うものなのか

祝い箸はお正月に使うものであるということを先に

ご説明しましたが、では厳密にはいつまで使うのが

いいのかご存知でしょうか。

 

これも地域やご家庭によっていつまで使うものかは

異なるのですが、本来は1月7日の「松の内」と言われる

日まで使うものとされています。

 

ちなみにこの松の内というのは、正月飾りである門松を

飾っておく期間のことを指します。

 

元々は1月15日までの期間のことを言っていたのですが、

近年は1月7日までのことを指すようになっているようです。

 

またこれも地域性が表れることのひとつではあるのですが、

主に関東では1月7日まで、関西では1月15日までを

松の内と言うみたいですよ。



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関連記事:厄除けと厄払いと厄落としの違い!両方した方がいいの?

祝い箸はどこに売ってる?使い終わった後の捨て方は?

祝い箸は年に一度しか使わない特別なお箸であるということは

お分かりいただけたかと思います。

 

ではそんな祝い箸は一体どこで買うことが出来るのでしょうか?

 

また、お正月に使った祝い箸はどのように処分すればいいのでしょう。

 

祝い箸はどこで買える?

祝い箸はいわばお箸なわけですが、私たちが普段から使っている

お箸が売られているような食器屋さんなどで売られているところは

見たことがありませんよね。

 

では、一体どこで売られているのでしょうか。

 

祝い箸というのは季節ものなので、基本的には

年末が近づいてくると売り場が展開されるようになります。

 

例えば日用品なんかも扱っているようなスーパー

であれば、お正月飾りやお年玉を入れるポチ袋などと

一緒に売り場に並べられていることもあります。

 

なんでも安くで揃うと言われている100均でも、最近は

イベントもの・季節ものの商品が品ぞろえ豊富に展開

されており、祝い箸も例に漏れず売られているお店もあるようです。

 

また、最近ではネット通販でも色々なものが買えるように

なっていますから、祝い箸ももちろん買うことが出来ます。

 

 

一般的な祝い箸といえば紅白のシンプルなものを想像

されるかと思います。

 

こちらの祝い箸は飲食店や旅館などでも使用されているという、

友禅の柄が入っている少し豪華な見た目の祝い箸です。

 

お正月というハレの日に使うものなので、これくらい派手な

柄が入っているのもいいですよね。

 

5膳でワンセットになっているのでご家族分は問題なく

賄えるのではないでしょうか?

関連記事:お年玉のお礼!メールや手紙・はがきの文例をご紹介!

 

使い終わった後の祝い箸はどうする?

私たちが普段使っているお箸を使い古したあと、みなさんなら

どうしますか?

 

恐らく多くの人がゴミとして捨てるのではないでしょうか。

 

しかし、祝い箸というのはお正月に使い終わった後の

処分の仕方に注意が必要なのです。

 

祝い箸は決して捨ててはいけません。

正しい処分の仕方としては、その年に使用したお正月飾り

などと一緒にとんど焼きの際に燃やしてもらうのが

正しいです。

 

とんど焼きというのは小正月と呼ばれる1月15日に各地域の

神社で行われる行事のことです。

 

もしとんど焼きの際に祝い箸を持っていくのが

難しいということがあるのであれば、事前に神社へ

持って行って預かってもらうという方法をとるのでも

いいでしょう。

 

ただし神社によっては事前に預かってもらえない

ということもあるかもしれませんので、そのあたりは

事前に確認をしてくださいね。



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関連記事:正月飾りの処分時期はいつ?捨て忘れた時の処分方法も詳しく解説!

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

毎年お正月に使っている祝い箸、今までなんの意識も

せずに使われていたかもしれません。

 

しかし祝い箸にはちゃんと意味があり、扱い方もちゃんと

ならわしがあるものなのです。

 

今度のお正月は今回ご紹介したことを意識して、

祝い箸を使ってみてくださいね。