魚は冷凍保存する事ができます。

ただ、せっかく冷凍したものの

解凍した魚はなんだかおいしくなくて結局残してしまった…という事はありませんか?

 

それは、魚の解凍方法が間違っているのかもしれません。

鮮魚の状態で買った魚は「冷凍すれば必ず味が落ちる」というイメージですが、

実はきちんとした解凍方法をすればおいしいままで食べる事ができるんですよ。

 

そこでここでは冷凍した魚の正しい解凍方法を、

氷水・常温・塩水・レンジ・フライパンなど色んな場合についてに詳しく解説します。



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魚は冷凍できる?

冷凍した魚の正しい解凍方法を

氷水・常温・塩水・レンジ・フライパンなど色んな場合についてに詳しく解説する前に、

魚の「冷凍」について軽く見ていきましょう。

 

まず、そもそも生のままの魚は冷凍できるのかどうかについてですが、

生のままの魚は「冷凍保存」ができます。

 

むしろ鮮魚は冷蔵より冷凍保存がおすすめだと言えるくらいです。

 

なぜなら魚はとても傷みやすい食材だからです。

冷蔵庫でも保存ができますが、その場合だと4~5日ほどしか持ちません。

さらにその間でもどんどん味が落ちていきますし、細菌も湧きやすくなります。

ですが冷凍なら鮮度を維持したまま保存できますし、

細菌が活動できない低い温度を保つので傷みもかなり遅くなります。

 

ですから魚を購入したもののすぐ使わないのであれば、魚は冷蔵保存ではなくむしろ

冷凍保存をする事がおすすめです。

 

また、食材としての魚には加熱用の他に刺身の用のものもありますよね。

刺身用の魚は冷凍できなさそうですが、実は刺身用の魚も冷凍保存できるんですよ。

 

次では、魚の正しい冷凍保存について説明します。



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魚の正しい冷凍保存の方法は?

ではここでは、魚の正しい冷凍保存について説明します。

せっかく冷凍した魚の正しい解凍方法を知っても、

冷凍保存の方法が間違っていたら元も子もないですからね。

 

ではさっそく魚を冷凍保存する手順を見ていきましょう。

 

1.内臓・エラ・ウロコ・血を取り除く。

魚を冷凍保存する場合、まず大事なのが「身」だけにするという事です。

つまり、内臓やエラ・ウロコ・血など

普通は食べないよけいな部分は取っておきます。

 

これはなぜかというと、まず内臓ですが、魚は内臓から傷み始めます。

ですから先に内臓を取ってしまえば、

魚自体の傷みが始まるのが遅くなるので、賞味期限が伸びるという訳です。

 

またエラやウロコ・血は魚の臭みの原因になります。

すぐに食べるならそこまで気になりませんが、冷凍保存などで長期保存するとなると

「臭くて食べられない」という事もありますので、

血は特に流水でしっかり取り除きましょう。

 

2.魚の水分を拭き取る。

魚を流水で洗ったら、キッチンペーパーなどでしっかり表面の水分を拭き取りましょう。

流水で洗ったびしょびしょのまま魚を冷凍すると

解凍した時に臭くなってしまいます。

 

また、魚や肉を解凍した時に赤い汁みたいなものがでる時がありますよね。

これは血ではなく、「ドリップ」と言って、

魚や肉の細胞の中にある氷が解けて流れ出たものです。

 

そしてこのドリップは、うまみ成分も一緒に放出してしまいます。

流れ出たドリップは調理には使えないので、捨てるしかありません。

解凍した魚がおいしくないというのは、

このドリップが流れ出たせいという場合も多いんですよ。

 

ただこのドリップも、

表面の水分をしっかり拭き取っておけばある程度防ぐ事ができます。

 

魚の臭みを防ぎドリップも防止できるのですから

魚の水分はしっかり拭き取りましょう。

 

3.ラップで巻く。

魚の水分を拭き取ったら、次は魚の身にぴったりくっつくようにラップを巻きましょう。

魚が傷むのは細菌が増えるからですが、その細菌は空気によって増殖します。

 

ですからラップでしっかり巻いて空気に触れないようにすれば

鮮度を保ったまま保存ができます。

 

4.ジップロックに入れて、冷凍庫に保存する。

ラップで巻いた後は、しっかり封のしまるジップロックに入れるようにしましょう。

 

魚がゴロゴロせずに冷凍庫の中がスッキリ見やすくなりますし、

より密閉性が高まるのでおいしく保存する事ができます。

 

ジップロックに入れたら、冷凍庫に保存してください。

これで魚の正しい冷凍は完了です。

 

ちなみに魚の冷凍庫での保存期間は、2週間~4週間ほどです。

冷蔵庫が4~5日なので大分持ちが違いますよね。

 

※この方法で刺身用のブロックなども保存はできますが、

刺身用はやはり鮮度が命なので、長い期間保存していると風味は落ちてしまいます。

刺身の場合は、冷凍していてもできるだけ早く食べるようにしましょう。

 

下味をつけると保存性が増す。

魚の切り身などはそのままでも冷凍できますが、

醤油や昆布締めなど下味をつけた状態で保存するのがおすすめです。

 

調味料が防腐剤の代わりになってくれますので、より新鮮に保存する事ができますし、

解凍した後の調理の手間も省けて一石二鳥ですよ。



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魚をおいしく解凍する方法は7つ!

魚の正しい冷凍保存の方法が分かった所で、

次は魚をおいしく解凍する方法を見ていきましょう。

 

魚をおいしく解凍する方法はいくつかありますが、ここで紹介するのは

以下の7つです。

 

常温で自然解凍する。

冷蔵庫で解凍する。

フライパンで解凍する。

電子レンジで解凍する。

流水で解凍する。

氷水で解凍する。

塩水で解凍する。

 

どの方法でもおいしく魚を解凍する事ができますが、方法によって

解凍にかかる時間や手間が若干変わってきますので、

時と場合によって解凍方法を変えるのがおすすめです。

 

では次からは、7つの解凍方法を1つずつ見ていきましょう。

魚を常温で自然解凍する

魚をおいしく解凍させる方法、まずは「常温で解凍する」からです。

 

この方法は常温を使う方法なので、「部屋に放置」して解凍する方法です。

常温で解凍する場合、解凍したい魚をバットに入れておくと早く解凍できますよ。

 

ただ、冷凍した魚が常温に晒されると、眠っていた細菌も活動を始めます。

 

そして細菌が増えやすい温度は、「10℃~45℃」です。

これは常温の範囲がすっぽり入っているので、

常温解凍した魚は細菌が増えていると認識しておきましょう。

 

ただ細菌は熱を加えれば死滅しますから、解凍した魚を

焼いたり揚げたりするなど熱を加える調理に使う場合におすすめの解凍方法です。

 

また、常温で解凍する場合気温の高い夏などは放置し過ぎるとすぐに傷んでしまうので

季節によって放置する時間を変える必要があります。

 

さらに常温解凍ではうまみ成分が抜けるドリップも出やすくなります。

 

常温保存は放置するだけで解凍できるので楽ですし

一応正しい解凍の方法ではあるのですが、加減が難しい解凍方法になります。

魚を冷蔵庫で解凍する

次は「冷蔵庫で解凍する」方法です。

 

こちらは先ほど紹介した常温での解凍方法に比べると、

同じくらい楽でしかもより安全な解凍方法になります。

 

方法は簡単で、冷凍した魚を冷蔵庫に入れておくだけです

(バットに入れるとより早く解凍できます)。

 

冷蔵庫の温度は「5℃~10℃」くらいなので、

細菌の活動を抑えたまま解凍する事ができます。

 

ただ常温よりも低い温度で解凍していくので時間がかかってしまうのだけが

唯一の難点です。

 

手間がかからず安全に解凍できますが、

冷凍した魚を早く解凍して調理したいという場合にはあまり向いていません。

魚をフライパンで解凍する

次に「フライパンで解凍する」方法です。

この場合は、解凍と言うより「そのまま調理してしまう」という方法になります。

 

魚を解凍した後にフライパンで調理するなら、

解凍もまとめてフライパンの中で行ってしまうのが簡単でおすすめですよ。

 

では手順を紹介していきます。

 

1.フライパンを温める。

2.凍ったままの魚と水(大さじ2~3)を入れる。

3.フタをして数分加熱する。

4.ひっくり返して再び数分加熱する。

 

これで解凍ができますので、

そのまま焼き魚にしたい方はフタを取って加熱し、焼き目をつけてください。

煮物などにしたい方は、そのまま煮汁などを足すといいですよ。

魚を電子レンジで解凍する

次に「電子レンジで解凍する」方法です。

 

こちらはボタンさえ押せば後はレンジが勝手にやってくれるので

手間がかからず便利です。

 

では手順を説明しましょう。

1.冷凍した魚をジップロックから取り出し、ラップもはずす。

2.1の下にクッキングシートを敷く。

3.2を耐熱皿に乗せて、電子レンジの「解凍」を押す。

 

これで魚が解凍できます。

ただ、もし電子レンジに「解凍」だけではなく「半解凍」モードもあるなら

半解凍の方がおすすめです。

 

完全に解凍してしまうと魚の身が柔らかくなってしまい持つ時に崩れてしまう事も

ありますが、半解凍だと身がまだ固いので切ったり下味をつけるのに便利ですよ。

 

また、電子レンジに解凍モードがない場合は、普通の「あたため」機能を使いましょう。

その場合、レンジの「弱」で10秒ずつ様子を見て解凍するといいですよ。

魚を流水で解凍する

次に「流水で解凍する」方法です。

 

こちらは解凍できる時間が早く、また風味を損なわない解凍方法でもあります。

冷凍の魚をできるだけ早くおいしく調理したいという場合におすすめです。

 

では、手順を説明しましょう。

 

1.冷凍した魚をジップロックなど密閉した袋に入れる。

2.1をボウルに入れる。

3.2の上から水を流し、垂れ流しの状態にする。

 

これで解凍ができます。

 

ここでのポイントは、「魚を直接水に濡らさないようにする」という事です。

 

魚が濡れてしまうと身が崩れたりドリップが出てしまったりするので、

しっかり密閉してから流水で解凍しましょう。

関連記事:鯖缶の汁の栄養と活用法!捨てるのはもったいない!

魚を氷水で解凍する

次に「氷水で解凍する」方法です。

 

こちらも早く解凍できますが、流水と違って水を垂れ流しにしないので

水道代が気になる人や水がもったいないと感じる人におすすめの方法です。

 

では手順を説明していきます。

 

1.ボウルに水と氷を入れる。

2.ジップロックなど密閉した袋に魚を入れ、1に入れる。

3.2の上に重しをし、浮き上がってこないようにする。

 

これで解凍ができます。

こちらも、魚が直接水に触れる事がないように注意してください。

関連記事:牛肉の臭みの消し方!重曹や玉ねぎ・牛乳が効果的?

魚を温塩水で解凍する

最後に「温塩水で解凍する」方法です。

 

こちらは刺身などで使える解凍方法になります。

では手順を説明していきましょう。

 

なおこちらの方法で解凍する場合は、代用品ではなくちゃんとした

バットを使うことをおすすめします。

 

1.鍋に3%の塩水(1リットルに対し30g)を作る。

2.鍋を温めて塩水を40℃にする。

3.塩水をバットに移し、そこに冷凍した魚をそのまま1分間入れる。

4.3の魚を取り出し、軽く水で洗ってから

水分をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取る。

※水洗いはざっとでOK。

※このキッチンペーパーは捨てずにとっておく。

 

5.4のキッチンペーパーを魚の下に敷き、別のバットに乗せバットごとラップする。

6.バットに入れた魚を冷蔵庫に入れ、15分~20分待つ。

 

これで解凍ができます。

 

「魚をそのまま塩水に浸けたら塩辛くならない?」と思うかもしれませんが、

刺身は軽い塩味がついた方がむしろおいしいです。

逆に、塩水を水で洗い過ぎて水っぽくなるとそっちの方がおいしくないので

洗い過ぎには注意してくださいね。

 

3枚組バットで揚げ物もラクラク♪

 

料理番組などでは必ずでてくるものの、家庭であったりなかったりする「バット」。

バットはお皿でも代用できるので、家では敢えて買わないという人も多いです。

 

ですがやはり「それ専用」に作られたものは便利で使いやすいですよ。

特に生ものを扱う場合は専用のものを使わないと

臭いが移ったり衛生的に良くなかったりする事があります。

 

こちらのバットは3枚組セットですので、ちょうど卵液用・パン粉用・揚げた後用と

ちょうど揚げ物ができるセットになっています。

 

専用の道具があると調理がしやすいですし、手間も省けて結果的には時短にもなりますよ。

魚を冷凍する事が多い場合は、ぜひこちらのバットを使ってみてくださいね。



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関連記事:カレーは何日もつ?常温と冷蔵庫の場合について詳しく解説!

まとめ

冷凍した魚はあまりおいしくないというイメージがありますが、

きちんと冷凍した上で正しい解凍をすれば、

例え冷凍していたとしても魚はおいしいまま食べる事ができます。

 

ここでは氷水・常温・塩水・レンジ・フライパンなど色んな道具を使った

正しい魚の解凍方法を紹介しましたので、ぜひ使いやすい方法を使って

上手に魚を解凍してみてくださいね。



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