厄年には、厄を落してもらう為に厄払いをしてもらう人も多いです。

 

ただ、厄払いってそもそもどこでするのでしょうか。

また、予約は必要なのでしょうか。

 

そこでここでは、厄払いはどこでするのか、その場所の選び方、

また予約は必要かなどについて説明します。



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「厄」って何?

厄払いはどこでするのか、その場所の選び方、また予約は必要かなどについて

説明する前に、まずはそもそも「厄」とは何なのかについて少し説明しておきましょう。

 

厄とは、「災難」や「苦しみ」・「災い」という意味があります。

そしてそのほとんどは、疫病や災害・偶然の事故など、

自分では事前に避けようもない、

たまたま居合わせた為に遭遇してしまった不運な悪い事とされています。

 

つまり厄というのはたまたま引いてしまったハズレクジのようなものですね。

 

またこのような偶発的に起きる「厄」は人間の力では起こす事はできませんから、

昔から神様が連れてくるとされていました。

 

それが疫病神・厄神などの言葉です。

 

悪いことが立て続けに起こるとたまに

「疫病神が憑いているんじゃない?」と言われる事もありますよね。

 

日本では、神様は良い事だけでなく悪い事を連れて来る事もあるので

このような言葉があるんです。



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「厄払い」って何?

「厄」の意味が分かった所で、次は「厄払い」という意味についても知っておきましょう。

 

厄払いというと、その名の通り「厄を払ってもらう」という意味に捉えがちですが、

本来の厄払いの意味は少し違います。

 

厄払いの元々の意味は

「これから大切な時期に入るのでその時厄を受けないように、

これまで犯してきた罪を謝罪し神様に許してもらって、

これからは慎ましく生きる事を神様に誓う」という意味になります。

 

つまり、元々厄払いは厄が来る前に「厄が来ませんように」と神様にお願いする行為です。

また、厄払いは神様にお願いするだけでなく

「その為に私はきちんとした生き方をします」と誓う行為でもあります。

 

勿論「厄がついているから落としてほしい」という、

完全に悪い事が起こってから厄を落としてもらう「厄払い」もありますが、

厄払いを前者の意味で捉えると単なる神頼みではなく、中々道徳的な意味を感じますよね。

どんな時に厄払いに行くの?

「厄」と「厄払い」について分かった所で、

次は多くの人はどんな時に「厄払い」に行くのかを見てみましょう。

 

多くの人が厄払いに行く主な理由は、大きく分けてだいたい以下の2つがあります。

厄年だから。

最近よくない事がたくさん起きる(運が悪い)から。

 

では①の「厄年だから」から見ていきましょう。

多くの人が厄払いに行くきっかけになるのが「厄年」です。

 

厄年とは日本に昔から伝わる風習で、

「トラブルに巻き込まれやすくなる年がある」という考え方です。

 

厄年は本厄を中心にその前の年である前厄・その後の年である後厄の3つで

1セットになっていて、男女で年に少し違いがあります。

 

ちなみに厄年は数え年(生まれた日を1才として、1月1日を迎える度に1つ年を取る)

でみます。

 

では厄年がいつなのか具体的に見てみましょう。

 

【男性の場合】

・24才(前厄)、25才(本厄)、26才(後厄)

・41才(前厄)、42才(本厄)、43才(後厄)

・60才(前厄)、61才(本厄)、62才(後厄)

 

【女性の場合】

・18才(前厄)、19才(本厄)、20才(後厄)

・32才(前厄)、33才(本厄)、34才(後厄)

・36才(前厄)、37才(本厄)、38才(後厄)

・60才(前厄)、61才(本厄)、62才(後厄)

 

厄年はこのようになっていますが、実は厄年に正式な根拠はありません。

 

ですから迷信と言われればそれまでなのですが、

男女それぞれの年齢を見てみると、厄年と言われる年は就職や更年期、退職など

大きなライフイベントと重なる事が多いですよね。

 

また、実際に厄年の辺りで体力がガタ落ちしていく人も多いので

急に病気になったりケガをしたりする人もたくさんいます。

 

なので厄年あながち「全くのデタラメ」とも言えません。

むしろこの厄年を良い機会と見て、自分の生活を振り返るのもいいでしょう。

 

ケガや病気をする前に厄払いをして自分の行動を改める事は

実際に大事な事なので、厄払いはよいきっかけになると思います。

 

次に②の「最近運が悪いから」という理由を見ていきましょう。

 

特に自分がミスした訳でもないのに不運な事故やトラブルなどが続くと、

「最近運勢が悪いかも…」と思ったりしませんか?

 

また、滅多に病気にならないのにいきなりよく風邪を引くようになってしまったりすると

「何か悪い霊でもついてる?」と考える事があります。

 

ただ、運勢や幽霊のように「目に見えないものが原因っぽい」という場合、

自分じゃ中々事態を改善できませんよね。

そこで、「困った時の神頼み」として「厄払い」をするのです。

 

この場合は、厄払いの本来の意味である「悪い事が起こる前」に行うものではなく

完全に「悪い事が起こってから」行うものですが、

勿論この場合でも厄払いは効果があるので大丈夫ですよ。



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厄払いはどこでするの?

いつ厄払いをするかは分かりましたね。

では、厄払いは一体どこでするのでしょうか。

 

ここでは厄払いをする場所を見ていきましょう。

 

厄払いをする場所は、神社かお寺になります。

厄払いでは神社やお寺に行き、

神主さんやお坊さんに厄を払う儀式をしてもらうのが通例です。

 

厄払いというと特別な神社やお寺しかしていないような感じもしますが、

だいたいどこの神社やお寺でも頼めば厄払いをしてくれますよ。

 

ただ「厄払い」で有名な神社やお寺もあるので、できるだけ強く厄払いをしてほしい方は

それをメインに扱っている神社やお寺を探すのもおすすめです。

厄払いに予約は必要?

厄払いは神社かお寺でしてもらう事ができますが、

気になるのは「予約が必要かどうか」ですよね。

 

厄払いは神主さんやお坊さんに祈祷してもらうので当然予約が必要かと思いきや、

実は必要でない所もあります。

 

例えば大きな神社やお寺では厄払いを受ける人が多すぎてトラブルを避ける為に完全に

「来た順」となっている事もありますし、

逆にあまり人が来ないような小さな神社やお寺ではむしろ人が来なさ過ぎて

神主さんやお坊さんが不在の事もあるので

事前予約しないとそもそもそこに人が誰もいないという事もあります。

 

つまり神社やお寺によって様々ですので、自分が行く神社お寺が予約が必要かどうか

事前に電話やメールなどで確認しておきましょう。

厄払いの場所の選び方は?

厄払いをしてくれる神社やお寺は全国にありますし、どんな人でも受け入れてくれます。

つまり、北海道に住んでいる人が沖縄の神社やお寺で

厄払いを受けても全く問題ありません。

 

ですが、特に厄払いをしてくれる神社やお寺にこだわりがなければ、

厄払いにおすすめなのは「氏神神社」です。

 

氏神神社とはそういう名前の神社がある訳ではなく、

「自分の住んでいる地域にある神社」の事を指します。

 

毎年初詣に行く神社と言えば分かりやすいでしょうか。

日本神話を読むと分かりますが、日本の神様はすぐに怒ったり喚いたり

かなり人間っぽい所があります。

 

顔も名前も全く知らない人よりも、

自分の近くに住んでいてたまに顔を見せてくれる人の方が

厄払いするやる気も出るはずです。

 

勿論「自分は厄払いと言えば絶対〇〇神社(〇〇寺)に決めている!」という場合は

それでかまいませんが、特にそういうものがなければ

近くの顔なじみの神社にお願いするといいですよ。

厄払いの料金はどれくらいかかる?

厄払いで意外に気になるのが「料金」なのではないでしょうか。

厄払いはただ神社やお寺に訪れて自分でお参りするだけではなく

神主さんやお坊さんの手を借りるので、当然費用がかかります。

 

では、厄払いでは具体的にいくらくらいかかるのでしょうか。

 

実は厄払いの料金はその神社やお寺によって値段が違います。

相場はだいたい「3千円~1万円」です。

 

どうでしょうか。

3千円だとそこそこ気軽に出せる金額ですが、1万円ともなると少し厳しいかもしれません。

また、「そんな幅の広い額を言われても、実際にいくら渡せばいいのか分からない」

と思う方、大丈夫です。

 

神社やお寺では、「うちは〇〇円からです」とはっきり教えてくれます。

ですからその時提示された額を持っていけばまず問題ありません。

 

また、「〇〇円“から”です」というからには

それ以上の金額を出しても大丈夫という事になりますが、

金額で厄払いの内容が変わる事はありませんので大丈夫ですよ。

 

変わるのは厄払いの儀式の後にもらえるお札の大きさです。

 

厄払いも大事ですが、自分の生活を支えるお金も大事です。

見栄を張ってお金を出し過ぎないように注意しましょう。

厄払いのお金は何に入れる?

さて、厄払いに支払うお金の事は分かりましたが、

そのお金はどうやって渡せばよいのでしょうか。

 

まずやってはいけないのは、「財布からそのままお金を取り出して渡す」事です。

厄払いは神聖な儀式なので、お金も買い物気分ではいけません。

 

※ただ、これには例外もあります。

例えば大きな神社やお寺などで人が多すぎる場合は、手間を考えて神社やお寺の方から

「お金は袋に入れないでください」と宣言している事があります。

 

これも、事前に確認してみてください。

 

厄払いの時に払うお金は、神聖な祈祷料という事で

ちょうちょ結びの紅白のし袋

白封筒

このどちらかに入れて渡します。

また、どちらの袋にも記載が必要です。

 

では具体的にどんな記載をするのかそれぞれ見ていきましょう。

 

【ちょうちょ結びの紅白のし袋に入れる場合】

まず表の中央上部にはそのお金の名称を書く必要がありますが、

これは神社とお寺で違います。

 

神社の場合「御初穂料」と書きます。

※神社に祈祷を頼む場合、

そのお金の名称は「祈祷料」ではなく「御初穂料」と書くのがマナーです。

 

お寺の場合は「御布施」と書きます。

 

後の流れは同じなので、まとめて説明しますね。

表の中央下部には自分のフルネームを書きます。

 

これで表書きは終わりです。

 

次に裏になります。

裏の左下に、入れた金額・自分の住所を書きます。

関連記事:厄払いのやり方・作法!流れやお金・服装について詳しく解説!

 

【白封筒に入れる場合】

次にお金を白封筒に入れる場合を見てみましょう。

 

白封筒も、ちょうちょ結びの紅白のし袋と同じ書き方をします。

水引(中央にあるリボンの事)がないのでちょっとバランスが難しいですが、

表の上部には「御初穂料」もしくは「御布施」、表の下部には自分のフルネームを書きます。

 

裏側には左下に入れた金額・自分の住所を書きます。

 

これで完成です。

 

ちょうちょ結びの紅白水引袋

 

厄払いのお金を入れるのはちょうちょ結びの紅白のし袋と白封筒のどちらでも良いですが、

おすすめするのはこちらのようなちょうちょ結びの紅白水引袋です。

 

まずのし袋の方が中央にリボンがついているので「御初穂料」や「御布施」と

自分の名前が書きやすく、多少字が悪くても見栄えよく見えます。

 

また、白封筒に比べるとのし袋は見た目もカラフルで明るい印象があります。

 

また、のし袋は祈祷料を払う時だけではなく

ちょっとしたお祝いを渡す時に気軽に使えるので、家に置いておくと便利な袋ですよ。

 

リボンなどが針金ではなく印字されているのし袋なら白封筒と同じ値段で購入できるので、

厄払いように袋を買うのならぜひのし袋の方を買うのをおすすめします。

関連記事:厄除けと厄払いと厄落としの違い!両方した方がいいの?

厄払いはいつ受け付けている?

せっかく神社やお寺に厄払いをお願いしたのに、「今の時期はやっていません」

なんて言われたら悲しいですよね。

 

では厄払いは、いつ受け付けているのでしょうか。

安心してください。

実は厄払いは、1年中いつでも受け付けています。

ですから、自分の時間が空いている時にするのがおすすめです。

 

とは言いつつ、厄払いに良いとされている日取りというのは一応あります。

それはお正月から節分までの間です。

 

要は「1年の始まりの頃」という事ですね。

厄払いは厄が来る前にするものですから、その年が厄年なら早めに厄払いをするのは

ある意味当然です。

 

厄払いにこだわりたい方は、

その年のお正月から節分前の間に厄払いを行ってみてください。



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関連記事:厄払いは代理でもいい?お金の渡し方は?新札じゃなきゃダメ?

まとめ

厄払いは全国の神社やお寺で受ける事ができます。

 

ただ、神社やお寺によっては予約が必要だったり、

逆に予約は絶対できなかったりする場所があります。

 

せっかく言ったのに門前払いを食らってしまったという事がないように、

事前に電話などで聞いてみるといいですね。

 

気持ちよく厄払いをしてもらって、日々の生活を健やかに過ごしてください。