鍋料理はおいしいですが、

ついつい具材を入れすぎてしまって食べきれない事も多いですよね。

 

そうなると翌日まで持ち越す事も多いですが、

鍋料理は翌日まで持ち越して腐る事はないのでしょうか。

 

そこでここでは、鍋料理は翌日まで持ち越して大丈夫なのか、

また鍋料理の冷蔵庫や常温での保存方法、また腐る日数について説明します。



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鍋料理はなぜ腐る?

鍋料理をうっかり出しっぱなしにしてしまっていて、

気づくと酸っぱい臭いが…という事はよくあります。

 

酸っぱい臭いがすると、腐っている事が分かりますよね。

また、納豆のように糸を引いたり具材や汁がネバネバしているのも腐っている証拠です。

 

この状態の食べ物を食べるとお腹を壊してしまうので、人間は食べる事ができません。

もったいないですが、捨てるしかないでしょう。

 

では、そもそも「腐る」とは何なのでしょうか。

どういう原理で変な臭いがしたりネバネバしたものに変わってしまうのでしょうか。

 

そこでここでは、食べ物が腐る過程を説明したいと思います。

 

まず、どんな食べ物にも細菌という生き物がいます。

細菌はとても小さく、顕微鏡で見ないと見つけられないほどです。

この細菌を完全に駆除するという事はほとんどできません。

 

ですからほとんどの食べ物は、細菌が付いたまま食べられる事になります。

ですが大丈夫です。

 

人間の体は強いので、多少細菌を食べても人間の体の中で消化されて死んでしまいます。

ですから食べ物に多少細菌が付着しているというのは許容範囲ですし、

許容範囲内の細菌の量であれば

それを食べても人間がお腹を壊すという事は中々ありません。

 

ただ、食べ物を食べずに放置していると、付着している細菌はその食べ物を食べ始めます。

食べ物を食べて元気になった細菌はどんどん増殖を始めます。

 

さらに細菌も生き物なので、食べ物を食べると当然排泄もします。

そしてこの細菌の排泄物が、

食べ物が腐る時に出る「酸っぱい臭い」や「ネバネバしたもの」なんです。

 

細菌1つ1つはとても小さいですが、食べ物を放置しているとあっという間に増殖し、

細菌よりはるかに小さい排泄物が目に見えるまでに増えてしまうんです。

 

そう考えると、

腐った食べ物にどれくらいの細菌がいるかなんてあまり想像したくないですよね。

 

つまり、腐った食べ物というのは

そのまま細菌のトイレになってしまっていると言っても過言ではありません。



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細菌が増えやすい条件は?

食べ物が腐るのは、細菌が増えるのが原因です。

つまり、細菌が増えなければ食べ物が腐るスピードを遅らせる事ができます。

 

では、どうすれば細菌が増えないようにする事ができるのでしょうか。

実は細菌が増えやすい条件というものがあります。

それを防げば、細菌が増えにくくなりますよ。

 

細菌が増えやすい条件は以下の3つです。

 

温度

湿度

栄養

 

順番に見ていきましょう。

まずは①の温度です。

 

【細菌が増えやすい温度】

細菌は生き物ですので、「活動しやすい温度」というものがあります。

その温度は10℃~35℃です。

 

ですから細菌を増やしたくない場合は、食べ物を

10℃以下、もしくは35℃以上の場所に保存しておくといいですよ。

 

次に②の湿度を見ていきましょう。

【細菌が増えやすい湿度】

細菌が増えやすい湿度は60%以上です。

 

特に湿度が70%を超えると、「カビ」(カビも細菌の1種です)が増殖しますが、

カビはとても軽く空気中を漂う事ができますので、

離れた食べ物にも漂着する事ができます。

 

そしてそのまま一気に増えていくのでかなりやっかいです。

食べ物に細菌を増やしたくなければ、湿度の低い所に食べ物を置きましょう。

 

最後に③の栄養を見ていきましょう。

 

【細菌が増えやすい栄養】

細菌が増えるには、当然栄養が必要です。

そして細菌は生き物ですから、プラスチックや鉄なんかは食べる事ができません。

プラスチックが腐る、なんて聞いた事がないですよね。

 

逆に言うと、腐る食べ物は細菌にとって全て食べ物になります。

 

また腐りやすい食べ物ほど細菌が食べやすく栄養にもしやすい、

腐りにくい食べ物ほど細菌が食べにくく栄養にもしにくい食べ物という事になります。



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注意するべき条件は「温度」

さきほど細菌が増えやすい条件を3つ挙げました。

そしてこの中で一番重要なのは、「温度」になります。

 

基本的にどの場所でもいつでも湿度が高い日本では、

湿度は常に細菌が増えやすい条件に当てはまっていると考えてください。

 

ですがそういう環境の国ですから、

日本で作られる食べ物は高い湿度でも細菌が増えにくいように工夫がされています。

 

ですが、温度は別です。

沖縄と北海道を比べて見れば分かりますよね。

日本は南北に長いので、温度は日本全国によってかなりバラつきがあります。

 

ですから「細菌が増えにくい温度に抑える」というのは

個人の保存方法にかなり委ねられています。

食べ物を腐らせたくなければ、まずは「温度」に注意するようにしましょう。

鍋料理の保存方法は3つ

ではここで、鍋料理の保存方法について紹介していきます。

鍋料理を保存する場合、多くの人が以下の3つの方法を使うと思います。

 

常温保存

冷蔵保存

冷凍保存

 

でも、実際それで鍋料理は保存できるのでしょうか?

鍋料理がそれらの保存方法で本当にきちんと保存できるのか

次から具体的に見ていきましょう。

 

特に常温保存は注意が必要ですので、しっかり見てください。

鍋料理の保存方法①常温保存はできる?

まずは鍋料理の常温保存から見ていきましょう。

 

鍋料理はしめにご飯やうどんを入れて食べる人も多いです。

そうして鍋料理を食べてしまうとお腹がいっぱいで、

「片付けは後にしよう」という事もよくあります。

 

そうして鍋料理をそのまま一晩中、

リビングや台所に置きっぱなしにしてしまう事もよくあります。

 

この場合、鍋料理を翌日まで常温保存する事になります。

意外とよくやるパターンですが、実はこれはかなりよくありません。

 

上気でも説明した通り、腐る原因になる細菌の増殖で重要なのは「温度」です。

そして家の室温というのは全ての季節を考慮しても

20℃~30℃あたりと細菌が増えやすい条件にすっぽり入っています。

 

さらに鍋料理は「スープ」ですので湿度も高く、また栄養分も問題ありません。

まさに常温の鍋料理というのは細菌のエサとも言えるべき食べ物なんです。

 

もし家にエアコンなどの暖房器具がなく季節が冬で部屋の中がとても寒いという場合なら

鍋料理を常温で放置しても一晩くらいなら大丈夫かもしれませんが、

それでもあまりよくありません。

 

鍋料理の常温保存は細菌がとても増えやすいので、

おすすめできる保存方法ではありません。

鍋料理の保存方法②冷蔵保存はできる?

次に鍋料理の冷蔵保存を見ていきましょう。

 

残った鍋料理を小さな鍋や器に移して冷蔵庫で保存するという人も多いですよね。

これは実際の所、かなり適切な鍋料理の保存方法になります。

 

まず温度ですが、冷蔵庫の室内温度はメーカーにもよりますが

だいたいどこも2℃~6℃になっています。

つまり細菌が活動しにくい温度です。

 

また冷蔵庫の中は乾燥していますので湿度も低く、細菌が増えにくい場所になっています。

鍋料理が余ったら、とりあえず冷蔵庫に保存すれば間違いないでしょう。

 

鍋料理を冷蔵保存する場合の正しい方法は、まず鍋料理を一度沸騰させます。

そうする事で現在いる細菌が死滅します。

 

そしてその後キレイな器に移し、粗熱を取ります。

鍋料理が冷えたら、ラップやフタをして冷蔵庫に入れます。

これが正しい方法です。

 

ただ、後片付けが面倒で「鍋料理を鍋に入れたそのまま冷蔵庫で保存したい」

という人もいますよね。

 

そんな時は、一度沸騰させる・粗熱を取ってから冷蔵庫に入れるというのは同じですが

以下のポイントに注意しながら保存しましょう。

 

お玉を入れたままにしない。

お玉を入れているとその隙間から細菌が入りやすくなります。

鍋料理につっこんでいるお玉は取ってから冷蔵庫にいれましょう。

 

鍋のフタの裏側を拭く。

鍋のフタの裏側には水蒸気で水滴がたくさん付着しています。

この水は鍋料理の湿度をあげてしまうので、拭き取ってからフタをしましょう。

 

鍋にフタ(もしくはラップなど)をする。

冷蔵庫に入れる時は、きちんとフタやラップをしましょう。

外から細菌が入るのを防ぎ、また冷蔵庫の中に鍋の匂いが移るのを防止してくれます。

 

ちなみに冷蔵庫での保存だと、鍋料理は2~3日持ちます。

 

また鍋料理は入れっぱなしにはせず1日1回は冷蔵庫から取り出して沸騰させ、

きっちり細菌を死滅させてください。

鍋料理の保存方法③冷凍保存はできる?

最後に鍋料理の冷凍保存について見ていきましょう。

鍋料理を冷凍保存するという人はあまり見かけませんが、鍋料理は冷凍保存できます。

 

そして冷蔵で保存よりもかなり安全で、

保存できる期間も2~3週間とかなり長くなります。

 

鍋料理を冷凍保存するには、まず鍋料理を再度沸騰させます。

そしてその後粗熱を取り(アルミのバットなどに入れておくと早く冷ます事ができます)、

密閉できる器やジップロックなどに入れてから冷凍庫に入れます。

 

食べ残しをそんなに長く取って置く人はあまりいませんが、

例えば鍋のスープだけを取っておけば後で雑炊などを簡単に作る事ができます。

 

鍋料理を保存する場合は、ご飯やうどんを入れる前がおすすめです。

 

冷やすのに便利!アルミバット

 

ボウルや泡だて器は持っていても、

アルミバットが家にあるという人は少ないかもしれません。

 

ボウルなどに比べるとアルミバットは食器でも代用できる事が多いので

敢えて買わない人も多いですが、

あると意外に便利でつい使ってしまうのがアルミバットです。

 

アルミバットは熱伝導性が高いので物を冷やすのに便利ですし、

色んな食材を乗せておくのにも便利です。

生魚や生肉をとりあえず置いておく時にも便利なので、

「衛生面から食器に生ものを置きたくない」という人にはぜひおすすめですよ。

 

一見あまり使わなさそうですが、1つあると調理がぐんと楽になる便利用品なので

この機会にぜひ一度購入してみてください。

関連記事:シチューは腐るとどうなる?時間や味・見分け方も詳しく解説!

鍋料理は翌日で腐る?

昨晩おいしかった鍋料理。

翌日食べようとすると…腐ってる~!という事はありがちです。

 

ですが、鍋料理は冷蔵や冷凍保存すれば最低1日以上は持ちます。

それなのに腐るというのは、常温で保存しているからです。

常温で鍋を一晩放置してしまうと湿度・温度・栄養と

細菌が増えやすい条件が全てパーフェクトに揃ってしまいます。

 

鍋料理を翌日で腐らせたなければ、鍋料理を常温で保存するのはやめましょう。

片付けが面倒な場合はとりあえず鍋料理はだけは冷蔵庫に入れるようにしてください。

 

そうすれば、「鍋料理が翌日腐る」という事はありません。

関連記事:おでんの常温保存の日持ちは?腐ると酸っぱい?長持ちさせる方法も詳しく解説!

市販の液体鍋スープの使いかけは保存できる?

さて、鍋料理と言えば便利なのが市販で売られている「液体の鍋スープ」ですよね。

 

この鍋スープはすでにプロの手によっておいしく味付けがされていますので、

具材さえ用意すれば、簡単に家でおいしい鍋料理を食べる事ができます。

 

ただ、「液体の鍋スープ、こんなに使わないんだけど…」という場合はありませんか?

 

その場合、液体の鍋スープの封を開け必要なぶんだけ使って、

ゴムで縛って残しているという人もけっこういます。

 

ですが、例え未使用でも液体の鍋スープを残すというのは大丈夫なのでしょうか。

メーカーとしては、この使い方は想定していません。

 

液体の鍋スープは、全て「使い切り」です。

つまり、一回開けたら全て使い切ってしまわなければいけません。

 

それに一度封を開けてしまうと例え口をつけていなくても

そこから雑菌が入りこむ事もあります。

 

次に使おうと袋を開けて見たら中から変な臭いが…という事もあります。

ですから市販の液体の鍋スープは、一度封を開けたら使い切ってください。

 

もしどうしても一度で使い切らないという場合は、常温でも冷蔵でもなく

残った液体スープは密閉できる器に移し、冷凍庫で保存すれば安全です。

 

余る心配がない固形鍋スープの素

 

鍋スープというのはそのままスープの状態で市販で売られているものもありますが、

ほとんどが3~4人用なので余ってしまう事があります。

 

そんな時におすすめなのが、固形の鍋スープの素です。

1つが一人用なので、その時の状況に合わせてスープの量を調整する事ができます。

 

固形なので賞味期限も液体のものより長く、「早く食べないと…」と焦る事もありません。

また、作り方もキューブを水に溶かすだけなので簡単ですし、具材がない場合は

鍋料理にせず、ただのスープとして飲む事もできます。

 

一人暮らしだけど鍋料理を簡単に食べたい人やその時の気分によってスープの量を

変えたいという人におすすめの鍋スープの素ですよ。



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関連記事:すき焼きの具材の並べ方や順番は?人気のある材料は?

まとめ

鍋料理が翌日で腐ると言われるのは、鍋料理を常温で保存するからです。

きちんと冷蔵庫や冷凍庫で保存すれば、鍋料理は翌日もおいしく食べる事ができます。

 

鍋料理はお腹がいっぱいになりやすいのでつい片付けが面倒になって放置しがちですが

残った鍋料理というのは細菌がとても増えやすい状態です。

 

食器洗いは明日でも問題ありませんが、残ったは鍋料理だけは

なんとかして冷蔵庫か冷凍庫に保存するようにしてください。