年末が近付いてくると、学生の皆さんも社会人の皆さんも

忘年会シーズンへと突入しますよね。

 

一年間のうちにあった色々なことを、仲間でお酒を

酌みかわしながら楽しく話せる貴重な場ではないでしょうか。

 

忘年会などの飲み会の場では、一般的には「中締め」

というものが慣習としてあります。

その際に、最後にみんなが起立して一斉に手を打ち鳴らして

締めるというならわしがされることが多々あります。

 

それには「一本締め」と「一丁締め」といった、ふたつの

締め方があるのですが、ご存知でしたでしょうか?

 

一見字面も似ていますし、聞いた感じも似ているので

このふたつは一緒のものだと認識されている方もいるかもしれません。

 

しかし厳密にはこのふたつは違います。

 

今回はそんなふたつの締め方について、ご紹介していきましょう。



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一本締めとは?由来や意味をご紹介!

忘年会などの飲み会の場で、最後に幹事や、

幹事から指名された人が締めの挨拶をするのが

慣例となっていますが、最後に「一本締め」

なるものをその会の参加者みんなでやるのも

締めのならわしとなっていますよね。

 

きっとみなさん促されるがままに、その意味合い

なども理解しないままに一本締めをしているのでは

ないでしょうか?

 

まずはそんな一本締めの由来や意味について

ご紹介していきたいと思います。

 

そもそも「一本締め」とは?

まず、「一本締め」というものを知らないという

方のために、一本締めとはどういうことをするのか

について、一本締めに入るまでの流れと一緒に

ご説明しましょう。

 

社会人になれば飲み会の最後に一本締めをする

機会というのはそれなりにあるかと思うのですが、

学生のうちは一本締めをすることなんてあまり

ないでしょうからね。

 

一本締めというのは一般的には、飲み会などの

締めの挨拶をし終わるときに参加者みんなでする

締め方のひとつです。

 

締めの挨拶をしている人が「それではみなさん、

一本締めでこの会を締めさせていただきたいと思います」

というようなことを言えば、最後の締めの合図です。

 

一本締めをするときはみんな起立するのがマナー

とされていますので、このような声掛けがあったら

立ち上がることを忘れないようにしましょう!

 

「お手を拝借」という声が掛かったら、両手を

胸の前に出し、手を打ち鳴らす格好をします。

 

続いて「よぉーお!」という掛け声が掛かりますので

それに続いて、「3・3・3・1」のリズムで手を

打ち鳴らします。

 

音でいうと「ぱぱぱん ぱぱぱん ぱぱぱん ぱん」

といった感じです。

 

これが一本締めです。

 

最後にみんなで拍手をして、その会は締まる

ということになります。

 

一本締めの由来とは

一本締めが一体どういったことをするのか

ということをお分かりいただけたかと思いますが、

ではどういったことがきっかけでこのような

締め方をするようになったのでしょうか。

 

次に一本締めの由来についてご紹介していきましょう。

 

そもそも一本締めは、手締めというもののなかの

ひとつなのです。

手締めのなかでも最も正式的なものが、「三本締め」

であるとされています。

 

一本締めというのは、この三本締めを省略化

したものなのです。

 

手締めの原型のようなものは、日本最古の書物である

古事記に登場しています。

 

ここでの意味合いは、物事がうまくまとまった時に

されること、というものでした。

 

この頃から徐々に手締めというものが広く

されるようになるのでした。

 

戦国時代では、揉め事を和解するという意味のある

「手打ちにする」というところから、互いが武器などを

所持していないということを見せしめるために

両手を広げて手を打つことがされていたそうです。

 

しかし近代になるまでは、手締めというのは一般庶民

の間ではあまり知られていませんでした。

 

手締めが広く一般的に知られるようになった

きっかけというのが、1876年に東京証券取引所

発足したことであると言われています。

 

ちなみに東京証券取引所での大納会の終わりというのは、

一本締めをするのがならわしとされているようです。

 



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一本締めの意味とは

舞台公演などの終演の際にも手締めが行われる

ことが多くあります。

 

これには舞台演出に関わった人から観客までの

すべての人に向けて感謝の意を表すという意味合いが

込められています。

 

昔から続いてきた手締めも含め、これらのことを

総括して、手締めというものには全ての人に向けて、

労をねぎらい感謝の気持ちを表すという意味を

持ってされるようになったのでした。

 

ここでの「すべての人」というのは、その会の主催者

(幹事)・参加者・その会に参加することが出来なかった人

の三者のことを指し示しています。

 

その三社に向けての感謝の意を表すということで、

一本締めを三回繰り返すのだとされています。

 

先述した通り、この三本締めが手締めの正式的な

ものとされていますが、ではなぜ、どういったことから

一本締めというものが生まれたのでしょう。

 

単刀直入にいうと、三本締めは長いからです。

 

飲み会というのは基本的には飲み屋さんなどの

お店を借り切ってやりますよね?

 

ということは、その場には他の関係ないお客さんも

いるということになります。

 

そういったところで手を30回も打ち鳴らす三本締め

をするというのは、他のお客さんの迷惑になりかねません。

 

そういった配慮から、飲み会などの場でされる締め方

というのは、三本締めを省略化した一本締めがされるように

なったのでした。



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「一本締め」と「一丁締め」との違いとは?使い分け方は?

手締めのなかには、「一本締め」以外にも

「一丁締め」というものがあります。

 

字面を見た感じも、耳で聞いた感じも似ているこのふたつ。

もしかしたらこのふたつを同じものだと認識している

という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 

実は筆者も、社会人になってすぐのときは、

このふたつはまったく同じものなのだと思っていた

人のひとりだったのです。

 

しかし、このふたつは全く同じものではありません。

 

今度は、そんな「一本締め」と「一丁締め」の違い

について、ご紹介していきましょう。

 

「一丁締め」とは?

「一本締め」と「一丁締め」が違うものである

ということはご説明しましたが、では一丁締めとは

どういったものなのでしょうか。

 

一本締めは、合計10回手を打ち鳴らしますが、

一丁締めは1回だけ手を打ち鳴らします。

つまり、一丁締めというのは一本締めを省略化

したものということになりますね。

 

締めの挨拶をした人が「お手を拝借」という声を掛ける

というところまでは一緒です。

 

そのあと一発、「ぱん」と手を売り鳴らして終わりです。

 

一本締めの場合であれば最後に「ありがとうございました」

などの一言があるのが一般的ですが、一丁締めの場合は

それすらも無いのです。

関連記事:飲み会の断り方!メールの例文を会社や取引先についてご紹介!

 

「一本締め」と「一丁締め」の使い分け

他の人がいたりして三本締めをすることでまわりに迷惑が

かかることが考えられるような場合に一本締めを使い分ける

ということをご紹介しましたよね?

 

一丁締めの場合も同じことが言えます。

 

たとえば、個室などでは無く他のお客さんと同じ

空間で飲み会を開いている場合、10回手を打ち鳴らす

一本締めをするのもはばかられるということが

あるかもしれません。

 

そういったときに手を打ち鳴らすのが1回で済む

一丁締めを使い分けるのです。

 

一本締めにするのか一丁締めにするのかは、

その場の状況と雰囲気を見て締めの挨拶をする人が

臨機応変に判断しましょう!

関連記事:季節の変わり目はいつ?季節の区切り方を詳しく解説!

 

手締めにはこんなものもある!

ここまでで、手締めには三本締め・一本締め・一丁締め

のみっつあることをご紹介してきました。

 

このみっつは全国共通で一般的なものなので

ご存知だという方も多いのではないかと思いますが、

実は手締めにはまだほかにも種類があるのです。

 

たとえば「大阪締め」や「博多手一本」です。

 

ちなみに大阪締めの掛け声は、

「打―ちましょ(ぱんぱん) もひとつせー(ぱんぱん)

祝うて三度(ぱぱんぱん)」

というものです。

 

読んで字の如くでお分かりいただけるかと思いますが、

これらは地域性によるものなので、あまり広く知られている

ものではありません。

 

全国に支社や営業所があるような会社であれば、

転勤した先でこれら地域特性のある手締めがその職場の

ならわしとしてされていることがあるかもしれません。

 

手締めにはこういった、地域によっても種類が

あるのだということを知っておくといいかもしれませんね!



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関連記事:厄払いに予約は必要?どこでする?場所の選び方は?

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

社会人になればする機会が自然と増える

「一本締め」ですが、その意味や他の手締めとの

違い・使い分け方を知っておけばいざ自分が

締めの挨拶をすることになっても困らないでしょう。

 

飲み会の場で、これらのうんちくを語って

みんなを楽しませるのもいいですね!