大根おろしを使った料理には、おいしいものがたくさんあります。

そして、付け合わせや薬味としての役割も担いつつ、

見た目の彩りまで良くしてくれるという、万能な食材の一つと言えます。

 

また、大根おろしには様々な栄養素が含まれており、

健康食材としても注目されています。

毎日食べる食材の一つという方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、大根おろしを食べ過ぎると胃痛などの副作用があることをご存知でしたか?

何事も、食べ過ぎは身体に悪いということです。

 

そこで今回は、大根おろしの栄養素を紹介しつつ、

食べ過ぎで起こる胃痛などの副作用の原因などについても詳しく解説していきます。

胃痛にならないための対処法も紹介していきますので、

大根の調理の際にはぜひ参考にしてみてください。



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大根おろしの食べ過ぎは体に悪い?

大根おろしに含まれる栄養素

日本人には馴染みの深い大根でしは、

実は健康増進効果が非常に高い野菜としても知られています。

以下に、大根おろしに含まれる栄養素をまとめてみます。

 

ビタミンA

粘膜や皮膚を健康に保ち、動脈硬化を予防する作用があります。

また、疲れ目の予防や発がん予防効果も期待できます。

 

ビタミンC

高い抗酸化作用があり、体に悪い活性酸素を取り除く効果があります。

美肌や肌の乾燥対策としても効果的で、女性は特に欠かしたくないビタミンの一つです。

 

ジアスターゼ

デンプンを消化する酵素で、一緒に食べた炭水化物の消化を助けてくれる効果があります。

昔は難なく食べられた量のはずなのに、

胃もたれがしたという経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

消化酵素は年齢と共に減ってきますので、

そんな胃もたれを感じやすい方にたくさん摂って欲しい栄養素です。

 

また、魚の焦げなどに含まれる発がん成分を抑制するという効果もあり、

焼き魚に田紺下ろしという組み合わせは、非常に理に適った組み合わせということです。

 

アリル化合物(イソチオシアネート)

いわゆる大根の辛み成分で、胃酸の分泌を促し、食欲を増進させるという作用があります。

体が弱って食欲がないときなどに大根を食べることで、

他の食材も食べる気になるという効果が期待できます。

また、二日酔いにも効果があります。

 

食物繊維

整腸作用に優れ、腸内環境を整え便秘を改善してくれます。

 

他にも、カルシウムやリン、鉄分といったミネラル、

抗酸化作用があり生活習慣病の予防に効果のあるフラボノイド(ポリフェノール)、

リパーゼやアミラーゼといった消化酵素など、

大根には様々な栄養素が含まれているのです。

 

大根おろしの食べ過ぎは体に悪い?

さて、並べて見ると、一層大根おろしの健康効果がすごいことがわかりました。

しかし、どんなものでもやはり食べ過ぎは体に悪いです。

 

ここからは、大根を食べ過ぎることで起こる副作用としては、胃痛が挙げられます。

 

こんなに消化に良さそうな食べ物でなぜ胃痛?と思うかも知れませんが、

まさにその「消化酵素」が胃痛の原因になってしまうのです。

 

大根おろしに含まれるジアスターゼやイソチオシアネートは

胃酸の分泌を促し、胃腸を活発に動かすことで消化を助けています。

そのため、大根おろしを食べ過ぎると、

胃酸が必要以上に出てしまい、それで胃痛を引き起こすのです。

 

また、胃腸を活発に動かしすぎてしまうと、

腹痛や下痢、吐き気といった症状が出ることもあります。

 

大根おろしと同じように、生の辛い玉ねぎなどを食べ過ぎても、

同様の症状が起こることがあります。

胃腸に良い成分であっても、やはり食べ過ぎは身体に悪いということなのです。



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大根おろしの食べ過ぎで胃痛に!対処法はある?

対処法1:大根の葉に近い方を使う

大根おろしの食べ過ぎによる胃痛の原因は、主に大根の辛み成分によるものです。

つまり、辛み成分さえ摂りすぎなければ、大根おろしをたくさん食べても問題ありません。

 

そこで、まず対処法の一つとしては、

辛み成分の少ない大根おろしを食べるということが挙げられます。

 

実は、大根は部位によって辛み成分の多さが変わります。

大根の辛み成分は、葉の方が少なく、そして先端に向かうほど多くなっています。

これは、大根が成長して下に伸びていくときに

害虫などに食べられないようにするためなどの理由がありますが、

とにかく先端側ほど辛いのです。

 

一般的に大根おろしは少し辛いくらいが薬味として好まれます。

そのため、大根の先端の方を使って大根おろしを作ることが多いと思いますが、

大根おろしを沢山食べたいというときはなるべく葉に近い方を使うのがおすすめです。

そうすることで、同じ量の大根おろしでも辛み成分の量が少なく済みますので、

胃痛などの副作用が起こりにくくなります。

 

対処法2:大根おろしを加熱する

大根の葉に近い方を使って大根おろしを作ることで辛み成分を減らすことができますが、

もうすでに半分に切られた先端側の大根を買ってしまっている場合などもありますよね。

 

そんなときは、大根おろしを少し過熱すれば良いです。

大根おろしに含まれる辛み成分には熱に弱いという性質がありますので、

先端側であってもある程度辛み成分を減らすことができます。

 

一番簡単なのは電子レンジです。

大根おろしを作った後耐熱皿に乗せてラップをせずに

数十秒(量によって調節してください)加熱するだけです。

 

また、みぞれ鍋のような温かい大根おろしであれば、

食べ過ぎでも辛み成分で胃痛が起こるようなことはないでしょう。

 

対処法3:時間を置く

食事までの間に十分な時間的余裕があるなら、

大根おろしを作った後にそのまましばらく放置するという方法もあります。

辛み成分は揮発性なので、15分~30分ほど晒しておくだけで抜けていきます。

 

逆に、辛みの効いた大根おろしを使いたい場合は、

食べる直前にするのが理想ということになります。

せっかく先端側を買ってきても、

すりおろした後に時間が経ってしまっては意味がありませんので注意しましょう。

関連記事:うどんとそばで消化にいい方はどっち?消化にいい具は?

 

対処法4:食べる量に気をつける

ここまで、いくつか対処法を紹介してきましたが、

どれも、辛み成分を何らかの形で減らすという対処法になります。

辛くないと大根おろしなんて食べたくない!という方は、

残念ながら食べる量で調節するしかありません。

 

もし胃痛などの症状が出たことがあるならば、

次からはその量よりも減らして食べるようにして、自分の許容量を把握しましょう。

 

胃腸が弱い人ほど少量の大根おろしで胃痛などの症状が出る傾向にあり、

またその日の胃腸の調子によっても変わってきます。

普段から大根おろしを食べる量を意識しておくとよいでしょう。

 

ちなみに、胃痛などの副作用は大根おろしだけでなく、生の大根すべてに言えることです。

刺身のツマ、大根サラダなど、生の大根を食べるときには、

常に食べ過ぎについて注意してくださいね。

 

くるくる大根おろし

大根おろしはおいしいですが、たくさん作ろうと思うと手が疲れて大変ですよね。

特に、みぞれ鍋をしようと思うと大量の大根おろしが必要になります。

そこでおすすめなのがこちらのおろし器です。

 

大根を入れてハンドルをくるくる回せば、簡単に大根おろしができちゃいます。

手を怪我する心配もありませんし、お年寄りや子供でも簡単に大根おろしが作れます。

子供にハンドルを回すよう教えれば、きっと喜んで手伝ってくれるはずです。

 

できた大根おろしは下側の容器に溜まり、そのまま食卓へ持っていくことができます。

お手入れも、パーツが分解できるので非常に楽ちんですし、清潔に使い続けられます。



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関連記事:コンビニおにぎりが冷蔵庫でパサパサに!正しい保存方法は?

大根おろしと合わせて食べない方がよい食材がある!

いろんな食材と相性が良い大根おろしですが、

実は栄養面からすると一緒に食べない方がよい食材というのもあります。

 

それは、「リジン」を多く含む食材です。

具体的には、しらすやかつお、ぶり、大豆などの豆類などが挙げられます。

 

リジンは免疫力の向上や内臓強化の効果がある、必須アミノ酸の一つです。

また、穀物にほとんど含まれていないので、

主食ばかりの生活では欠乏しやすい栄養素でもあります。

 

そして、大根にはリジンインヒビターという、

リジンの吸収を妨げる成分が含まれているのです。

そのため、リジンが含まれる食材と一緒に大根おろしを食べてしまうと、

折角の栄養素が体に吸収されないということになってしまいます。

 

さきほど挙げたようなリジンを多く含む食材を食べるときの付け合わせには、

大根おろしは避けた方が良いということになります。

どうしても一緒に食べたいというときは、

リジンインヒビターは熱に弱いので、一度加熱した大根おろしを使うようにしましょう。

これからの寒い時期なら、みぞれ鍋などにして食べるのがおすすめですよ。



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まとめ

いかがでしたでしょうか。

大根おろしはたくさんの栄養が取れる健康的な食べ物です。

その大根おろしの食べ過ぎが体に悪いなんて、

全くイメージがなかった、という方も多いと思います。

 

あの時の胃痛は大根おろしのせいだったのか、

と思い当たることがある方もいたのではないでしょうか。

 

食べ過ぎないというのが簡単な対処法と言えますが、

沢山食べたいときには、加熱してから食べる、

空気にしばらく晒してから食べるという対処法も取れますので、

これから大根おろしをたべるときには参考にしてみてくださいね。