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スイートピーとは、日本語で「甘いマメ」。
イタリア・シチリア島が原産のマメ科のツル性の植物で、
他の植物につるを巻き付けながら成長していきます。
その可愛らしい花びらと、華やかな色から、
春を代表する花としても知られています。
最近では1年中季節に関係なく色々な花を見ることができますので、
スイートピーが春の花ということを知らない人も多いかもしれません。
そこで今回は、スイートピーの開花時期や、
その種類、花言葉や家で育てる時の植え方などについて詳しくご紹介します。
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Contents
スイートピーの季節はいつ?開花時期は?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2018/04/sweet-pea-scented-2766022_1280-e1523236381431-200x161.jpg)
スイートピーは春を代表する花ですが、春咲きの品種だけでなく
夏咲きの品種や、冬咲きの品種などもあり、1年中楽しむことができる花です。
スイートピーの起源は17世紀頃で、イタリアのシチリア島で発見された植物です。
その後イギリスの他、ヨーロッパで品種改良され、
温室で大量生産され、主に切り花として流通しています。
ツル性の1年、または2年草で、他の植物や支柱に巻き付き、
30cmぐらいから長いものだと3m程度まで成長します。
ほのかな香りがあるため、ヨーロッパなどでは寝室で飾られることもあります。
スイートピーには多種多様な色がありますが、それはすべて品種改良によるものです。
そのため春咲きのスイートピーは4月下旬から6月中旬が開花時期となりますが、
春に種を蒔いて夏に咲かせる品種や、9月から11月ぐらいに種を蒔いて
冬が開花時期となる品種もあります。
ピンクの花や赤い花、先だけに色がついている花もありますが、
黄色の花色を出すことは難しく、白い花に着色したスイートピーも多くあります。
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スイートピーの花言葉や由来は?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2018/04/bouquet-890340_1280-e1523236420748-200x168.jpg)
スイートピーは蝶が羽を広げたような形の花をつけることから、
「門出」という花言葉がつけられています。
そのほか、「別離」「優しい思い出」「私を忘れないで」といった花言葉もあります。
スイートピーの開花時期が、出会いや別れの季節である3月から4月頃であることから
こういった花言葉になったとも考えられています。
また西洋では、スイートピーの花には「さよなら」や「至福の喜び」など、国によっても
花言葉に違いがあります。
また「門出」や「別離」といった意味もあります。
様々な色があるスイートピーですが、花の色ごとの花言葉を持っているのは、
白とピンクのスイートピーだけです。
・白のスイートピー ほのかな喜び
・ピンクのスイートピー 繊細、優美、恋の愉しみ
現代ではピンクや白だけでなく、紫や赤、また黄色のスイートピーなどがありますが、
赤のスイートピーは元々自然には存在しておらず、品種改良で生み出されたものです。
そのため日本でもスイートピーは多くの品種改良が行われており、
日本一のスイートピーの生産量を誇る宮崎県では、独自品種の育成が盛んです。
春に旅立つ人へプレゼントするのにぴったりなギフトです。
花束はもらうことが多いという人にも、こちらの器付きなら
長くスイートピーは春の花が楽しんでもらえますよ。
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スイートピーにはどんな種類があるの?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2018/04/kidney-vetch-175342_1280-e1523236461682-200x177.jpg)
スイートピーは世界に100種類ほどあるとされ、日本にも自生種が4種あります。
また一般的には春咲きとなっていますが、品種改良が盛んで、
夏咲きや冬咲きのもの、またつるを生やさない品種もあります。
主な品種についてご紹介します。
ロイヤルシリーズ
日本で品種改良された夏咲きのスイートピーで、花経4cmほどの大きな花をつけます。
寒さに強く、茎が丈夫なことから切り花として人気があります。
また花の色も豊富で、香りも優しい品種です。
コンテナスイートピーシリーズ
つるを伸ばさない品種で、コンテナやつり鉢用に販売されています。
香りが強く花経は3cmほどです。
枝が大きく広がるので華やかです。
キューピッドシリーズという名前でも販売されています。
リップルシリーズ
冬咲きのスイートピーの品種で、ボリュームのある切り花用のスイートピーです。
白地に紫の縁取りのあるラベンダーリップルなど、個性的な花色が多くあり、
ボリュームもあることから人気の品種です。
宿根スイートピー
6月から8月にかけて花が咲く品種で、他のスイートピーは1年草ですが、
宿根スイートピーは多年草です。
夏に咲くことからサマースイートピーとも呼ばれます。
染色スイートピー
花の色が豊富なスイートピーですが、元々は白やピンクが中心となっています。
品種改良でも花の色を出すことが難しい、黄色やオレンジなどのスイートピーは
ステラという品種の白い花に染色液を吸わせて着色しています。
一般的に多く流通しているのは、冬咲きのスイートピーです。
温室で生産され、出荷されていきます。
そのため本来の時期に咲くスイートピーの品種よりも、冬咲きの品種が
多く流通しています。
スイートピーは自宅でも育てられるの?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2018/04/lathyrus-tuberosis-844601_1280-e1523236499266-200x158.jpg)
スイートピーは種でも栽培できますが、
初めて植えるのであれば苗を購入するのがおすすめです。
苗を使ったスイートピーの栽培の仕方
苗は秋から冬に出回りますが、寒さにはあまり強くありませんので、
鉢やプランターに植えて、明るい日陰で根付けをします。
冬の間は凍らないように水の量に気をつけながら育てます。
春になるとつるを伸ばし始めるので、支柱を立てて誘引するようにします。
花が枯れると種ができますが、種ができると花が咲かなくなってしまうので、
枯れた花は摘み取っていきます。
たくさんの花が咲きますが、1年草なので、また来年も花を咲かせたい場合には、
咲き終わりの花をいくつか残しておいて、種を収穫するといいでしょう。
スイートピーはアブラムシがつきやすいので、普段から注意して、
ついてしまった場合は早めに取り除き駆除剤を使うようにします。
種を使ったスイートピーの栽培の仕方
春咲きの品種は9月から10月中旬頃まで、
夏咲きの品種は10月から11月頃に種を蒔きます。
発芽する温度は15度から20度ぐらいなので、寒くなる前に種を植えるようにします。
スイートピーの種は固いため、カッターで皮に傷をつけて、
水を張ったお皿に一晩つけて、膨らませてから土に植えます。
ある程度伸びてきたら、植え直すと成長しやすくなります。
スイートピーは風通しのよい日当たりのいい場所を好みますので、
家で育てる場合は場所に気をつけて植えるようにしましょう。
色々な色がミックスされたスイートピーの種です。
宿根スイートピーなので冬は花が枯れてしまいますが、寒さに強いので
また花を咲かせることができます。
1年草のものよりは香りが薄いのですが、庭で育てるのはおすすめです。
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まとめ
スイートピーの開花時期や品種、花言葉などについてご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
日本ではスイートピーの品種改良が盛んで、
色々な名前や色のスイートピーがたくさんあります。
花束を作る時には色で選んでしまいがちですが、
品種によってはちょっと見には胡蝶蘭のように見えるものなどもあります。
家でスイートピーを植える時には、色だけでなく品種による花の形にも
ぜひこだわってみてはいかがでしょうか。
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