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「花冷えの季節」という言葉を知っていますか?
天気予報などで耳にしたり手紙で見たりする人も
多いと思います。
では、花冷えの季節とは具体的にいつなのでしょうか?
今回は、花冷えの季節の時期や意味、
文例などをご紹介します。
この記事を読んで、「花冷えの季節」という言葉を
使えるようになってくださいね!
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Contents
花冷えの季節はいつ?意味は?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2019/01/PAK86_sakuranokaika15101849_TP_V-e1546914685141-250x153.jpg)
花冷えの季節とは?
「花冷え」は「はなびえ」と読みます。
寒さの厳しい時期が終わり花咲く季節になったのに、
まだ寒さが感じられることを言います。
花=桜が咲く時期に、一時的に寒くなる時に使います。
ちなみに、なぜ一時的な寒さがやってくるかと言うと、
北から冷たい空気を持った高気圧が
南下してくるからだそうです。
そんな花冷えの季節、
具体的にいつかというと3月下旬から4月上旬頃で、
この時期の季語として使われます。
3月下旬から4月上旬と言うと
ちょうどお花見シーズンです。
確かに、暖かくなったし桜がキレイだから
お花見に行こうと思って出かけたら意外と寒い!
なんてこともありますよね。
そんな花冷えの季節にピッタリの防寒商品をご紹介します。
シルク100%のカットソーです。
贅沢にシルクを使用した、人気のパワーネットカットソー。
着心地が良く、袖と首元の縁取りがエレガントです。
シルクは軽くて肌触りが柔らかく、
通気性、保湿性にも優れているので
夏は涼しく、冬は暖かく着られる素材です。
更にこのカットソーは汗や老廃物を
吸収・速乾してくれるのでむれにくく、
シルクならではの優れたデオドラント効果も特徴の1つです。
素材が良く高機能なのに、
手洗いできてお手入れが簡単なのも嬉しいですね。
厚すぎず、薄手なのに暖かいので、
「花冷え」の微妙な気候にも最適です。
洋服に響かず暖かさを保ってくれますし、
暖かい日には汗を吸収してサラリとした着心地で
快適に過ごすことができますよ。
花冷えと花曇りとの違い
「花冷え」と似たような言葉で
「花曇り」という言葉を聞いたことはありますか?
花冷えと花曇りの違いは何でしょう?
花曇りとは、桜の花が咲く時期の
薄曇りの天気や、曇りがちの薄明るい日のことを
指した言葉です。
冬の鳥が帰る時期でもあるので
「鳥曇り」と言われることもあります。
花曇りの天気の原因は移動性高気圧の晴天と
低気圧による悪天候の間隔が短いことです。
これにより、雲が多くなります。
また、日本南岸に停滞する前線も原因の1つです。
花曇りの時期は3月下旬~4月。
花冷えと同じ時期ですね。
「花冷え」は前述の通り、
花が咲く時期に急に気温が低くなることを言い、
「花冷え」と同じような意味の言葉には
「寒の戻り」「早春寒波」「余寒」などがあります。
花冷え、花曇りの他にも、
桜が咲く時期に使う言葉として
「菜種梅雨」というものがあります。
これは、4月20日頃に降る長雨のことですが、
本来は3月から4月に吹く強風を
「菜種露」と呼んでいました。
花冷え、花曇り、菜種梅雨は
意味は違うものの同じ時期に使う
季節の言葉なのですね。
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日本酒にも花冷え?
花冷えは3月下旬から4月上旬に使う
季節の言葉だと言いましたが、
他にも日本酒の温度を表す言葉として使われることがあります。
日本酒には大きく分けて「冷(ひや)」と
「燗(かん)」があります。
そして「冷」の10度のことを「花冷え」と言います。
その他の温度にも、「花冷え」のように
名前がついているのでご紹介します。
◎冷(ひや)
・0度=みぞれ
・5度=雪冷え(ゆきびえ)
・10度=花冷え(はなびえ)
・15度=涼冷え(すずびえ)
◎燗(かん)
・30度=日向燗(ひなたかん)
・35度=人肌燗(ひとはだかん)
・40度=ぬる燗(ぬるかん)
・45度=上燗(じょうかん)
・50度=熱燗(あつかん)
・55度以上=飛び切り燗(とびきりかん)
結構細かく区切られていますが、
皆さんはいくつくらい知っていましたか?
私は熱燗と冷(ひや)しか知りませんでした…
日本酒を良く飲む人でないと、
細かい表現は知らないかもしれませんね。
ちなみにこれらの名称、
「花冷えの日本酒」「日向燗の日本酒」
などのように使います。
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花冷えはどんな場面で使う?文例をご紹介
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2019/01/021ELLY18412_TP_V-e1546914722136-250x172.jpg)
花冷えはどんな場面で使う?
花冷えの時期や意味、
日本酒の温度の名称などもご紹介しましたが、
「花冷え」という言葉は
どんな場面で使うことができるのでしょうか?
「花冷え」は天気予報をはじめ、
俳句の季語や手紙の時候の挨拶で使うことができます。
現代であれば、メールやブログなどでも使えそうです。
手紙で使用する場合は、
・季節の挨拶、時候の挨拶として文頭に使う
・時候の挨拶に続く文章に含めて使う
(相手の安否を気遣う文)
・結びの挨拶に用いる
(相手の健康、発展を気遣う文)
のように文中に取り入れます。
「花冷え」は3月下旬から4月上旬、
桜の開花の時期に使う言葉だと言いましたが、
具体的には3月23日頃の春分から、
4月7日の清明前日あたりまでに使うのが妥当です。
ちなみに、「花冷え」と同じ時期に使う
花を表す季語には、
枝垂れ桜・桜花・山桜・花の便り、などがあります。
他にも「花冷え」の類語には
・余寒(よかん)
2月5日頃の「立春」を過ぎても、
まだまだ寒いことを表す言葉
・春寒(しゅんかん)
立春以降にぶり返す寒さのこと
などがあります。
花冷え、余寒、春寒は春を表す言葉です。
花冷えを使った文例①
では実際に、花冷えを使った文例をご紹介します。
手紙やメールの文頭で、季節、時候の挨拶に用いる場合です。
・清明の候、桜の美しく咲く季節となりました。
花冷えの折、皆様お変わりありませんか?
・ここ数日は花冷えの日が続いておりますが、
皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか?
・桜もいよいよ花本番という季節となりました。
花冷えが続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
花冷えを使った文例②
次は、結びの挨拶に「花冷え」を用いる場合の文例です。
・花冷えの折、お風邪など召されませぬよう
くれぐれもご自愛ください。
・ここ数日花冷えの日が続いておりますが、
どうぞご自愛くださいませ。
花冷えを使った文例③
あまりないシチュエーションかもしれませんが…
会話の中で「花冷え」を使う場合の例です。
◎花見シーズンの飲食店にて
A「今日はお客様が少ないですね」
B「今日は花冷えで、花見客が少ないみたいだよ」
A「そうなんですね…
せっかくお客さんがたくさん入る時期なのに残念ですね」
B「ええ…忙しいのも辛いですけど。」
A「そうですね。でも店長はガッカリしているんじゃないですか?」
B「ええ、バックヤードで考え事をしてましたよ」
◎花見にて
A「寒いね~」
B「そうだね~。今日は花冷えでお客さんがまばらだね。」
A「もう帰ろうか、風邪をひきそう…」
B「そうしよう、明日は暖かいみたいだからまた来よう」
まとめ
「花冷え」の時期や意味、使い方、
類語などをご紹介しました。
花冷えはお花見シーズンである
3月下旬から4月上旬に、
急に寒さがぶり返したことを表す季節の言葉で、
手紙や俳句、天気予報などに用いられるほか、
日本酒の温度を表す言葉としても使われます。
現代はかしこまった挨拶を含めた手紙を
書くことが減っていますが、
ぜひこの機会に筆をとり、
大切な人に「花冷え」を用いた手紙を
書いてみてはいかがでしょうか?
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