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「花冷えの季節」という言葉を知っていますか?
天気予報などで耳にしたり手紙で見たりする人も
多いと思います。
では、花冷えの季節とは具体的にいつなのでしょうか?
今回は、花冷えの季節の時期や意味、
文例などをご紹介します。
この記事を読んで、「花冷えの季節」という言葉を
使えるようになってくださいね!
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Contents
花冷えの季節はいつ?意味は?
花冷えの季節とは?
「花冷え」は「はなびえ」と読みます。
寒さの厳しい時期が終わり花咲く季節になったのに、
まだ寒さが感じられることを言います。
花=桜が咲く時期に、一時的に寒くなる時に使います。
ちなみに、なぜ一時的な寒さがやってくるかと言うと、
北から冷たい空気を持った高気圧が
南下してくるからだそうです。
そんな花冷えの季節、
具体的にいつかというと3月下旬から4月上旬頃で、
この時期の季語として使われます。
3月下旬から4月上旬と言うと
ちょうどお花見シーズンです。
確かに、暖かくなったし桜がキレイだから
お花見に行こうと思って出かけたら意外と寒い!
なんてこともありますよね。
そんな花冷えの季節にピッタリの防寒商品をご紹介します。
シルク100%のカットソーです。
贅沢にシルクを使用した、人気のパワーネットカットソー。
着心地が良く、袖と首元の縁取りがエレガントです。
シルクは軽くて肌触りが柔らかく、
通気性、保湿性にも優れているので
夏は涼しく、冬は暖かく着られる素材です。
更にこのカットソーは汗や老廃物を
吸収・速乾してくれるのでむれにくく、
シルクならではの優れたデオドラント効果も特徴の1つです。
素材が良く高機能なのに、
手洗いできてお手入れが簡単なのも嬉しいですね。
厚すぎず、薄手なのに暖かいので、
「花冷え」の微妙な気候にも最適です。
洋服に響かず暖かさを保ってくれますし、
暖かい日には汗を吸収してサラリとした着心地で
快適に過ごすことができますよ。
花冷えと花曇りとの違い
「花冷え」と似たような言葉で
「花曇り」という言葉を聞いたことはありますか?
花冷えと花曇りの違いは何でしょう?
花曇りとは、桜の花が咲く時期の
薄曇りの天気や、曇りがちの薄明るい日のことを
指した言葉です。
冬の鳥が帰る時期でもあるので
「鳥曇り」と言われることもあります。
花曇りの天気の原因は移動性高気圧の晴天と
低気圧による悪天候の間隔が短いことです。
これにより、雲が多くなります。
また、日本南岸に停滞する前線も原因の1つです。
花曇りの時期は3月下旬~4月。
花冷えと同じ時期ですね。
「花冷え」は前述の通り、
花が咲く時期に急に気温が低くなることを言い、
「花冷え」と同じような意味の言葉には
「寒の戻り」「早春寒波」「余寒」などがあります。
花冷え、花曇りの他にも、
桜が咲く時期に使う言葉として
「菜種梅雨」というものがあります。
これは、4月20日頃に降る長雨のことですが、
本来は3月から4月に吹く強風を
「菜種露」と呼んでいました。
花冷え、花曇り、菜種梅雨は
意味は違うものの同じ時期に使う
季節の言葉なのですね。
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日本酒にも花冷え?
花冷えは3月下旬から4月上旬に使う
季節の言葉だと言いましたが、
他にも日本酒の温度を表す言葉として使われることがあります。
日本酒には大きく分けて「冷(ひや)」と
「燗(かん)」があります。
そして「冷」の10度のことを「花冷え」と言います。
その他の温度にも、「花冷え」のように
名前がついているのでご紹介します。
◎冷(ひや)
・0度=みぞれ
・5度=雪冷え(ゆきびえ)
・10度=花冷え(はなびえ)
・15度=涼冷え(すずびえ)
◎燗(かん)
・30度=日向燗(ひなたかん)
・35度=人肌燗(ひとはだかん)
・40度=ぬる燗(ぬるかん)
・45度=上燗(じょうかん)
・50度=熱燗(あつかん)
・55度以上=飛び切り燗(とびきりかん)
結構細かく区切られていますが、
皆さんはいくつくらい知っていましたか?
私は熱燗と冷(ひや)しか知りませんでした…
日本酒を良く飲む人でないと、
細かい表現は知らないかもしれませんね。
ちなみにこれらの名称、
「花冷えの日本酒」「日向燗の日本酒」
などのように使います。
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花冷えはどんな場面で使う?文例をご紹介
花冷えはどんな場面で使う?
花冷えの時期や意味、
日本酒の温度の名称などもご紹介しましたが、
「花冷え」という言葉は
どんな場面で使うことができるのでしょうか?
「花冷え」は天気予報をはじめ、
俳句の季語や手紙の時候の挨拶で使うことができます。
現代であれば、メールやブログなどでも使えそうです。
手紙で使用する場合は、
・季節の挨拶、時候の挨拶として文頭に使う
・時候の挨拶に続く文章に含めて使う
(相手の安否を気遣う文)
・結びの挨拶に用いる
(相手の健康、発展を気遣う文)
のように文中に取り入れます。
「花冷え」は3月下旬から4月上旬、
桜の開花の時期に使う言葉だと言いましたが、
具体的には3月23日頃の春分から、
4月7日の清明前日あたりまでに使うのが妥当です。
ちなみに、「花冷え」と同じ時期に使う
花を表す季語には、
枝垂れ桜・桜花・山桜・花の便り、などがあります。
他にも「花冷え」の類語には
・余寒(よかん)
2月5日頃の「立春」を過ぎても、
まだまだ寒いことを表す言葉
・春寒(しゅんかん)
立春以降にぶり返す寒さのこと
などがあります。
花冷え、余寒、春寒は春を表す言葉です。
花冷えを使った文例①
では実際に、花冷えを使った文例をご紹介します。
手紙やメールの文頭で、季節、時候の挨拶に用いる場合です。
・清明の候、桜の美しく咲く季節となりました。
花冷えの折、皆様お変わりありませんか?
・ここ数日は花冷えの日が続いておりますが、
皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか?
・桜もいよいよ花本番という季節となりました。
花冷えが続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
花冷えを使った文例②
次は、結びの挨拶に「花冷え」を用いる場合の文例です。
・花冷えの折、お風邪など召されませぬよう
くれぐれもご自愛ください。
・ここ数日花冷えの日が続いておりますが、
どうぞご自愛くださいませ。
花冷えを使った文例③
あまりないシチュエーションかもしれませんが…
会話の中で「花冷え」を使う場合の例です。
◎花見シーズンの飲食店にて
A「今日はお客様が少ないですね」
B「今日は花冷えで、花見客が少ないみたいだよ」
A「そうなんですね…
せっかくお客さんがたくさん入る時期なのに残念ですね」
B「ええ…忙しいのも辛いですけど。」
A「そうですね。でも店長はガッカリしているんじゃないですか?」
B「ええ、バックヤードで考え事をしてましたよ」
◎花見にて
A「寒いね~」
B「そうだね~。今日は花冷えでお客さんがまばらだね。」
A「もう帰ろうか、風邪をひきそう…」
B「そうしよう、明日は暖かいみたいだからまた来よう」
まとめ
「花冷え」の時期や意味、使い方、
類語などをご紹介しました。
花冷えはお花見シーズンである
3月下旬から4月上旬に、
急に寒さがぶり返したことを表す季節の言葉で、
手紙や俳句、天気予報などに用いられるほか、
日本酒の温度を表す言葉としても使われます。
現代はかしこまった挨拶を含めた手紙を
書くことが減っていますが、
ぜひこの機会に筆をとり、
大切な人に「花冷え」を用いた手紙を
書いてみてはいかがでしょうか?
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