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冬になると厄介なのが雪です。
降る量にもよりますが、積もるようならタイヤやチェーンの準備が必要ですし、
雪かきをしないと凍って歩くことが危険になるだけでなく、
ドアが開かないといった事態にもなりかねません。
ただ、日頃から雪に慣れていて、雪かきの経験がある雪国在住の方はともかく、
雪に慣れていない地域に住んでいると、
「雪がものすごく降ってるけど、いつ雪かきをすればいいの?」と悩んでしまい、
タイミングを逃して朝から大変だったということもあり得ます。
そこで今回は、失敗しないための雪かきをするタイミングや、
大雪への対策、体を守るための雪かきのコツを詳しくご紹介します。
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Contents
なぜ雪かきは必要なのか知っておこう
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2018/07/snow-thrower-2237292_1280-e1531789364620-250x164.jpg.pagespeed.ce.3tryKUZyVU.jpg)
雪かきをするのは、基本的には家から外へ出るためです。
仕事はもちろん、買い物などで家から屋外に出ますし、
エアコンの室外機やガスの給湯器などは、雪で凍ってしまうと使えなくなりますので、
小まめに確認が必要です。
ただ雪がそんなに降ってないのに、大騒ぎして雪かきをして、
結局溶けてしまった、ということもあり得ます。
そうはいっても最近は急に天候が変わったりすることも多く、
一気に雪が積もってしまうことも増えてきています。
そのため雪がそれほど日常的に降らない地域でも、備えは必要です。
特に自宅が大きな道路に面していたり、車の往来が多い地域であれば、
雪かきをして通りやすくすることで事故を防ぐことになります。
雪が積もるだけでなく、凍ってしまうと滑ってしまうため、
子供の通学路などでは大変危険です。
雪がそれほど降らない地域であっても、雪への備えは必要ということを
心得ておくようにしましょう。
さらに東京ではちょっと雪が降っただけで大騒ぎする、
と雪国在住の方から批判が出ることが少なくありませんが、
これにはいくつかの理由があります。
雪への備えが不十分
連日のように大量の積雪がある地域では、道路や線路にヒーターなどを設置して、
雪を溶かす仕組みがあります。
ただ東京など交通機関が多い場所では、年に数回の大雪のために、
そこまでの対策をするには、予算的にも難しい状態です。
除雪車がたりない
東京をはじめ、雪の少ない地域では除雪車がほぼありません。
除雪車を使うと、除雪した雪の置き場が問題となるため、
雪の少ない地域ではホイールローダーという土砂などを除去するトラクターを使い、
トラックにそのまま除雪した雪を乗せて運びます。
ただしこの方法だと、広範囲の雪を除雪するには時間がかかります。
雪の質が違う
気温の低い地域の雪は、粉雪状のさらさらした雪ですが、
東京のように気温の高い地域で降る雪は水分が多く重い雪になります。
さらにこれが溶けて凍ると、スケートリンクのような状態になってしまいます。
雪の少ない地域では、地域や行政、建設業者に助けを求めるより、
時間的な意味でも、それぞれで雪に対する備えをすることが必要なのです。
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雪かきのタイミングはいつ?時間帯は夜でもいい?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2018/07/snow-shovel-2001776_1280-1-e1531789403751-250x146.jpg)
雪がいつ降るかは、天気予報でも比較的早めに予報していますので、
積雪が5cm以上の予報が出たら、その時点で雪かきの準備をしておくのが無難です。
ただし東京など積雪の予報が難しい地域もありますので、
積雪の量もですが、どれぐらいの時間積もっているかも見ておきましょう。
さらに参考になるのは気温の低さなので、氷点下の天気が続く場合は備えが必要です。
雪かきをすべきタイミングは、5cm以上の積雪があればですが、
夜でも一度雪かきをしておき、朝早めに起きてもう一度雪かきをする、というように
小まめに雪かきをしておくと負担が軽くなります。
ただし夜雪かきをする場合、お湯で雪を溶かすことはしないようにしてください。
お湯は水よりも早く凍ってしまうため、
凍った上にさらに雪が積もると、スコップ程度では取り除けなくなります。
スケートリンクのようにつるつるになってしまい、
転倒の危険性が高まりますので注意しましょう。
雪を溶かす場合は、塩をまくのが一番おすすめです。
ポイントとしては、玄関など出入り口周り、
駐車場がある場合はそこに行くまでの道なので、
雪が降り始めたら様子を見ながら、積もるようなら雪かきを早めにしましょう。
また雪かきは意外と大きな音を立ててしまいますので、
夜やる場合には21時ぐらいまでにしておき、
朝5時ぐらいにもう一度するのがおすすめです。
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雪かきにはどんな道具を用意しておけばいい?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2018/07/shovels-1088801_960_720-e1531789444568-250x240.jpg)
雪かきはかなり体力を使うことに加え、
雪の量にもよりますが、方法によっては腰を痛めることもあります。
雪かきに備えて、家庭で準備しておく道具と、
体を痛めない雪かきの方法を合わせてご紹介します。
雪かきに必要となる道具は、基本としてはスコップ、ラッセルがあると便利です。
スノースコップと呼ばれる、本体がアルミやプラスチックでできていて、
先を金属で強化しているものが軽量でおすすめです。
軽いので雪が少ないうちはこれだけでも十分です。
ラッセルは長方形で雪を押し出すようによける道具です。
雪が積もってから時間が経ってしまい、固くなった雪には。
アルミスコップや剣先スコップがおすすめです。
全体が金属なので、雪を切り出して使います。
剣先スコップは先が尖っているので、凍った雪を割る場合に便利です。
スノーダンプは、ママさんダンプともいわれ、
一度に大量の雪を運ぶ場合に便利です。
ショベルカーの先のような形をしていて、
そのまま使う場合は雪に突き刺してすくい上げます。
使い方にコツがあるので、慣れないと使うのは難しいです。
スコップなど道具を使う場合、よくやりがちなのが肩の上までスコップを持ち上げ、
後ろに投げ飛ばす方法ですが、このやり方だと長時間できず腰を痛めます。
よく体をほぐして温めてから、なるべく雪に体を近づけ、
体全体でスコップに体重をかけましょう。
それほど多くない積雪であれば、子供用のそりにかきだした雪を乗せ、
庭の隅など通行の邪魔にならない場所に雪を集めるのがおすすめです。
疲れにくい雪かきの方法は、こちらが参考になります。
こちらのそりは子供2人分が乗れる大きさです。
雪の時はもちろん、芝生滑りでも使えるので、1年通して活躍します。
雪かきをする時には、ロープを通して持ち手を作れば、重くなっても大丈夫です。
雪が積もった時の買い出しで、荷物運びにも使えますのでおすすめです。
雪かきで注意したいことは?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2018/07/snow-1148946_1280-e1531789481698-250x179.jpg)
雪かきは量にもよりますが、時間もかかりますし体力も使います。
以下のことに注意して行うようにしましょう。
雪を車道に投げ入れる
雪かきに慣れていない地域では、雪かきをした後の雪についてトラブルになりがちです。
雪の多い地域では、雪かきをした際にたまる雪は、特定の場所に運ぶことになっています。
また近所でルールが決まっているというところもあります。
雪がそれほど降らない地域では、そういったルールはありませんが、
自分の家の敷地以外、特に車道に出すことはやめましょう。
雪の上を歩かない
降った雪の上を歩くと、踏み固められて凍り、滑りやすくなります。
雪かきをする際は、雪かきをしてある場所、もしくは雪が積もっておらず
地面が見えているところから始めるようにします。
高い場所の雪下ろしはしない
駐車場や屋根の上などの雪を下ろしたいと考える場合、
便利な道具もありますが、雪に慣れていない人がするのは大変危険です。
雪下ろしをしないと近隣に迷惑がかかる、また事故が起きる可能性がある場合は、
業者に頼むようにしましょう。
ただし大雪になってから、業者を探すのは予約が殺到して順番待ちになりますので、
必要となる前にいくつかの業者に見積もりをお願いしておく、
事前に予約しておくといったことも考えておきましょう。
雪かきの際には、滑らない靴も必要ですが、
雪が入りこまないよう口が絞れるものがおすすめです。
雪かきでは動かす上半身はかなり暑くなりますが、
足元はかなり冷えますので、丈夫な長靴を購入しておきましょう。
こちらのブーツは雨や野外活動にも使えます。
関連記事:灯油の置き場所!アパートやマンションでは?ベランダは危険?
まとめ
毎日降るわけではないため、うっかりしがちですが、
積もると困る雪かきのタイミングや、雪かきに必要な道具をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
雪かきはきちんとしないと、他の人にも迷惑になりますし、
怪我や事故の原因にもなります。
本格的な道具を買いそろえる必要はありませんが、
雪かき用のスコップが1つあるだけでも安心です。
急な雪にも慌てることのないよう、備えておきましょう。
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