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舞茸はガンの予防になる・ダイエットに効果があるなど
かなり色々な健康効果のある食品です。
ただそんな舞茸も食べ過ぎてしまうと、腹痛になったり
下痢を起こしたりしてしまうのは知っていましたか?
そこでここでは、舞茸を食べ過ぎるとどうなるのか、
舞茸の摂取量の目安についてなどを説明します。
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Contents
舞茸にはどんな栄養や効果がある?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2019/05/7d4b04aa597e04b7cc8998635bc52a67-9-e1558160548256-250x171.jpg)
まずは、舞茸にどんな健康効果があるのかをおさらいしてみましょう。
舞茸はサルノコシカケ科のキノコです。
舞茸は天然にも存在しますが、現在市場に出回っているほとんどの舞茸は
人工栽培されたもので、安全に食べる事ができます。
では、どんな健康効果があるのか具体的に見てみましょう。
・免疫力をアップ!
→舞茸に含まれるβグルカンという不溶性食物繊維は、
免疫力を向上させて病気にかかりにくくしてくれます。
・インフルエンザを予防!
→舞茸に含まれる総合的な栄養素が体を丈夫にし、
インフルエンザにかかりづらくするという研究結果が出ています。
・肝臓の病気も予防!
→お酒を飲む人も多いですが、舞茸に含まれるMD-フラクションという栄養素は
お酒の飲みすぎで起こる肝臓病の予防に効果があるとされています。
実際MD-フラクションの経口薬が、肝臓病の患者の薬として活用されています。
・ガンにも効果あり!
→ガンは体の免疫力が落ちる事で発症してしまう病気ですが、
舞茸が免疫力を上げる事でガンの発生率も減らしてくれます。
・便通を改善!
→舞茸に含まれる水溶性・不溶性食物繊維は腸を刺激し、
固い便をほぐしてくれるので便通の改善にも役立ちます。
・骨を強化!
→舞茸に含まれるビタミンDは、カルシウムを積極的に代謝させ
体の骨や歯を作らせるサポートをして骨折しにくい体を作ってくれます。
・生活習慣病や動脈硬化の予防!
→舞茸に含まれるキノコキトサンは、脂肪の吸収を抑制し
さらに生活習慣病や動脈硬化の原因である中性脂肪を減らす効果まであります。
・ダイエットにも!
→舞茸に含まれるMXフラクションは、
血液中の余分な脂肪やコレステロールを分解する効果があります。
また脂肪を燃焼しやすくし、太りにくい体作りに役立ちます。
さらに舞茸は100g16kcalと低カロリー(梅おにぎりは1個約173kcal)なので、
安心して食べる事ができます。
・体の調子も整える!
→舞茸に含まれるミネラルには、血圧を調整する機能があります。
どうでしょうか?
舞茸にはこんなにすごいパワーがあるんです。
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舞茸の摂取量の目安は?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2019/05/c0d713c5f133aaca4f6e681b6dd4a596-e1557536694924-250x230.jpg)
低カロリーで健康な体作りに効果があってしかもダイエットにも使えるという
ミラクルな食品が、舞茸という食べ物です。
では、1日最低どれくらい摂取すれば効果が出るのでしょうか。
ここでは舞茸の摂取量の目安について紹介します。
舞茸の摂取量の目安は「1日30g~50g」です。
上限はだいたい100gまでですが、体が弱かったりお腹が緩かったりする人は
最高でも50gまでにとどめておくのがおすすめです。
舞茸と言えばホクトが有名ですが、
ホクトの舞茸はだいたい1パック100gで売られていますので、
1日に半分ほど使えば良いという事になります。
意外と少ないですよね。
でもこれなら家計もあまり圧迫させずに済みそうです。
少ない量でしっかり結果を出してくれる舞茸、ますます毎日食べたくなってしまいます。
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舞茸の食べ過ぎで腹痛・下痢になる?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2019/05/94d47e65fe5ef477a0c297d9890d61c4-9-e1558160582988-250x174.jpg)
舞茸の1日の摂取量の目安は30g~50gです。
でもこれって、家で調理なんかすると意外と簡単に超えてしまう量ですよね。
では、もし舞茸を食べ過ぎてしまったらどうなるでしょうか。
「より健康になる?」と思っている人、全然違うんです。
舞茸を食べ過ぎると、腹痛や下痢を引き起こして逆に不健康になってしまいます。
では、あんなに体に良い効果をもたらす舞茸が、
なぜ腹痛や下痢を引き起こすのでしょうか。
舞茸には、水溶性・不溶性食物繊維がたくさん含まれています。
適量なら勿論快適な便通を促しますが、食べ過ぎてしまうと
腸を必要以上に刺激してしまい、その結果腹痛や下痢を引き起こすのです。
舞茸は健康やダイエットに効果がありますが、たくさん食べたからと言って
「食べた分だけ良い効果が出る」という事ではありません。
舞茸はきちんと1日の摂取量の目安を守って食べるようにしましょう。
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食べ過ぎでないのに変調が出たら、舞茸アレルギーかも?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2019/05/a0337e0cb95f3171cd3efdd41ea5f233-6-e1558160595767-250x236.jpg)
舞茸を食べ過ぎてないのに、腹痛や下痢になってしまったら、
それはもしかしたらアレルギーかもしれません。
舞茸にアレルギーなんてあるの?と思うかもしれませんが、
実は平成25年9月に厚生労働省から出されている
「主要なアレルギー食品20種類」の中にマツタケが入っています。
マツタケはキノコですから、
同じキノコ類である舞茸でもアレルギーが起こってもおかしくありません。
実際、「舞茸アレルギーです」という人も存在します。
舞茸を食べた後に腹痛や下痢だけでなく、
唇の腫れや喉の痛み、ジンマシンなどが出たらアレルギーを疑ってみてください。
もし乳児や幼児など舞茸を初めて食べさせるという場合は
万が一のアレルギーに備えて少しずつ食べさせましょう。
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舞茸を使う(食べる)時の注意!1.洗いすぎない
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2019/05/b971be718dd1f53c43ae544edaaecc01-4-e1558160610960-250x212.jpg)
舞茸は、食べ過ぎ以外にも注意する点があります。
まず1つめが、「洗いすぎない」という事です。
舞茸には色んな栄養成分が含まれていますが、MX-フラクションなどの栄養素は
なんと「水で洗うと溶けて流れ出てしまう」という性質があります。
せっかくの舞茸の栄養素が、調理で使う前に
シンクに流れてしまうともったいないですよね。
ですから舞茸は、あまり洗いすぎないようにしましょう。
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舞茸を使う(食べる)時の注意!2.生食は危険!必ず加熱する
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舞茸を使う(食べる)時の注意点2つめは、「必ず加熱する」という事です。
いくら舞茸が無菌状態で育てられたものとは言え、生で食べるのはダメです。
それはなぜでしょうか。
舞茸を含むキノコの性質として、
「敵に食べられないように毒をため込む」という力があります。
そして舞茸はもともと、シアン化水素という毒を作るシアン生産菌です。
「え!それじゃ毒キノコじゃないか!」と思う方、大丈夫です。
舞茸が生産する量はごく微量ですし、熱を通せば完全にその毒はなくなります。
ただ、熱を通さずに食べてしまうとその毒が残ったままになるので
わずかな量でも中毒を起こす事があります。
「採れたてのキノコを生で食べる」というチャレンジをテレビでやっている人も
たまにいますが、キノコ類は総じて加熱して食べるのが基本です。
また、キノコは加熱するとより旨味が出ておいしさが引き立ちます。
安全面にせよおいしさの面にせよ、舞茸は加熱した方がオトクです。
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舞茸は洗う?洗わない?
![](https://zatsugaku-note.com/wp-content/uploads/2019/05/d1848ed7eaa10779793555a5126f326e-1-e1558160640660-250x189.jpg)
先ほどは舞茸を使う(食べる)時の注意点として「洗いすぎない」と書きましたが、
そもそも舞茸は洗って使うものなのでしょうか、それとも洗わなくても良いのでしょうか。
普段皆さんが使う舞茸は、キノコの2大メーカーである
「ホクト」か「雪国まいたけ」が販売しているものを購入していると思いますが、
この2つのメーカーの舞茸は、洗う必要はありません。
というのも、この2つのメーカーでは菌床栽培と言って、
室内の徹底的に殺菌された密室の中で殺菌されたオガ粉の上に栽培されています。
殺菌に殺菌を重ねている密室なので、虫どころか、ホコリや砂だって入る隙はありません。
そして舞茸が成長するとそのままパックに詰められるので汚れる要素が何もありません。
ですから、舞茸はパックから取り出してそのまま調理に投入して大丈夫です。
何か汚れのようなものが気になるという時は、洗うよりも布で拭くのがおすすめです。
さらにいうと、エノキやブナシメジのように、キノコには普通
根元に「石づき」という固くて食べられない場所があります。
ですが舞茸にはそれがありません。
つまり舞茸は上から下まで丸ごと全部食べる事ができます。
・舞茸をいちいち調理するのが面倒な人へ♪
舞茸は安い価格で1年中買えるお手軽な食品ですが、
「毎日調理するのは面倒くさい」という人もいると思います。
そんな時に便利なのが、こちらの舞茸パウダーです。
こちらは舞茸を粉上にしたものなので、普段の料理にさっと振りかけるだけで
舞茸の栄養パワーを得る事ができますよ。
「舞茸の味や口触りが嫌い」という場合にも使えますので、
生の舞茸が苦手な時にもぜひ活用してみてくださいね。
・舞茸茶で家族に健康を♪
舞茸の健康促進パワーは分かったかと思いますが、
実はそんな舞茸を粉にしてお茶にした「舞茸茶」なんていうのもあるんです。
少しお高めですがお茶だとさらに飲みやすいので、
自分だけでなく、例えば年老いた自分の両親や祖父母に
「いつまでも元気に過ごせますように」と記念日にプレゼントとして贈ると
実益も兼ねていてとてもおすすめですよ。
関連記事:じゃがいものえぐみの原因や取り方!食べたらどうなる?
まとめ
舞茸には様々な健康効果があり、さらにはダイエットにも使えますが、
食べ過ぎると腹痛や下痢を起こしてしまいます。
ぶなしせっかくの舞茸の栄養素を無駄にしない為にも
一日の摂取量の目安を守り、上手に舞茸を利用してくださいね。