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雑学・生活

北枕で寝てはいけない理由は?北枕で寝るとどうなる?





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「北枕で寝てはいけない」とおじいちゃんやおばあちゃんから教えられて

育ったという方は多いと思います。

しかし、その理由や実際北枕で寝るとどうなるのかと言われたら、

なんだか漠然としていてよくわからないですよね。

 

北枕なんてただの迷信で、寝る方角なんて関係ないのでは?

と考える方もいるとは思いますが、

実は寝る方角で身体への影響が変わるというのが分かってきているのも事実です。

 

そこで今回は、北枕で寝てはいけないとされている理由と、

北枕で寝るとどうなるのかということについて解説していきます。

言われるがままに漠然と縁起が悪いと思うのではなく、

なぜそうなのかという理由も知っていると、寝る方角も決めやすいと思います。







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北枕で寝てはいけない理由は?縁起が悪い?

なぜ北枕で寝てはいけないといわれるようになったのかというと、

仏教でのお釈迦さまの入滅(亡くなること)が由来と言われています。

お釈迦さまが入滅した際の頭の方角が北だったのです。

そして、お釈迦さまはその後仏陀となりました。

 

これに倣って、亡くなった方を北枕で寝かせることで、

極楽浄土へと導こうという慣習になりました。

その後、北は「涅槃(ねはん)」の方角と言われるようにもなり、

北枕は死者と同じ寝方になるということで、縁起が悪いとされるようになったのです。

 

また、死者と同じ寝方を嫌悪するという理由とは逆に、

死者を敬うために生きている人は違う方角に頭を向けて寝るという理由もあるようでした。

 

この由来が、現在でも北枕で寝てはいけないとする根拠の肝なわけですが、

お釈迦さまは入滅する前からずっと北枕で寝ており、

北枕で寝たからなくなったわけではありません。

北枕のせいで悪いことが起きたというような、縁起が悪い由来になるエピソードは、

私が調べた限りですが存在しませんでした。

 

また、現実的な理由として、

昔の建物には隙間が多かったので、

北風による冷たい隙間風で肩口が冷えるとよくないということで、

北枕で寝てはいけないとされていたということもあるようです。

 

他にも、北枕で寝ていた貴族が、庶民にまねされるのを嫌がり

北枕で寝てはいけないということを広めたという説もあるようです。

 

ただ、どれも北枕を絶対的に否定する根拠と言うには、少し弱い印象ですよね。





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北枕で寝るとどうなる?悪夢を見る?

北枕で寝るとどうなる?という疑問もありますよね。

ただ、北枕は縁起が悪いと漠然と避けられているだけで、

科学的に根拠のある実害はありません。

もしあれば、もっと北枕を禁ずる慣習が浸透しているはずですよね。

安心して、北枕で寝てください。

 

しかし、北枕で寝ると金縛りにあう、悪夢を見るという話も聞きます。

北枕であることにマイナスイメージを持ちながら寝ることで、

精神的な苦痛によって悪夢を見ることもあるようです。

 

ただこれは北枕に限った話ではなく、

疲労やストレスによるものと同じ原因の悪夢であるので、

北枕であることが直接的な原因ではありません。

 

つまり、北枕で寝るとどうなるのだろうという不安を持ちながら寝ることが、

こういった悪い事が起こる理由になってしまっているということですね。

幽霊が怖いと思いながら夜道を歩くと、

何でもないものも幽霊に見えてしまうようなものと同じなのです。

 

また、ひとそれぞれに適した枕の向きがあるという考え方もあります。

北枕から東枕に変えるとよく眠れるようになった、など

枕の向きを変えることで睡眠の質が良くも悪くも変わることがあるようです。

 

もし枕の向きに不安を感じているのなら、ある程度のインターバルを作りながら

枕の向きを色々変えてみるのも良いでしょう。

もしかしたら、あなたにピッタリの枕の方角が見つかるかも知れません。

方位磁石なんて家に無いよ、という方も、

最近ではスマホのアプリなどでも簡単に方角を調べられますので、安心してください。





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北枕で寝ると良い理由もある?

ここまで、北枕で寝てはいけない理由、

北枕で寝るとどうなるかということについて解説していきました。

しかし、最近ではむしろ北枕で寝ると体に良い、という説も広まってきています。

 

その根拠は、地球の磁場です。

地球は北に向かって磁力線が走っており、

北枕で寝ることでその磁力線に身体を沿わせることになり、血行が促進されるようです。

 

心臓への負担も少なくなり、疲労回復の効果も期待され、

お釈迦様が北枕で寝ていたのは

この健康増進効果を知っていたからではないかとも言われているほどです。

 

実際、お釈迦様は80歳まで生きたという話もあり、

およそ2500年前でのこの長寿は、

もしかすると北枕の良い影響もあったのかもしれませんね。

 

もっと言うと、お釈迦さまの故郷であるインドでは、

北の方角に理想の国が、南には死の国があるという言い伝えがあり、

ほとんどの家庭で北枕で寝ているようです。

 

また、頭寒足熱という言葉がありまして、

これは頭が冷え、足が温かい状態が健康に良いとするというものです。

北半球にある日本では北が寒く南が温かいので、

北枕はこの頭寒足熱に即した寝方であると言えます。

 

もちろん、人の身長程度の距離では南北で温かさは変わらないのですが、

方角を重んじる風水的には北枕が実は推奨されています。

また、北枕では金運も上昇すると言われており、中国でも北枕の風習があります。

関連記事:西枕は老ける?風水での効果や対策を徹底解説!

 

ゲッターズ飯田の金持ち風水 &マインド

お金持ちは自然に行っている風習をまとめ、風水を交えながら解説されています。

簡単にできる風水とマインド(考え方)が学べるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

第3章では今回のテーマである北枕についても触れられており、

お金持ちほど北枕で寝ているという内容です。

その詳しい理由やその他の金運アップテクニックをしっかり学んで、

自らの金運を底上げしましょう!

関連記事:風水で寝室のベッドの位置や向きはどうすればいい?ベッドカバーの色は?

 

どんな不眠も治る安眠ガイド 深い眠りを約束する専門家の技37

寝れなくて悩んでいるという現代人は非常に多いと言われています。

この本は、そんな不眠の悩みを解決する方法がたくさん載っているので、

どんなタイプの不眠であれ改善に向かうはずです。

深い睡眠を得るための考え方から、運動法、便利グッズ、サプリメントなどなど、

様々な方法で不眠にアプローチしていきます。

 

こちらの本の中でも北枕が登場し、

「最高の眠りを得るには北枕で1.5の倍数の睡眠時間」という頁があります。

著者は医者であり、北枕が医学的にも認められた証拠の一つとも言えるでしょう。

 

 

北枕で寝てはいけない、北枕で寝るとどうなる?と不安に思っているのは、

むしろ日本だけとも言えるかもしれませんね。

最後に

今回は、北枕について解説していきました。

北枕で寝てはいけない理由については、

お釈迦様の入滅後、死者の寝る方角を北向きにしたことが挙げられます。

 

しかし、現在では北枕で寝ることのメリットも多い事から、

北枕で寝ることへの忌避感はかなり減っているようです。

今では、北枕で寝ないようにと言っている人はほとんどいません。

 

少なくとも、家具のレイアウトなどを北枕がダメだからという理由で

変えたりする必要はなさそうです。

むしろ、北枕にすることで疲労回復が早まったり目覚めが良くなったという声も聞きます。

もしもこれまで北枕を避けてきたということなら、

一度あえて北枕で寝てみると、意外と身体に良いことに気付くかもしれませんね。