京都の冬のイベントと言えば、三十三間堂で行われる「通し矢」ではないでしょうか。

 

弓を射る姿がとてもカッコよく、

どんな人でも思わず「弓道やってみたい!」と思ってしまうようなイベントです。

 

そこでここでは、そんな三十三間堂の通し矢の歴史や、

2019年に行われる三十三間堂の通し矢の日程・見学また

撮影はできるのかなどを詳しく紹介していきたいと思います。



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三十三間堂の通し矢はどんなイベント?

三十三間堂の通し矢の歴史や、

2019年に行われる三十三間堂の通し矢の日程・見学また

撮影はできるのかなどを詳しく紹介する前に、

まずは「三十三間堂の通し矢がどんなイベントなのか」を軽く説明しますね。

 

三十三間堂の通し矢というイベントは1951年から行われているイベントで、

毎年1月の中旬頃に京都の三十三間堂で開催されています。

 

三十三間堂はお寺で正式名称は蓮華王院本堂と言い、

後白河天皇が自分の為に作った寺院になります。

 

ちなみになぜ蓮華王院本堂が正式名称とは全く違う

「三十三間堂」なんて呼ばれ方をしているのかというと、その本堂の中に柱が33個あり、

これが当時の寺院としてはかなり特徴的な作りだったそうで、その柱の数にちなんで

三十三間堂と呼ばれるようになったのだそうです。

 

そしてその三十三間堂で、その年成人した弓道有段者(初段以上)や

弓道の称号を持つ人達が60メートル先の的を射て弓の腕を競い合います。

 

ちなみに「今年成人する」・「指定されたレベル以上の弓道の腕がある」

という条件さえ満たせば通し矢は誰でも参加できるので、京都在住の人達だけでなく

毎年全国から1600人ほどの新成人が集まってくるそうです。

 

また普通弓道というと弓道着というものがあるのですが、三十三間堂で行われる通し矢は

時期が成人式のある1月という事もあり、

女子は振袖袴という晴れ着と袴を組み合わせた服装でも良いとされています。

 

普通の弓道着は黒と白のシンプルなものですが、

振袖袴は赤やピンクなど鮮やかな色ばかりです。

この為三十三間堂の通し矢は、他の弓道大会にはない華やかさがあります。

 

通し矢の競技の内容ですが、勝負は予選と決勝の2つがあります。

予選では2分の間に2本の弓を射て、的に2本とも当てる事ができれば通過です。

 

こう書くと簡単そうですが、三十三間堂は弓道大会専用の場所ではないので

弓を飛ばしづらく、実際は的に当てるどころか的まで弓が届く事すら難しいのが

現実のようです。

 

決勝では予選で勝ち残った人が1本ずつ交代で弓を放ち、

的から外れた人からどんどん脱落していくというデスマッチ形式になっています。

 

そして最後まで的に当て続けられた人が優勝です。

 

華やかな姿とは裏腹に、中々に男らしい勝負ですよね。

 

白い雪がちらちらと舞い散る中、美しい着物を着た若い人達が弓を射る姿は

とても幻想的で和を感じやすく、

日本人のみならず外国人からも人気の高いイベントになっています。



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三十三間堂の通し矢の歴史は?

では、三十三間堂の通し矢の歴史について見ていきましょう。

 

三十三間堂の通し矢がいつ始まったかについては色々な説がありますが、

天正(1573年)にはすでに三十三間堂で通し矢が行われていたという話があります。

 

その時は現在のように立って弓を射ず、軒下に座って真っ直ぐ矢を飛ばしたそうです。

 

矢が33本もの柱の脇を貫き通すように駆けていくことから、

「通し矢」と名が付いたともされています。

 

この通し矢はほそぼそと行われていましたが、江戸自体になってから大流行します。

そしてはっきりと記録に残っているのも江戸時代からです。

 

古い記録では1606年に朝岡平兵衛という人が

通し矢100本のうち51本的に当てたと記録にあります。

 

また、1669年には星野勘左衛門は8000本矢を的に当て、

1686年には和佐大八郎という人がなんと8133本もの矢を

的に当てるという偉業を成し遂げています。

ちなみに和佐大八郎の記録は、現在でも未だに破られていません。

 

ただ、ここで「あれ?」と思いますよね。

現在三十三間堂で行われている通し矢は予選で2本、決勝でもそんなに弓を射ません。

 

100本や8000本はという数は一体どこから来たのでしょうか。

 

実は昔は通し矢には矢の数や時間により色んなルールがあり、

その中でも昔盛んにおこなわれていたのが「大矢数(おおやかず)」というものでした。

 

江戸時代に残されている記録は、通し矢の中でもこの大矢数と呼ばれる競技の記録です。

 

大矢数のルールはとても過酷で、

「24時間でどれだけ矢を的に当てる事ができるか」というものでした。

 

しかも的までの距離は現在の距離の2倍である120m、そして夜は照明なしと

現在の通し矢と比べると比較できないくらいに大変なものでした。

 

最高記録を持っている和佐大八郎という人8133本を時間で換算すると、

1時間になんと338本も矢を的に当てている事になります。

 

これを昼間だけでなく夜もずっと続ける訳ですから、とんでもない事ですよね。

 

ちなみに、「次から次へ」という意味のある熟語で「矢継ぎ早」という言葉があります。

この矢を継ぐというのはまさに24時間矢を継ぎ続けた

三十三間堂で行われた大数矢という通し矢が語源とも言われています。

 

さて、話は戻ります。

通し矢は大変ですが人気の競技でしたのでしばらく賑わいを見せていたのですが、

余りに過酷過ぎるのと実践ではあまり役に立たない

という事で次第にこの通し矢のルールは廃れていきました。

 

現在の通し矢はかなりすっきりしたルールになり、

参加者も観覧者も無理なく参加できる競技となりました



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三十三間堂の通し矢の日程は?

三十三間堂の歴史も分かったところで、さっそく現在の話に移りましょう。

三十三間堂の通し矢は毎年行われていますが、2019年はいつ開催されるのでしょうか。

 

2019年三十三間堂の通し矢の日程は、おそらく「1月13日(日)」です。

なぜおそらくが付くかというと、

三十三間堂の通し矢は毎年「1月15日に近い日曜日」に

行われるようになっているからです。

 

2019年の1月15日に一番近い日曜日は1月13日という事ですね。

でも「1月15日に近い日曜日」なんて、何だかとても中途半端に感じませんか?

 

なぜ三十三間堂の通し矢の日程がこんな曖昧な日程になったのかというと、

その理由は「以前の成人の日に合わせていたから」です。

 

1999年まで、成人の日は1月15日でした。

三十三間堂の通し矢は新成人が行うものなので、三十三間堂の通し矢も

その日に合わせて開催されていたのです。

 

ですが2000年からは、ハッピーマンデーの導入に伴い成人の日は

1月の第二月曜日になりました。

 

ですから三十三間堂の通し矢も少し日程を変更し、

1月15日に近い日曜日というものになったのです。

 

2019年の三十三間堂の通し矢の日程はまだ公式には発表されていませんが、

例年通りなら今年は1月13日が1月15日直近の日曜日になるので、

1月13日ではないかと予想されます。

三十三間堂の通し矢の場所やアクセス方法は?

では次に、三十三間堂の通し矢が行われる場所を紹介します。

 

三十三間堂の通し矢が行われるのは文字通り「三十三間堂」ですが、

三十三間堂は京都府京都市東山区三十三間堂廻町657にあります。

 

アクセス方法としては公共の乗り物を使うなら

JR京都駅で電車を降り、市バスの

「100系統」か「110系統」か「206系統」か「208系統」のバスに乗ってください。

そこから10分くらいで「博物館三十三間堂」という停留所に着きますので、

そこから降りればすぐ目の前にあります。

 

また京阪電車の「七条駅」から降りて徒歩7分くらいでも着く事ができます。

 

駐車場についてですが、

参拝者専用の無料駐車場が50台分(プラスバス20台分)あります。

 

ただ、三十三間堂の通し矢ではかなりの人数が押し寄せるので

当日無料駐車場に車を停めるのはかなり難しいと思っていてください。

三十三間堂の通し矢のタイムスケジュールは?

では、ここでは三十三間堂の通し矢のざっくりとしたタイムスケジュールを紹介します。

 

三十三間堂の通し矢のタイムスケジュールは以下のようになっています。

※天候や運営状況などによって若干の時間変更はあります。

 

07:45…開会式

08:00…矢通し

08:30…新成人男子予選

10:50…新成人女子予選

13:50…称号者予選

15:00…決勝

 

特に人気が高いのは10:50あたりから行われる新成人女子の予選ですね。

予選では12人がずらりと並び、2分の間に弓を放ちます。

 

12人が一斉に立ち並び弓を構える姿も美しいですが、振袖を着た姿がさらに見事で、

新聞でもよく掲載されるシーンになります。

三十三間堂の通し矢の見学は?

三十三間堂の通し矢、ぜひ行ってみたくなりますよね。

そこで気になるのが、お金です。

 

三十三間堂の通し矢を見学するにはいくら必要なのでしょうか。

実は無料です。

三十三間堂自体は、普段は「拝観料」がかかり有料なのですが、

なんとこの通し矢の日は三十三間堂の拝観も含めて無料なんです。

 

より人が集まる日に無料だなんて、すごいサービスですよね。

ただその分、人が多いです。

 

特に通し矢などは手前から多くの人が詰めかけて、

のんびりしているとあっという間に見えなくなります。

 

三十三間堂の通し矢を見る時は、人ごみを覚悟して行きましょう。

関連記事:鍋料理は翌日で腐る?冷蔵庫や常温の場合について詳しく解説!

三十三間堂の通し矢の撮影は?

若人、弓、着物、雪、京都と来ればそこまで写真に興味がない人でも

「ぜひ1枚!」と撮影したくなりますよね。

 

でも、三十三間堂の通し矢で撮影はできるのでしょうか。

三十三間堂の通し矢の撮影はOKです。

 

ですが、通し矢は一番の見所なので、カメラに腕があって

どうしても通し矢を写真に収めたい人や通し矢に参加する家族などが

真っ先に場所を陣取っていきます。

 

シートだけ敷いておく場所取りなどはできませんので、

通し矢の写真を撮りたければ当日の9時頃には通し矢が行われるブースにいましょう。

関連記事:寒中見舞いの切手、喪中時は?写真やはがきの種類についても詳しく解説!

三十三間堂の通し矢以外の見所は?

当日は無料で開催させる三十三間堂の通し矢。

通し矢があまりにステキなイベントなのでついそちらばかりに目がいきがちですが、

実は他にも見所があるんです。

 

三十三間堂自体がすごい!

通し矢の場所となる三十三間堂ですが、実は三十三間堂自体がすごいお寺なんです。

1266年に再建された(1249年に一度焼失した為)かなり歴史のある建物で、

なんと国宝に指定されています。

 

さらに、本堂に中にある千手観音坐像と風神・雷神像も国宝です。

国宝の中に国宝があるなんてすごいですし

見学する側としてはなんだかお得感がありますよね。

 

さらに三十三間堂にある門、南大門・

そして塀である大閤塀(たいこうべい)は重要指定文化財に指定されています。

 

また、本堂の中にある1001体ズラリと並べられている千手観音立像は

その迫力に思わず息を飲んでしまうほど圧倒されます。

 

このように、文化財がたくさん収められていて、かつそれらを収納している

建物自体も国宝ものですから、

三十三間堂は正に日本文化の塊と言っても過言ではありません。

 

通し矢を見る機会に、ぜひ三十三間堂自体を拝観してみるのもおすすめですよ。

 

勿論「三十三間堂」という名前の由来にもなった柱を

実際に33本数えるのも楽しいですよ。

 

出店が出る!

三十三間堂の通し矢が行われる日には、多くの人が来るので出店が出ます。

京都ならではの食べ物や雑貨も売られているので、ぜひ出店も楽しんでください。

 

楊枝(やなぎ)のお加地大法要

楊枝(やなぎ)のお加地大法要は、

通し矢と同じ日に三十三間堂で開催されているイベントです。

 

このイベント自体は、通し矢とは全く関係がない別物になります。

 

このイベントでは観音様に7日間祈祷した聖なる水を

お坊さんに聖なる樹である「(楊枝)やなぎ」で頭からかけてもらい、

無病息災を祈願をしてもらいます。

 

特にこの祈願では、「頭痛」に効果があるとされていますので、

頭痛で困っている人はついでに祈願してもらうのもおすすめです。

 

足先の冷えにご用心!靴下ホッカイロ

 

冬に野外活動をするとなると、大切になるのが「寒さ対策」ですね。

 

どんなに良いイベントでも、

寒さ対策ができていないと寒さばかりが気になってしまって楽しむ事ができません。

 

そして特に忘れがちなのが、「足先の寒さ対策」です。

体は暖かいけど足先が冷えすぎて退散してしまった、というのは意外によくあります。

 

そこでおすすめなのがこちらの「靴下に貼れるホッカイロ」です。

つま先近くに貼れば足を直接温めてくれますし、「貼る」ホッカイロなので

歩いていてズレてしまうという事もありません。

 

外でのイベントの寒さ対策には、ぜひこちらの商品をお供に使ってみてくださいね。



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関連記事:厄除けと厄払いと厄落としの違い!両方した方がいいの?

まとめ

毎年1月に京都で開催される三十三間堂の通し矢は、

参加者が晴れやかな振袖を着ている事もあり普通の弓道大会にはない

華やかさと荘厳さがあります。

 

未来を担う若人が真剣に的を見つめ矢を射る姿は

きっとあなたの心に響くものを与えてくれるでしょう。

 

ぜひ一度、三十三間堂の通し矢を見学してみてください。