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お世話になった方へ贈る、お中元やお歳暮。
日本の古き良き風習ではありますが
正直「そろそろやめたい」そんな風に
思っている方も多いようです。
ところが、お中元やお歳暮は一度贈ると
やめるタイミングが難しく
そのままズルズルと続けている場合も多いそう。
そこで今回は、お中元やお歳暮を
やめるタイミングや、やめる方法
また、やめる時に贈るお礼状などの例文を
紹介したいと思います。
相手に失礼のないようにやめるには?
一緒に見ていきましょう。
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お中元やお歳暮をやめるタイミングはいつがいい?
日頃お世話になっている方へ
感謝の気持ちを伝える為に贈るお中元やお歳暮ですが
実は、あるアルアンケート調査によると
お中元やお歳暮は「いらないと思う日本の風習」の
ツートップになるそうです。
その理由としては
・毎年何を贈るかに悩む
・いらない物を貰ってしまって困る
・形式的なことがイヤ
などになるそうです。
とはいえ、その一方で一度お中元やお歳暮を
贈ってしまうとやめるタイミングがわからず
悩みつつも、贈り続けている方も多いそう。
当初は、感謝の気持ちから贈りはじめた
お中元やお歳暮だったのに
いつしか惰性や義務感だけになっていたり・・。
実は、このような見かけや形式だけで
気持ちが伴っていない礼儀などのことを
「虚礼」といい、この虚礼の状態で
お中元やお歳暮を続けるのであれば
やめる方がベターと言われているそうです。
とはいえ、どのようにお中元や
お歳暮をやめるのか、
そのタイミングや方法って
難しいですよね?
多くの場合、お中元やお歳暮を贈る相手としては
・上司や先生などお世話になった方
・仲人
・親戚などの身内(両親や義両親も含む)
などになると思いますが
まずは、それぞれどんなタイミングで
お中元やお歳暮をやめるのがベストなのか
贈る相手ごとに見ていくことにしましょう。
お中元やお歳暮をやめるタイミング①上司や先生などお世話になった方
会社の上司やお世話になった先生への
お中元やお歳暮をやめるベストなタイミングは
その方との関係が終わった時になるそうです。
会社なら退職や異動、学校なら転校や卒業などで
その方との関係が終わり、もうお世話になることはない、
または、お世話になることが減るタイミングで
お中元やお歳暮をやめるのがいいそう。
もちろん、関係が終わっても
一生お付き合いを願いたい方の場合は
そのまま続けても問題ないそうですが
「やめたい」そう、思っている場合は
このタイミングがベストなようですよ。
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お中元やお歳暮をやめるタイミング②仲人
最近は、結婚の際に仲人さんを立てる方は
少なくなってきていますが
昔は、当たり前のように仲人さんを立てていて
この仲人さんへのお中元やお歳暮は
ずっと贈り続けていたそうです。
最近の風潮としては、結婚したての時期は
贈ったほうがいいとされているそうですが
3~5年を目安に、やめる方も多いそうですよ。
お中元やお歳暮をやめるタイミング③親戚などの身内(両親や義両親を含む)
親戚などの身内へのお中元や
お歳暮をやめたい場合は
タイミングというよりも、身内だからこそ
できれば正直に、あなたのその気持ちを
打ち明けるのがいいそうです。
例えば、お中元やお歳暮をやめたいと
思った理由が経済的な理由だった場合は
その旨を素直に相手に打ち明けるのがベスト。
身内だからこそ、経済状況なども
理解してくれることも多く
スムーズに伝わることが多いようですよ。
子供を出産したタイミングや
お子さんが進学したタイミングで
話してみるといいかもしれませんよね。
ただ、中には「お中元やお歳暮は続けるべき」という
考えの方もいるそう。
特に、両親または義理の両親の場合は
それに従ったほうが無難とも言われているそうですよ。
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お中元やお歳暮をやめる方法は?
お中元やお歳暮をやめるのに
ベストとされているタイミングを
見てきました。
「ここ!」と、決めたタイミングを
逃さないことも大切なのかもしれませんよね。
続いて紹介するのは
お中元やお歳暮をやめる方法!
できれば、相手に不快な思いをさせずに
お中元やお歳暮をやめるのが望ましいのですが
お中元やお歳暮をやめるベストな方法は諸説あり
「これが正解!」という定義は、特にないそうです。
なので、相手とあなたの関係性に合った
方法でやめるのがいいそう。
お中元やお歳暮をやめる方法には
どんな方法がある?
ひとつずつ見ていきましょう。
お中元やお歳暮をやめる方法①親しい関係の場合
フランクに話せる親しい関係の相手であれば
電話や顔を合わせた際に直接伝えるのが
ベストとされているそうです。
「そういう堅苦しいのは、もうやめませんか?」
などと、伝えるといいそうで
直接話しをする分、気持ちや事情が
伝わりやすいと言われているそうですよ。
お中元やお歳暮をやめる方法②他の贈り物に変える
お中元やお歳暮などの名目で
贈り物をするのではなく
旅行に行った際のお土産や
挨拶時の手土産やお年賀に
切り替えていくのもいいそうです。
堅苦しいお中元やお歳暮ではなく
気軽な贈り物に変えていくことで
感謝の気持ちは伝えることができますよね?
また、少しずつそのまま
フェイドアウト・・なんていうことに
繋がる可能性もあるそうですよ。
お中元やお歳暮をやめる方法③暑中見舞いや年賀状を贈る
感謝の気持ちを伝える方法は
「品物を贈る」という
行為だけではないという考え方もあるようです。
確かに、丁寧に書かれた暑中見舞いや
年賀状は気持が伝わってくるものですよね。
できれば、その際にお中元や
お歳暮をやめることを書き加えるといいそう。
例文を後程紹介しますので参考にしてくださいね。
お中元ではなく暑中見舞いに、
お歳暮ではなく年賀状に。
心を込めて書いて贈ることで
相手に気持ちは伝わるとされているそうですよ。
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お中元やお歳暮をやめる方法④ステップを踏んでやめる
お中元やお歳暮やめるのにステップ?
驚いてしまいますよね!
私も驚いてしまったのですが
知れば納得・・相手に不快な思いを
させることなく、お中元やお歳暮を
やめる方法になるようです。
どんな方法になるのか見ていきましょう。
・ステップ1:相手からのお中元やお歳暮よりも
倍以上の値段の贈り物を送る
通常、お歳暮やお中元は
相手と同額くらいの物を贈ったりしますが
やめることを考えている場合は
倍以上の贈り物をするといいそうです。
そうすることで「お気持ちはもう、十分です」と
アピールすることに繋がるそう。
倍以上とまで、いかなくても
いつもよりも高価なものを贈るといいそうですよ。
・ステップ2:贈り物と一緒にお礼状を添える
ステップ1の倍以上のお中元や
お歳暮を贈る際に、お礼状を添えて
「これからはお中元やお歳暮をやめる」旨を
伝えるといいそうです。
お礼状の例文については
後で詳しく紹介していきますが
倍以上の贈り物+お礼状で
相手に不快な思いをさせることなく
やめることができるとされているそうですよ。
ステップ3:暑中見舞いや年賀状を送る
お中元やお歳暮をやめて
そのままプツリ・・では
ちょっと寂しい気もしますよね?
なので、翌年からは
お中元やお歳暮の代わりに
暑中見舞いや年賀状を送るようにすると
いいそうです。
せっかくのご縁ですから
お中元やお歳暮をやめたとしても
出来る限りそのご縁は
大切に紡いでいきたいもの。
失礼のないようにステップを踏んで
お中元やお歳暮から、暑中見舞いや年賀状に
切り替えていけたら嬉しいですよね。
お中元やお歳暮をやめる方法⑤フェイドアウト
お中元とお歳暮、どちらも
贈っている場合は、一気にどちらも
やめるのではなく、まずはお中元から
やめる方法もあるようです。
時間はかかってしまいますが
より、自然なやめ方と言われているそう。
具体的にどのような方法になるのかというと
その方法はいくつかあるそうです。
・まず、お中元をやめてお歳暮だけを贈り、その翌年にお歳暮もやめる
・お中元の代わりに旅行のお土産などをハガキと共に贈り、お歳暮はやめる
・お中元の代わりに「残暑見舞い」として、お中元よりも気軽な値段のものを贈り
お歳暮もやめる
などになるようです。
まずはお中元をやめるか、
他の贈り物に切り替えていって
その後、お歳暮も完全にやめる方向に
していくそう。
「少しずつ、徐々に贈り物を減らしていく」という方法が
まさにフェイドアウトですよね。
相手の方も、ある程度察しがつくので
角が立たないのかもしれませんよね。
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お中元やお歳暮をやめる時!お中元やお歳暮をやめる時の例文!
お中元やお歳暮をやめる方法は
いくつかあるようでしたよね。
相手との関係性を考えながら
失礼のないようにやめたいものですが
それには、やはり最後のお中元やお歳暮の
お礼状に一言、その旨を書いて贈りたいと
考える方も多くいるようです。
直接、伝えることはできなくても
お礼状や書面なら、伝えやすいですし
きちんと伝えることで、こちらの気持ちも
スッキリしますよね。
そこで、どのような言葉をお礼状などに
書いたらいいのか、いくつか例文を
紹介したいと思います。
基本的な文章の構成としては
頭語・時候の挨拶
1、お世話になっていることのお礼
2、お中元やお歳暮をやめることへのお詫び
3、お中元やお歳暮をやめる理由(簡単に)
4、相手を気遣う言葉
結びの言葉・結語
に、なるようです。
では、具体的な例文を見ていきましょう!
お中元のお礼状でやめる旨を伝えたい場合の例文
まずは、お中元のお礼状で
やめる旨を伝える場合の例文を見ていきましょう。
例文を2つ程紹介しますね。
・例文①
拝啓
汗ばむ季節になりましたが、○○様はお変わりありませんか。
私達も家族全員、元気に過ごしております。
毎年、ささやかながらご挨拶の品を
贈らせて頂いておりましたが、その度に○○様から
結構なお品を頂戴することになり
かえって、ご面倒をおかけしているのではと
恐縮しておりました。
つきましては、誠に勝手ではございますが
例年のご挨拶を来年より失礼させて頂きたく存じます。
これからも○○様には
今後とも変わらぬお付き合いを
させて頂きたく存じておりますので
何卒よろしくお願い申し上げます。
まだまだ暑さが続くようですので
どうぞご自愛ください。
敬具
・例文2
拝啓 盛夏の候、○○様、ご家族の皆様は
お変わりありませんでしょうか。
この度は、結構なお品を頂きありがとうございました。
いつもお心遣いを頂き感謝しております。
日頃、どれほどお役に立てているものかと
恐縮しております。
お気持ちは大変感謝しておりますが
今後、季節のご挨拶のお心遣いはなさいませんよう
お気遣いを辞退したく
ここに深くお願いする次第でございます。
また、これからも○○様には
変わらずご指導いただきたく存じますので
何卒よろしくお願い申し上げます。
本格的な暑さはこれからのようです。
どうぞご自愛くださいませ。
敬具
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お歳暮のお礼状でやめる旨を伝えたい場合の例文
お中元の例文の次は
お歳暮のお礼状でやめる旨を伝えたい場合の
例文を見ていきますが
基本的には、季節の挨拶が変わるだけで
お中元の例文と同じ感じになります。
・例文1
拝啓 師走の候、○○様におかれましては
ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
今年も感謝の気持ちを込めて
ご挨拶の品を贈らせて頂きました。
毎年、ささやかながら心尽くしの品を
贈らせてい頂いておりましたが
かえって、○○様にお気遣い頂くことが多く
恐縮しておりました。
誠に勝手ではございますが
来年からは、年賀の挨拶にて
失礼させて頂きたいと存じております。
これからも○○様には
変わらずお付き合い頂きたく存じますので
何卒よろしくお願い致します。
年末年始の折、風邪などひきませんよう
ご自愛くださいませ。
敬具
・例文2
拝啓 年の瀬も押し迫ってまいりましたが
○○様にはおかれましては
ご清祥にお過ごしのことと存じます。
この度はご丁寧な品を頂きまして
誠にありがとうございます。
いつも気に掛けて頂き大変感謝しております。
こちらの都合で申し訳ないのですが
どうか今後は、このようなお心遣いは
なさいませんようお願い申し上げます。
また、今後とも変わらぬお付き合いのほどを
よろしくお願い申し上げます。
寒さ厳しく折り、どうぞご自愛ください。
敬具
などになるようです。
お中元、お歳暮、いずれにしても
「感謝の気持ち」、「今後のお中元お歳暮はやめたいこと」
とはいえ「これからもお付き合いを続けたいこと」を
しっかりと書くことが大切なようですよ。
相手に不快な思いをさせないように
言葉を選んでいくことが大切ですが
このようなお礼状には、気持ちがほぐれる
優しい雰囲気の便箋を使うのもおすすめですよ。
控えめなお花のワンポイントが
とても素敵なレターセットです。
越前和紙を使用しているので
とても上品な雰囲気で
相手の心も癒されるはずです。
お礼状の例文やフレーズ集が
ついているのがまた、嬉しい!
お礼状などに慣れていなくても
スムーズに書けるはずです。
相手との関係性を考慮しながら
先の例文や、こちらの例文集を参考に
あなたがピンとくる言葉で
心を込めて書いてくださいね。
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暑中見舞いでお中元をやめる旨を伝える場合の例文
さて、先の「お中元やお歳暮をやめる方法」でも
見てきましたが、お中元の品の代わりに
暑中見舞いの葉書を出し、その暑中見舞いに
お中元をやめる旨を書く場合の
例文を最後に紹介したいと思います。
・例文1
拝啓 暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますが
お変わりなくお過ごしのことと存じます。
例年ですと、当方から季節のご挨拶を
贈らせて頂く時期ですが
一身上の都合により、誠に勝手ではございますが
今後は儀礼を欠くことを書面にて
お詫びを申し上げます。
これまでのご厚情に感謝しつつ
○○様のご活躍をお祈り申し上げます。
まだまだ暑い日が続きますので
ご自愛くださいませ。
敬具
などになるようです。
ただ、お中元の品ではなく
暑中見舞いの葉書が送られてきた時点で
相手によっては「お中元をやめるんだな」と
察してくれることも多いそう。
なので、特に断りなどのやめる旨を書かなくても
伝わることも多く、その場合はもっと簡潔に
・例文2
拝啓 暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますが
お変わりなくお過ごしのことと存じます。
○○様には、大変お世話になり
深く感謝しております。
いつも変わらぬお気遣いを頂き
ありがとうございます。
略儀ながら、書面にてのご挨拶ではありますが
ご無礼申し上げます。
本格的な暑さはこれからなので
くれぐれもご自愛くださいませ。
敬具
などになるようです。
こちらもお礼状と同様に
相手との関係性を考慮しながら
言葉を選んで書いてみてくださいね。
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まとめ
お中元やお歳暮をやめる時のタイミングや
やめる方法、また例文などを見てきました。
ちょっと気まずく感じてしまいますが
惰性や義務感で贈り物を続けていくのも
失礼にあたるのかもしれませんよね。
感謝の気持ちを持って例文を参考にしながら
相手に伝えてみてくださいね。
お中元やお歳暮をやめても
良い関係が続いていくことを
心から祈っています。