お寺や神社に参拝した時に、お賽銭を入れてお参りをするだけで済ませていませんか。

お供えとして用意されている線香やロウソクと一緒に、護摩木が置いてある

ところがあるなら、護摩木もお供えすることをおすすめします。

 

ちょっと太い割り箸みたいなこれなんだろう、と思いながら

スルーしているのなら、ぜひ今回の記事で護摩木のことを知ってくださいね。

 

護摩木とは何なのか、お供えすることにどんな意味があるのかを、

今回詳しくご紹介します。



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護摩木とは一体どんなもの?なぜお供えするの?

護摩木とは、お寺や神社で、線香やロウソクと共に置かれている細い木札のことです。

この木札にお願いと名前、満年齢を書き、お供えすることで仏様に自分の願いを

聞いてもらうというものです。

もちろん、ただお供えをするだけでは仏様のところには届かないので、

お寺や神社の方に代わって送り届けてもらう必要があります。

 

お供えした護摩木はどうなるの?

お寺では毎日、護摩行、もしくは護摩供(ごまく)と呼ばれる修行を行っています。

護摩行を行うのは、密教系の仏教である、天台宗や真言宗で、元々は

バラモン教というインド古来の宗教で行われていた儀式を取り入れたものです。

 

護摩とは、サンスクリット語の「ホーマ」から来ていて、

「ホーマ」とは「物を焼く」ことを意味しています。

炎は天の口といわれていて、そこに供物を投げ入れるのが護摩供なのです。

 

護摩木を焼いた煙が天に届き、天はお供えを受け取る代わりに、地の人へ福を

与えると考えられています。

そのため毎日お寺や神社では、護摩行の修行を行い、

お願いをする私たちの代わりに、その願いを天へと送ってくださっています。

 

またお寺などによっては、「火祭り」と呼ばれる行事が野外で行われます。

これも護摩行の一つで、ここでも護摩木がどんどん火にくべられていきます。

 

基本的にはお寺の修行や行事ですが、

神社でも神仏習合といって神道と仏教を一つの信仰としていたところでは、

護摩供が行われているところがあります。

 

護摩行にも色々な目的がある?

護摩木を火にくべる護摩行ですが、単に護摩木を火に投げ入れるだけではなく、

様々な儀式に使われ、祈りの種類によっても使い分けられます。

つまり祈りの目的にあった仏様に護摩木を供えるということです。

 

息災法

地震や台風などの自然災害や、雷や火事などに遭わないよう、

また個人的な苦難や危険がないよう祈願するもの。

 

増益法

利益や幸福を求めて祈るもの。

 

降伏法

魔物や怨敵などを調伏するための祈願。

 

敬愛法

和合や親睦のための祈願。

 

護摩行は熱い炎の前で行を行いますが、この炎の前で精神を鍛えることから

スポーツ選手などもよく行っています。

 

祈りを捧げると共に、自分の精神を鍛えるためにも

護摩行は大切な修行として行われているのです。



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護摩木の書き方に決まりはあるの?願い事や年齢・表裏の書き方は?

護摩木は神様に供える薪ですが、護摩行を行っているお寺などでは、

願い事を書く護摩木と先祖の菩提回向、もしくは供養のために書く護摩木とがあり、

多くの護摩木がお供えされます。

 

護摩行をする際に、護摩壇という台に護摩木を乗せるのですが、

大体はその台に乗せられる長さで、20cmから30cmほどの長さがあります。

 

板状になっており、幅は2,3cmのものが多いのですが、

あらかじめ印字がされているものもあります。

これは護摩木には1つにつき、1つの願い事しか書いてはいけないためで、

あらかじめお願い事別に印字がされているのです。

 

もし先祖の菩提回向と祈願を共にするのであれば、

護摩木は2本必要となります。

 

護摩木の具体的な書き方は?

護摩木には表と裏があり、お寺では表を上にして置かれています。

無地のものもありますが、表面には赤字で印字をされているものが多くあります。

 

具体的な書き方として、表と裏ではそれぞれ以下のようになります。

 

<表側>

梵字などが印刷されている面が表になります。

こちら側には、願い事を書きます。

先祖供養のために書く場合も、こちらに菩提を弔う意味である

菩提回向を書きます。

 

<裏側>

こちらは願い事や先祖供養について書いた人について書きます。

フルネームを書いた後、満年齢の年齢を書きます。

満年齢とは数え年のことで、通常の満年齢に1つ足した年齢です。

 

分からない場合には、お寺や神社に数え年の数え方が

表になって張り出されていますので、それを見ましょう。

 

元旦から自分の誕生日の前日までは、今の年齢に2歳、

誕生日以降、大晦日までは今の年齢に1歳を足します。

 

ただし年齢の数え方は、お寺によって違うこともありますので、

分からない時には住職の方に尋ねてもかまいません。

 

護摩木に書かれた願い事や名前、年齢は

護摩行の時に読み上げられますので、

字が上手でなくてもかまいませんが、読みやすく大きな字で書きましょう。

 

護摩木は家で書いてもいい?

護摩木は年始などのお参りでも多くお供えされますが、

多くの参拝客の方がいると、護摩木に願い事を書くペンが足りなかったり、

なかなかお供えの順番が回ってこなかったりということもあります。

 

護摩木はお寺にお願いすると、自宅に送ってもらうことも可能なので、

自分でお寺にお参りに行けない場合や、

お願い事が多いのでゆっくり書きたいという場合には、

自宅であらかじめ書いたものを用意してもかまいません。

 

護摩木は燃えやすいように柔らかい木で作られていますので、

油性マジックの極細で書くといいでしょう。

 

100本が1セットになった護摩木です。

燃やしても臭いの出ない無味無臭のスプルス材でできています。

先祖供養のために親戚などに配る際にもおすすめです。



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関連記事:風水で寝室のベッドの位置や向きはどうすればいい?ベッドカバーの色は?

護摩木の書き方!願い事ごとの書き方にはどんなものがある?

護摩木には簡潔に四文字熟語で願い事を書くのがおすすめですが、

「祈願 ○○さんの病気が良くなりますように」

と自分の言葉で書いても問題はありません。

 

参考によく使われる祈願の言葉をご紹介します。

 

厄を落とし幸福を招きたい場合

心願成就

運気改善

開運除災

厄除開運

 

病気にならないよう健康に過ごしたい場合

身体健康

身体健勝

心身健康

無病息災

当病平癒

(病名が分かる場合には、当病のところに病名を入れて○○平癒とします)

関連記事:お賽銭の金額の意味!縁起のいい金額は?

 

家庭円満や家庭内の安全を祈る場合

夫婦円満

子宝成就

家内安全

良縁成就

家内開運

 

仕事や商売などの成功の場合

商売繁盛

社運隆盛

豊作祈願

 

願い事については、書き方に決まりがあるわけではありません。

神社で奉納する絵馬と同じように考えて書けば、問題はありませんので、

自分の願い事をそのまま自分の言葉で書くようにしましょう。



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まとめ

お寺や神社でお供えされる、細長い棒、護摩木の意味やお供えの仕方について

ご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

 

護摩行に使われる木と、お願い事を書く木は同じ物だったんですね。

知っている方はさりげなく手に取って持って行かれるので、

あれは何だろうという長年の疑問が解消しました。

 

お供えに毎年百八本買われる方もいるそうですが、

まずはご先祖様にお礼をお伝えする意味でも、1本からお供えしてみては

いかがでしょうか。

 

自分の願い事を護摩行で燃してもらうことで、

他の人にも福が回っていくようにとの願いも込められているそうなので、

ぜひお参りの時には護摩木もお供えしましょう。



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