テカテカした光沢を持った靴と言えば、その多くはエナメルレザーかガラスレザーです。

では、よく似た見た目をしてるこの2つ、どういう見分け方があるのでしょうか。

 

また、エナメルレザーは雨に弱いと聞きますが本当でしょうか。

そこでここではガラスレザーとエナメルレザーの見分け方や、

この2つは雨に強いのかどうかを説明します。

 

ガラスレザーとエナメルレザーの見分け方や

雨に強いのかどうか知りたい方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。



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ガラスレザーとエナメルレザーの見分け方は?

ガラスレザーとエナメルの見分け方ですが、それぞれはけっこう違いがあるので

きちんと特徴を知れば2つを見分ける事はできます。

 

そこでガラスレザーとエナメルレザーの見分け方の前に、

まずはガラスレザーとエナメルレザーが何なのか見ていきましょう。

 

最初はガラスレザーからです。

引用元:https://mishoecare.exblog.jp

ガラスレザーとは、革の加工法の1つです。

 

牛などの動物の皮をクロム化合物と呼ばれる化学薬品を使って鞣(なめ)した後、

ガラス板やホーロー加工した鉄板に貼り付けて乾燥させます。

ガラスレザーの「ガラス」はこのガラス板から来ているんです。

 

次に革の表面を削り傷やシワなどを落とした後、顔料などの合成塗料を分厚く塗ります。

 

これがガラスレザーです。

 

ガラスレザーの特徴は、まずその光沢です。

合成塗料を均一に分厚く塗っているので、光をきれいに反射して美しく光ります。

さらにガラスレザーの特徴としては、撥水性・防水性・耐久性がある事が挙げられます。

 

皮と言えば「水に弱い」「傷がつきやすい」というデメリットがありますが、

ガラスレザー加工された革は分厚い合成塗料のおかげで撥水効果があり、

水に強くなります。

 

また合成塗料には革を丈夫にさせる効果もあるので

耐久性も増し、傷もつきにくくなります。

 

さらに、ガラスレザーは最初から丈夫で汚れにくく傷もできにくいので

メンテナンスをあまり必要としません。

 

普通革製品というと、

定期的な乾拭きが必要だったりクリームを塗ったりしなければいけません。

 

ですがガラスレザーなら

相当汚れない限り磨かなくても常にピカピカ光っていますし、

傷もつきにくいので定期的に靴クリームを塗らなければいけないという事もありません。

 

ですから、「小まめなメンテナンスをする時間がない、

だけど毎日使うもの」としてはガラスレザーは非常に優秀です。

 

このように革なのに丈夫で長持ち、メンテナンスも不要といい事づくめのような

ガラスレザーですが、実は欠点もあります。

 

まずは、「味がない」です。

 

革の表面を完全に合成塗料で覆っている為に、半分「人工物」と化していて

革本来の味わいなどはなくなっている事です。

 

革と言えば使えば使うだけ色味が出るとか渋くなると言いますが、

ガラスレザーはそんな事はありません。

 

合成塗料の層が厚すぎて靴クリームなどを塗っても奥まで浸透しませんので、

「革の経年変化による成長」は見込めません。

 

また、ガラスレザーはいかに丈夫と言えど、それは値段に比例します。

 

ガラスレザーは皮の表面を削った後に加工するので、

傷があったりシワがあったりして革製品にするにはハネられがちな皮でも

素材にする事ができます。

 

つまり、安価でも提供できるという事です。

 

ですが安すぎるガラスレザーですと皮も合成塗料もそれなりのものですので

いかにガラスレザーが光沢があって丈夫だと言っても

早くに光沢がなくなったり穴が空いたりしてしまいます。

 

これがガラスレザーの特徴です。

次にエナメルレザーを見ていきましょう。

引用元:https://vector-park.jp

エナメルレザーとは、クロム化合物で鞣した後、

その革の上にエナメルやポリウレタンと呼ばれる樹脂を塗りつけたものです。

 

よく見るのは女性がパーティで履くようなヒールのある靴なのですが、

人工革ではなくちゃんとした「動物の皮」でできているのに、

まるでプラスチックみたいな表面をした靴がありますよね。

 

それがエナメルレザーです。

 

エナメルレザーの特徴は、何と言ってもその光沢です。

光をかなり反射しますので、テカテカとまるで宝石のように光ります。

 

ガラスレザーも光りますが、テカテカ具合は圧倒的にエナメルレザーの方が上です。

ガラスレザーが鈍い光に対してエナメルレザーの光は、

塗れた水の上に反射するような光り方をしています。

 

祝賀会や歓迎会などのおめでたい席で履いて行くには実に都合の良い靴です。

 

ただ、プラスチックのように無機質に見えるエナメルレザーですが、

実はか弱い女性のようにそこまで丈夫ではありません。

また汚れもつきやすいので一度履いたら乾拭きするなどの手入れが必要です。

 

また湿気にも弱いので、定期的に風通しをしなければいけません。

 

しっかりメイクをしなければ「美しい」と呼ばれない女優と同じように

パーティなどで活躍してくれるエナメルレザーにはその舞台にあげるまでに

それなりの手間をかけないといけないんです。

 

これがエナメルレザーの特徴です。

なんとなく見分け方は分かりましたか?

 

見た目の見分け方としては、やはり「光り方」でしょうか。

 

水に濡れたような光で、幸薄の少女のようにどこか頼りない光り方をしていたら

それはエナメルレザーです。

一方どっしりとした鈍い光を放っていたら、それはガラスレザーです。



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ガラスレザーとエナメルレザーの違いは?

ガラスレザーとエナメルレザー、それぞれの革の特徴を見てきました。

見た目は同じように見えても、かなり違いがある事が分かったかと思います。

 

では、ここでガラスレザーとエナメルレザーの違いをまとめてみます。

 

違い①

加工法

ガラスレザーはクロム化合物で鞣した後、

ガラス板やホーロー板に貼り付けて乾燥させた後、合成塗料をたっぷり塗ります。

一方エナメルレザーは、クロム化合物で鞣した後、

エナメルやポリウレタンなどの合成樹脂を塗ります。

 

違い②

撥水性

ガラスレザーは水に強い合成塗料をしっかり塗っているので水に強く、撥水性があります。

一方エナメルレザーに撥水性や防水性のようなものはないので

水をかぶればそのまま浸透します。

 

違い③

耐久性

ガラスレザーは合成塗料で耐久性がかなりアップしていて、

外を歩き回るビジネスシューズとしても優秀です。

 

一方エナメルレザーはそこまで丈夫ではありません。

乱暴に履くとエナメルの表面にヒビが入ったりしてしまいます。

 

違い④

メンテナンスの必要頻度

最後に、メンテナンスの必要頻度です。

 

ガラスレザーは最初から強い耐久性や汚れにくさ・消えない光沢を持っていますので、

メンテナンスはそこまで必要ではありません。

 

ですがエナメルレザーは一度履いたら磨いたりシワを伸ばしたりし

かつ定期的に風通しをするなどこまめなメンテナンスが必要です。



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ガラスレザーとエナメルレザーは、雨に強い?

毎日靴を履く私たちの生活では「雨」というのはちょっとした困った現象ですよね。

裸足なら問題ありませんが、靴となると雨に強いもの・弱いものがあります。

 

うっかり雨の日に雨に弱い靴を履いてしまうと、

足に水が染み込むわ靴自体もダメになるわで大変な事になります。

 

では、ガラスレザーとエナメルレザーは雨に対してどうなのでしょうか。

 

まずガラスレザーについてですが、

上記でも散々「撥水性がある」と書いてきた通りなので、雨には強いです。

 

勿論「水たまりの中に飛び込んでも平気」とまではいきませんし、

防水性なら長靴には負けてしまいます。

 

ですがビジネスでは長靴が履けない事がほとんどですよね。

そんな時は、少し濡れたくらいでは全く問題ないガラスレザーが大活躍します。

 

次にエナメルレザーですが、こちらも上記で書いた通り、「水には弱い」です。

水どころか湿気にすら弱いので、エナメルレザーに水分は厳禁です。

 

雨の日は絶対にエナメルレザーを履いて行かないようにしましょう。

もしパーティなどでどうしても雨の日に履く必要があるなら、

その時は会場までは別の靴で入って、濡れる心配のない屋内についたら履き替える、

という風にした方がいいですね。



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まとめ

ガラスレザーもエナメルレザーも一見どちらも同じようにピカピカ光っているので

「大した違いはない」と思うかもしれませんが、実は全然違います。

 

ガラスレザーを扱うようにエナメルレザーを扱ってしまうと

すぐにエナメルレザーはダメになってしまうので、適切な取り扱いをしましょう。

 

ガラスレザーとエナメルレザーはどちらにも良い所があるので、

うまく使い分けてくださいね。