お寺から報恩講のお知らせが届いたけれど、

一体どんな行事なのか、何が行われるのか、知らないままだと困りますよね。

 

報恩講は浄土真宗の門徒にとって、

1年のうちで一番大切な行事とされています。

浄土真宗の本山である西本願寺で勤められる報恩講に参加できない門徒のために、

全国にある浄土真宗のお寺でも行われます。

 

報恩講は長いところでは1週間続くこともある行事で、

お寺の行事ではありますが、

地域の人も一体となって参加するお祭りに近いものがあります。

参道には屋台も出ますし、大人にとっても子供にとっても、

1年に1度の大きな行事なのです。

 

そこで今回は、報恩講に初めて参加する時に知っておきたい、

報恩講の行事の内容、そしてお寺に持参するお布施について詳しくご紹介します。



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報恩講とはどんな行事?その言葉の意味は?

報恩講とは、言葉通りの意味だと「恩に報いる集団」、もしくは「集まり」を意味します。

恩というのは、自分が生きていく中で色々支えてくれた人や人以外のもの、

そのおかげによって、自分が今あることをいいます。

 

浄土真宗では、仏様の教えを伝え、門徒一人一人に生きる道を指し示してくれた、

宗祖である親鸞聖人の恩に報いるために、報恩講を行っているのです。

 

親鸞聖人の命日が旧暦の11月28日であるため、

この日に親鸞聖人が喜んでくれること、

つまり私たちは聖人の教えを今も引き継いでいますよ、

ということをお伝えする行事ともいえます。

 

元々報恩講の起源は、親鸞聖人の法要です。

親鸞聖人のひ孫である覚如上人が33回忌の法要を勤め、

それから今にわたって受け継がれている行事なのです。



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報恩講は一体何をする行事なの?いつするの?

報恩講は先にもご紹介したように、親鸞聖人の法要です。

浄土真宗では、亡くなったらすぐに仏様になるという教えがあります。

そのため、法要は悲しみの場ではなく仏様になったことを喜び、

そして故人がつないでくれた縁を確かめる場でもあります。

 

そのため報恩講では、多くの門徒が集まり、

親鸞聖人の教えを改めて皆で聞いて幸せになることが第一の目的とされています。

門徒が真の幸せを得ることが、親鸞聖人の喜ばれることであり、

真の幸せを得た人も、親鸞聖人のご恩に報いるために集まるのが報恩講です。

 

報恩講では、法要の他、勤行(読経などのお勤め)、法話などが行われます。

その他、帰敬式(法名をいただくために行われる儀式)など、

厳かな行事が続きますが、お寺によってはコンサートを行ったり、

落語会を開くというところもあります。

 

親鸞聖人の命日は旧暦の11月28日ですが、

新暦の11月28日に行うお寺や、新暦に換算して1月16日に行うお寺もあります。

報恩講は10月から1月までの間、全国のお寺で行われますが、

ご本山で命日当日に報恩講を行うため、基本的にはそれ以外の日に行います。

 

これは本当はご本山に集まるのが、最も親鸞聖人の恩に報いることになるのですが、

行くことができない、また距離的に行けない信者のために、

近くのお寺や自宅で行ってもよいとされているからです。

ご本山では、全国から僧侶や門徒の方が集まる盛大な行事なので、

ぜひ一度は参加してみてはいかがでしょうか。



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報恩講にはお布施が必要?金額相場は?

初めて報恩講でお勤めする場合、気になるのがお布施のことです。

お布施は僧侶の方に来て頂いたり、読経をお願いしたことへの対価ではなく、

仏様への恩返しの意味があるため、金額に決まりはありません。

 

浄土真宗は大きく分けると関西を中心とした西日本、関東を中心とした東日本、

そして鹿児島に多くの門徒がいて、その地域ごとにお布施の金額も違います。

はっきりとした基準があるわけではありませんが、

相場としては5000円、地域によっては3000円というところもあります。

浄土真宗の歴史が長い鹿児島では、1万円という地域もあります。

 

地域によって金額の違いがあるというよりも、

その地域での門徒の数によっても、お布施の相場は変わります。

お寺は門徒によって支えられていますので、

お布施や年会費といった収入がなければ成り立ちません。

 

仏様は金銭を要求しないという建前はありますが、

報恩講を勤めるためには費用がかかりますし、

寺自体の維持費など、お布施がなければ維持自体ができないのが現実です。

 

そのため地域によっては、お布施の相場を近所などで決めているところもあります。

代替わりしたなど、報恩講についてお布施の金額が分からない時には、

門徒総代の方に確認し、金額を教えてもらうのが一番です。

 

報恩講を勤めさせて頂くことのご恩返しと考えて、

お布施はきちんと用意するようにしましょう。

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報恩講のお布施の袋の表書きの書き方は?

報恩講では、ご祝儀袋でも不祝儀袋でも問題はなく、

「報恩講志」や「お供え」、「お布施」といった表書きをします。

これは浄土真宗では、

お寺にお供えするお金は、仏様に捧げるものという考え方があるためです。

 

浄土真宗では死は悲しい別れではなく、

仏になったことを喜ぶものなので、祝儀不祝儀という考えがありません。

さらに報恩講は、親鸞聖人とのご恩に報いるお勤めなので

ご祝儀袋や不祝儀袋ではなく、白い封筒に表書きをきちんとしていれば、

問題ないとされています。

 

ただ報恩講は親鸞聖人の法要でもありますので、

その意味から不祝儀袋を使う人もいます。

どちらであっても失礼ではありませんが、

地域によってはお寺の方から、報恩講でのお布施用の袋を渡されることがあり、

それには表書きが先に印刷されていますので、そのまま使って問題ありません。

 

表書きについては、仏様にお供えするという意味で「ご仏前」としてもかまいません。

お店などで販売されている不祝儀袋には、表書きが印刷されているものがほとんどなので、

それをそのまま使えばいいでしょう。

ただし地域によっては、お布施をとりまとめていることもありますので、

門徒総代の方が分かるなら、どうすればいいのか教えてもらうようにしましょう。

 

表書きは印刷されているものが多くありますが、

どうしても書かなければならないのが、自分の名前です。

表書きをお店の方にお願いする方法もありますが、時間的に無理な場合もあります。

そんな時に便利なのが、名前のはんこです。

連名もできますし、薄墨インクタイプもありますので、長く使えて便利です。

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まとめ

浄土真宗で行われる報恩講について、

どんな行事なのか、またどのようなことをするのか、

お布施の相場や表書きについてご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

 

浄土真宗の門徒にとっては、1年の中で最も大切な行事とされる報恩講。

ただ親や祖父母が熱心な信者で、言われるままに色々用意をしていたけど、

実際に自分が仕切らなければならなくなった時に、

どうすればいいのか分からないといったことがあります。

 

実際にお寺の方に相談してもいいですし、

地域にいる門徒総代の方に相談する方法もあります。

浄土真宗では門徒がお寺を支える仕組みとなっていますので、

今後お寺とのよい関係を続けていくためにも、失礼のないようにしましょう。




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