大学在学中にやっと取れた内定。

 

内定が取れると春から晴れて新入社員となりますが、

新入社員として入社する前にその会社の事を軽く学ぶ

「研修」という制度が多くの企業にあります。

勿論研修は参加必須ですが、その研修、よく日程を見てみると…卒業式にかぶっている!?

という事は意外とよくあります。

 

ではこの場合、卒業式を欠席してでも研修に参加した方がいいのでしょうか?

 

そこでここでは、卒業式と会社の研修がかぶった場合はどちらを優先すべきか、

他の人はどうなのか、また卒業式を優先させる場合の

上手な研修の断り方などを紹介します。


スポンサーリンク


大学の卒業式と小・中・高の卒業式の違い

卒業式と会社の研修がかぶった場合はどちらを優先すべきか、

他の人はどうなのか、また卒業式を優先させる場合の

上手な研修の断り方などを紹介する前に、

まずは「大学の卒業式について」軽く説明しましょう。

 

卒業式と言えば、大学生に入るまでにも

皆さん何度か経験した事のあるイベントだと思います。

 

そして多くの人が特に「思い出深い」と考える卒業式は、

小・中・高のいずれかの卒業式でしょう。

 

小・中・高の卒業式は卒業生も在校生も参加し、

かなりの大所帯の式典になります。

 

そこでプログラムをうまく進行させる為に練習が必要になり、

学生は当日を迎えるまでに何回も何回も卒業式を訓練する事になります。

 

ですから卒業式の感想については

「寒い体育館で何度も座ったり立ったりをさせられて疲れた」というような、

当日の卒業式よりむしろ「それまでの練習の卒業式」に

強い印象を持っている人も多いです。

 

それくらい、卒業式といえば「ひたすら練習」というイメージがあります。

そう言った意味で「思い出深い」と考える人は多いです。

 

では、大学の卒業式はどうでしょうか。

実は大学の卒業式は、小・中・高の卒業式とは大きく違います。

 

まず、プログラム上在校生が参加する事はありません。

 

小・中・高の卒業式と言えば在校生は

歌やスピーチで卒業式を盛り上げてくれるのに必須の存在でしたが、

大学ではそれはありません。

 

参加するのは卒業生、それに卒業生の保護者や来賓だけです。

 

勿論在校生も卒業式自体には参加する事はできますが、

それは卒業生の保護者と同じ立場で、「先輩たちを見送る」というのみになります。

 

そして卒業式の目玉と言えば「卒業生一人一人に手渡す卒業証書授与」ですが、

大学の卒業式にはそれもありません。

 

大学の卒業式では、卒業証書授与は卒業生代表一人に手渡されて終わりです。

また、そう言った事から、大学の卒業式は特に覚えるような事もないので

練習もありません。

 

さらに小・中・高の卒業式は1日に1回だけですが、

大学の卒業式は1日に何回かある事があります。

 

大学は文系から理系、そして大学院と幅広い分野を勉強している人がいます。

ですから科によって卒業式を分ける事があるんです。

 

そうなると、1日のうちに文系の卒業式→理系の卒業式→大学院の卒業式と

ところてん式に卒業式を行う大学もあります。

 

小・中・高の卒業式はそれこそ全校生徒を挙げての一大イベント言う感じでしたが

大学ともなると、卒業式は儀式と言うよりむしろ流れ作業のようにもなっています。


スポンサーリンク



実際の大学の卒業式のプログラムを見てみよう

では実際の大学の卒業式のプログラムがどうなっているのでしょうか。

 

ここでは例として

2018年度の筑波大学の卒業式のプログラムを見てみましょう。

 

【筑波大学の卒業式のプログラム】

【学群第一回】対象組織:人文・文化学群、社会・国際学群、

人間学群、理工学群、理療科教員養成施設

 

8:50~9:10 卒業生及び一般教職員入場

9:10~    学生歌『常陸野の』

 

9:15~    奏楽(ヴァーグナー『マイスタージンガー』第1幕への前奏曲)

9:30~    開式

学位記授与

卒業証書授与

 

学長式辞

卒業生代表謝辞

 

学生表彰

送別の歌『IMAGINE THE FUTURE ~ 未来を想え』

10:15(予定) 閉式

 

これで卒業式は終わりです。

式自治は8:50~10:15と1時間25分程度で終わります。

 

ちなみにこの後10:50からは

【学群第二回】(対象組織:生命環境学群,情報学群,医学群,体育専門学群,

芸術専門学群)の卒業式が始まります。

 

そしてその次は13:30から今度は大学院の卒業式が始まります。

 

どうでしょうか。

プログラムの内容を見ると、

「本当に必要な物だけを取り入れた式」という感じがしますね。

 

卒業式だからと言って色々詰め込むとスケジュールが押して

最後の大学院の卒業式が詰まってしまうかもしれませんし、

これくらいでちょうどいいのかもしれません。


スポンサーリンク



大学の卒業式、欠席者は1割!?

小・中・高の卒業式は練習時間が長く、うんざりしてしまいます。

 

ですが大学の卒業式はその練習もほぼなく、

当日の式もかなりスピーディーに終わります。

 

かなり気軽に参加できるので大学の卒業式はほとんどの人が出席するかと思いきや、

実は大学の卒業式には毎年1割程度の欠席者がいます。

 

卒業生が200人いれば、20人は欠席しているという事ですね。

 

「え!一割も!?」と思う人もいると思う人もいれば、

「そもそも卒業式を欠席していいの!?」と思う人もいるでしょう。

 

確かに小・中・高の卒業式は出席するのが当たり前で、

欠席する人なんてほとんどいませんでしたよね。

 

それにそもそも卒業式は嬉しい門出のイベントのはずです。

急病者の可能性を考えても、1割は欠席者が多すぎるような気もします。

 

では次の項目では、なぜ大学の卒業式で1割も欠席者がいるのか

その理由をを見ていきましょう。

大学の卒業式、欠席の理由は?①面白くないから

ではここでは、大学生が大学の卒業式に欠席する主な理由をいくつか紹介しましょう。

まず1つめは「面白くないから」です。

 

えー!そんな理由!?と思う人もいるかもしれませんが、

さきほども説明した通り、大学の卒業式は挨拶も卒業証書授与も

全て「代表者」が行うのでほとんどの卒業生は何もする事がありません。

 

ただ黙って話を聞くだけです。

そうなると、「面白くない」と感じる人がでてくるのも当然ですね。

 

加えて大学と言うのは小・中・高と比べるかなり自由であり、

個人の意思がかなり尊重されます。

 

大学では「卒業生は必ず卒業式に出席してください」と言っている事がほとんどですが

ひどい風邪など体調不良の時は個人の申し出により休ませてくれます。

 

そこで、「どうせ1時間程度の式だし、自分が行っても特にする事もないし」という事で

「風邪を引いてしまって…」「母の体調が悪いみたいで…」などと

適当な言い訳をしてシレっと休む人もいます。

大学の卒業式、欠席の理由は?②一緒に騒いでくれる友達がいないから

これも「え!そんな理由!?」と思う人がいるかもしれませんが、

意外と侮れない理由です。

 

大学は勉強するところなので、「勉強に熱中するあまり友達がロクに作れなかった」

という人もでてきます。

 

そこで卒業式ですが、卒業式はだいたい1~2時間です。

 

その間、挨拶や卒業証書授与の代表者にでもなっていない限り、

その他大勢の一人としてただ黙って座っているだけです。

 

そしてその卒業式が終わると、

卒業生は思い思いの友達と居酒屋やカラオケへ繰り出して

改めて卒業パーティをしに行きます。

 

そんな時に友達がいないと、式が終わった後、

他の人が友達とワイワイしながら消えていくのを一人ぽつんと見送る事になります。

せっかくの卒業式なのにそんな状況に置かれたら、悲しみしかないですよね。

 

ですから、「だったらどうせする事もないし卒業式自体参加しなくていい」となって

欠席する訳です。

大学の卒業式、欠席の理由は?③会社の研修などがあるから

実は本題とも関係してくるのですが、「会社の研修があるから」という事で

大学の卒業式を欠席する人も毎年います。

 

大学の卒業式は小中高の卒業式と比べると内容もかなりあっさりしたものなので、

「何が何でも出たい!」と思う人も少ないようです。

 

そこで、あまり思い入れのない大学の卒業式よりは

これから長い付き合いになるであろう会社の研修を優先するという人もいます。

卒業式を欠席する場合は、きちんと連絡をしておこう!

大学は小中高と比べると規律が緩く、個人の判断に任されている事が多いです。

大切な行事である卒業式も、個人の都合一つで、しかも詮索もされず休む事ができます。

 

ただ、その場合はきちんと休む為の責任を果たしておきましょう。

 

それは「卒業式を休む事を事前に大学側に連絡しておく事」です。

卒業式では卒業証書が渡されますが、欠席者の分は学生課などが預かって

後で郵送なり手渡しなりしてくれます。

 

ですが卒業式を休む事を大学側に連絡していないと最悪卒業証書を預けられる事もなく

行方不明になってしまう事もあります。

 

また、卒業式は割と簡単に休む事ができるものの

大学側はあくまでも「卒業式は必ず出席してください」と通達している事がほとんどです。

 

それなのに何も言わずに欠席すると、「そんな事では困ります」と怒られます。

 

大学の卒業式はきちんと理由があれば休む事ができますが、

理由を言わず勝手に休むと周りにも自分にも迷惑がかかるので

卒業式を休む時は事前にきちんと連絡をするようにしておきましょう。

 

卒業式と会社の研修がかぶったら、どちらを優先させるべき?

会社の研修と卒業式はかぶる事があります。

では実際、卒業式と会社の研修がかぶったらどちらを優先させるべきなのでしょうか。

 

大学は義務教育ではありませんので、「絶対卒業式が優先」という訳ではありません。

 

勿論大学としては卒業生であるあなたにぜひ卒業式に参加してほしいと思っていますが、

だからと言って会社の研修を断った後のフォローをしてくれる訳ではありません。

 

ですからこれは、「あなた本人の優先度で決めていい」と思います。

あなたが「大学の卒業式にぜひ参加したい!」と思うなら卒業式が優先でいいですし

「卒業式よりも会社の研修内容の方が面白そうだ」と思うなら

会社の研修が優先で大丈夫です。

 

ただ、ここで大事な事があります。

それは、「周りに流されない事」です。

 

せっかく内定した会社から研修のお誘いが来ると、例え卒業式だとしてもそれを

断ってしまうと悪いような気がしますよね。

 

また、卒業式に興味がなく会社の研修に参加したいと思っていても、友達から

「一緒に卒業式に参加しよう!」と誘われる事もあります。

 

ですが、それはそれ、これはこれです。

 

「卒業式には出たいけど、会社がそういうのなら仕方ない…」

「会社の研修に参加したいけど、友達が言うから卒業式の方に行く」

と流されるのではなく、

しっかりと自分の権利を認識した上で、

どちらを優先するのか自分の意志で決めてくださいね。

関連記事:新入社員の歓迎会での服装!女性・男性別に詳しく解説!

卒業式を優先させる時の、会社の研修の断り方は?

卒業式と会社の研修がかぶった場合、

最終的に会社の研修を優先させるなら話は簡単ですよね。

会社に「行きます」と返事をすればいいだけです。

 

問題なのは、卒業式を優先させる場合です。

この場合、何と言って断ったらいいのか、言い方が難しいですよね。

 

では卒業式を優先させた時は、どういって会社の研修を断ればいいのでしょうか。

 

そこでここでは、卒業式を優先させる時の、会社の研修の断り方を紹介します。

 

会社の研修を断る時は、電話かメールをしますよね。

その時、

「その日はちょうど卒業式なので休みます!」というはっきりしたものではなく

「その日はちょうど卒業式になっているので、

申し訳ないのですが休ませてもらっても大丈夫でしょうか?」

とややへりくだる感じで伝えるようにしましょう。

 

そうするとだいたい相手も察して、

「あー、そうだったんだ、悪かったね、卒業式、参加しておいで!」と言ってくれます。

 

大事なのは、最初から堂々と「研修には行きません」と主張しない事です。

「研修に行きたいんですけど、卒業式がありまして…」と申し訳ない感じで断ると

角がなく相手も納得しやすくなります。

 

卒業式があるのに会社が研修を強く押してきたら、ブラックかも!

卒業式か会社の研修か。

どちらを優先させるかについては、「こっちがいい!」という正解はありません。

 

しいていうなら、あなたの出した答えが正解です。

 

ただ、どちらの場合でも会社が

「卒業式は休んで会社の研修に参加してください」と言ってきたら

その会社はあまりよくないと思います。

 

確かに大学の卒業式は、「友達がいないから」「単純につまらないから」という理由で

休む人がいるほど軽いものです。

 

ですがそれは、本人にしかわかりません。

 

基本的に卒業式と言うのは、

「数年間学校生活を真面目に送り、大きな問題も起こさず、ある一定の成績を修めた」

という一つの集大成です。

 

また学費の面から考えると小中高よりも大学が断然お金がかかっていますから、

卒業式までがっつり参加して最後まできっちり元を取るのが学生の役割とも言えます。

 

そんな卒業式を簡単に「休んでください」なんていう会社は、

人の事を大切にしていない印象を受けます。

 

もしあなたが卒業式でなく会社の研修を優先させるつもりでも、先に会社が

「卒業式なんてする事ないんだから、出席なんてしなくていいよ、いいから会社きて」

なんて言い出したら、少し注意しておきましょう。

 

もし潰されそうになった時の為に、退職の準備だけしておくのもいいかもしれません。


スポンサーリンク


 

まとめ

大学の卒業式は「会社の研修がある為」と言えば休む事ができます。

 

ですから卒業式と会社の研修がかぶった場合、

どちらを優先すべきかは完全にあなたの判断次第です。

大学にあまり思い入れが無ければ会社の研修を優先してもいいですし、

卒業式は絶対参加したい!と思うならぜひとも卒業式を優先しましょう。

 

社会に出ても、「自分がどうしたいか」という意思はとても大切です。

 

言われた通りに流されるのではなく、これをひとつの練習だと思って、

どちらを優先すべきかしっかり考えてみてくださいね。


スポンサーリンク