ソーラン節と言えば、振り付けがカッコいいのが特徴ですよね。

とはいえかなり独特な振り付けですが、

この振り付け、何か意味があったりするのでしょうか。

 

また、同じソーラン節でも

曲調が全然違ったり振り付けが全く異なる踊りだったりするものがあります。

それはなぜでしょうか。

 

そこでここでは、ソーラン節の振り付けの意味や、

曲・踊りの種類についても色々と解説します。


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ソーラン節ってそもそも何?

ソーラン節の振り付けの意味や曲・踊りの種類についても色々と解説する前に、まずは

“ソーラン節とはそもそも何なのか”について説明します。

 

ソーラン節は「北海道日本海側沿岸で生まれた、漁師の民謡」です。

 

北海道にある後志・積丹半島から余市郡にかけての地域では、

江戸時代から昭和初期にかけてニシン漁がとても盛んでした。

 

春になると、ニシンで海が真っ白になるくらいにニシンが取れていたそうです。

 

ニシンが取れすぎるせいで、この時期には地元の漁師だけでなく「ヤン衆」と呼ばれる

北海道各地や東北地方などからの出稼ぎ漁師もやってきて、

我先にとニシンの漁獲高を争っていたそうですよ。

 

ただ、海に出れば大漁間違いなしなのは良いけど、

春先なので海はまだまだ寒いし網が手に食い込んで痛い!

 

という訳で、ソーラン節は漁師たちが過酷な職場で働く自分たちを勇気づける為に

歌っていたとされています。

 

ですからソーラン節は別名「鰊場作業唄(にしんばさぎょううた)」とも呼ばれています。

 

ソーラン節は5番まであるので全て載せられませんが、

試しにソーラン節の歌詞を1番だけ見てみましょう。

 

ヤーレン ソーラン ソーラン

ソーラン ソーラン ソーラン (ハイ ハイ)

沖の鴎に 潮どき問えば

わたしゃ立つ鳥 波に聞け

チョイ ヤサエエンヤンサノ

ドッコイショ

(ハ ドッコイショ ドッコイショ)

 

見れば分かると思いますが、力仕事の漁師の歌のせいか、掛け声が多い歌ですよね。

海で必死に漁をしている漁師たちの姿が目に浮かぶようです。

 

このようにソーラン節は、

「船を出し、ニシンを大量に取り、そして港へ帰って水揚げする」という、

片田舎の漁師がめでたい漁の過程を歌で綴った素朴な民謡になります。


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ソーラン節の振り付けの意味は?

 

ソーラン節はニシンを取る漁師の歌ですから、

振り付けも当然「海」や「船」、「魚を取る漁師の動き」が元になっています。

 

ソーラン節で一番有名なフレーズは「ソーラン、ソーラン!」という掛け声

だと思いますが、この時の振り付けは両手で網を引っ張る姿が元になっています。

 

上の動画はソーラン節を踊っているものです。

 

「ニシンを取る漁師さん」としてこの踊りを見ると、

何をしているのかなんとなくわかりますよ。

 

ぜひ、想像しながら見てみてください。


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南中ソーラン節とソーラン節の関係は?

ソーラン節が北海道のニシン漁の歌だという事は分かりましたね。

 

ただ、現在皆さんが良く見るソーラン節は、

「盆踊りのようにのんびりした民謡」というより

「現代風のかなり激しいダンス」だと思います。

 

では、この激しいソーラン節は一体何なのでしょうか。

 

このソーラン節は、「南中ソーラン節」と呼ばれています。

南中というのは「稚内市立稚内南中学校」の略で、

この学校の教員と生徒がソーラン節を今風にアレンジして作り上げたので

このような名前になっています。

 

と言っても、編曲から何から一から作った訳ではありません。

 

振り付けは教員と学生で考えたそうですが、曲は伊藤多喜雄さんが編曲した

「TAKiOのソーラン節」というもので、

これは一時期テレビのCMに使われていたそうです。

 

このCMをたまたま見た南中学校の教員が、「これなら子供たちにもウケる」と考え

新しいソーラン節を提案したのが始まりでした。

 

南中学校はこのダンスで第9回民謡民舞大賞全国大会に出場する事になり、

さらにそこで舞踊家の春日寿升にさらにカッコよく振り付けを再構成してもらって

南中ソーラン節は完成したそうです。

 

上記の動画は、南中ソーラン節の踊りです。

元々のソーラン節とはかなり違う事が分かります。

 

どちらにも良さがありますから、ぜひその違いを楽しんでみてくださいね。


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ソーラン節とYOSAKOIソーラン節の関係は?

さらに、ソーラン節でよく聞くのは「YOSAKOIソーラン節」です。

YOSAKOIソーラン節は、さきほど説明した南中ソーラン節とも少し違います。

 

では、YOSAKOIソーラン節とは一体何なのでしょうか。

 

実は、ソーラン節が進化した一つの結果が、YOSAKOIソーラン節です。

 

徳島県では阿波踊りというのがとても有名ですが、その阿波踊りに対抗する為に

高知県では1954年からよさこい祭りというのを開催し、

それに付随して「よさこい踊り」というのが作られました。

 

このよさこい踊りは年を追うごとに賑わいを見せました。

そしてある時北海道大学の学生がこのよさいこ踊りを体験してひどく感動し、

「ぜひ北海道でもこのようなお祭りやダンスを広めたい」と考え

高知県の「よさこい」と北海道に昔からある「ソーラン節」を合体させ

「YOSAKOIソーラン節」として広めたのがYOSAKOIソーラン節の始まりです。

 

現代風にカッコよくアレンジされたソーラン節は瞬く間に全国に広まり、

色んなイベントやダンス大会で踊られるようになりました。


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ソーラン節の曲や踊りの種類は?

では、ソーラン節の曲や踊りの種類は現在いくつぐらいあるのでしょうか。

 

大きな流れとしては元々の民謡であるソーラン節、

そしてそこから派生した南中ソーラン節で2種類ですが、

実はソーラン節はそこから無限に曲や踊りの種類があります。

 

その理由は、YOSAKOIソーラン節です。

 

毎年6月になると北海道稚内市で「YOSAKOIソーラン祭り」という、

ソーラン節のダンス大会が開かれます。

 

普通〇〇ダンス大会というと、課題曲やテーマがある程度

決められているような気がしますが、YOSAKOIソーラン祭りは違います。

 

YOSAKOIソーラン節には、以下の2つのルールしかありません。

 

鳴子を持って踊る。

演舞に使う曲に「ソーラン」というフレーズを入れる。

 

※鳴子とは音を出す道具の一つで、

元々は野鳥からの食害を防ぐ為に鳥を追い払うよう作られた道具。

 

以上の2つのルールを守っていれば、

どんな曲だろうと踊りだろうと「ソーラン節」だと名乗ってOKです。

 

ですから流行りの曲の中にソーランというフレーズを入れれば

それはソーラン節になります。

 

勿論振り付けも、ソーラン節の根本である海や船、漁師を表現する必要もありません。

 

楽曲の中にソーランというフレーズが入り、鳴子を持っていさえいればいいので

自分たちがカッコいい!と思う振り付けで自由に踊る事ができます。

 

ジャズ系が得意なダンスチームはジャズ系で、

ヒップホップ系が得意なダンスチームはヒップホップ系でと、色んな組み合わせで

ソーラン節が踊られています。

 

ですからソーラン節は無限に曲や踊りがあると言えるのです。


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YOSAKOIソーラン節はどこで見れる?

では、

そんな色んな曲や踊りが見れるYOSAKOIソーラン節はどこで見られるのでしょうか。

 

ここではYOSAKOIソーラン節が見られるイベントをいくつか紹介します。

 

YOSAKOIソーラン祭り

YOSAKOIソーラン節発祥の地である北海道札幌市で開催されるイベントで、

毎年6月上旬の5日間で開催される大規模なお祭りです。

 

観客数は200万人とかなり多く、毎年多大な賑わいを見せています。

 

ソーラン節だけのお祭りなので、

ソーラン節がたくさん見たい!という人にはぜひ行ってほしいイベントです。

 

公式サイトはこちらです。

気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

にっぽんど真ん中祭り

にっぽんど真ん中祭りは、毎年8月に愛知県名古屋市で開催されているイベントです。

 

こちらもダンスコンテストなのですがちょっと参加資格が変わっていて、

「自分の地元をアピールする為に、ダンスに地元の民謡のフレーズを入れる事」

が条件となっています。

 

ですからこちらのイベントではソーラン節だけでなく、

色んな民謡のアレンジダンスを見る事ができますよ。

 

公式サイトはこちらです。

気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

 

みちのくYOSAKOI祭り

みちのくYOSAKOI祭りは、毎年10月初旬に宮城県仙台市で開催されているイベントです。

観光客は75万人とかなりに賑わいを見せているお祭りです。

 

またこちらも「地元の踊り」を重視していて、

ダンスに使う楽曲には民謡を組み込むことがルールとなっています。

 

民謡の良さを改めて知る事のできる楽しいイベントです。

 

公式サイトはこちらです。

気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

 

衣装もカッコいい!YOSAKOIソーラン節

 

YOSAKOIソーラン節と言えば、ダンスもそうですが衣装もカッコいいのが有名です。

ダンスチームオリジナルの物も多いですが、

ぱっと既製品を見てもグっと来るものが多いですよ。

 

「こんなカッコいい衣装を着てカッコいい踊りを踊ってみたい!」と思ったら

ぜひYOSAKOIソーラン節を初めてみてください。

まとめ

ソーラン節は、ニシンを取る漁師たちの歌でした。

その為ソーラン節の振り付けは、魚を取る漁師の動きや海・船の様子を表現しています。

 

またそれとはまったく別に、

YOSAKOIソーラン節という、海や漁師に全く関係しない踊りもあります。

 

古いしきたりに捕らわれず色んな可能性を試していけるソーラン節を

ぜひ一度体感してみてくださいね。


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