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みなさんは中秋の名月に
月見団子をお供えしたことは
ありますか?
現代ではそんな機会もなかなかないので
中秋の名月だからといって
特に何もしたことがない人も
いるかもしれません。
でも、美しい月を眺めながら
お団子を食べるなんて
とても贅沢な時間、味わってみたいと
思いませんか?
今回は、そんな月見団子のことや
月見団子の台の作り方についてなど
簡単にお月見を楽しむためのポイントを
解説していきます!
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Contents
お月見ってそもそもどんな行事なの?
まずは、お月見という行事について
復習していきましょう!
お月見は、作物の豊作を願ったり
作物を収穫できたことへの感謝を
神様やご先祖様に伝えるための行事です。
お月見をする日は、
旧暦の8月15日と旧暦の9月13日と
されており、
どちらか一方だけを見るのは
「片見月」と呼ばれ
縁起が悪いという説もありました。
しかし、現代でお月見と言えば
中秋の名月である
旧暦の8月15日のみすることが多く、
「片見月」については
あまり気にすることもなくなったようです。
月の満ち欠けを見て昔の人は
作物が実り、収穫される様子や
命が実り、尽きていく様を連想していました。
このことから、
命を繋いでくれたご先祖様に
感謝の意を示し次の年もまた
尊い命を繋いでくれるようにと
月にお供え物えをするようになったわけです。
改めてお月見について調べみると
昔の人が、いかにご先祖様を大切に思い
敬っていたかがよくわかりますね!
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月見団子の台の名称は?作り方も解説!
お月見では、お団子を供えるという文化は
知っている人も多いと思いますが、
月見団子を乗せるあの台は
なんというかご存知ですか?
実はあの台にはしっかりと名称があり
簡易的なものであれば、
手作りすることも出来るのです!
月見団子の台の名前は?
月見団子を乗せる台は「三方」というものです。
お正月の鏡餅を乗せている台と
同じもので、
台の三つの方向に穴が開いているのが
名称の由来です。
三方の歴史は古墳時代まで遡り、
昔の人々は三方を土器で作り、
神様にお供え物をしていたようです。
時代と共に、現在のような
木製の三方が主流になっていき、
身分の高い人へ献上品を贈る際も
三方は使われていたそうです。
何気なく目にしていた三方ですが
こんなに長い歴史があるとは驚きですね!
そんな三方ですが
ネットからも簡単に購入することが出来ました。
こちらの三方は、
天板と胴の部分がずれないよう
ヘソがついています。
これなら簡単に倒れることもないので
安心して使えますね!
サイズも様々なので
ご自宅に飾りやすいサイズを
探してみてはいかがでしょうか?
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三方の作り方
ネットでも簡単に購入することのできる
三方ですが、
なるべく安価に済ませたい方や
お子様がいる方は
手作りしてみてはいかがでしょうか?
三方の作り方について
調べてみるといくつかあったので
ご紹介します。
こちらの動画では
ペットボトルと牛乳パックで
簡単に作れる三方の作り方を紹介しています。
ペットボトルを使うことで
三方に空いた穴が透けて見える上
強度もそこそこありそうなので
一度作れば何度か使用できそうです。
木目調のシートを張り付ければ
本格的な仕上がりになるのでおすすめです!
お子様と一緒に
工作として取り組んでみては
いかがでしょうか?
こちらの動画は
主に段ボールを使って三方を作っています。
これも簡単に作れそうですが、
黒く色を塗ってしまうだとか
先ほどご紹介した方法同様に
木目調のシートを貼るなどすると
より本格的な出来栄えになるのではないかと思います!
もし三方を作るのが難しい場合は
適当な大きさの角皿やお盆に半紙を引き
月見団子を乗せても大丈夫です。
その下に、小さなコップや湯飲みなどを置けば
高さが出るので雰囲気も出そうです。
三方に置く半紙の折り方については
こちらの動画が参考になるので是非ご覧ください。
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月見団子の形や数は?
月見団子の台が出来たところで
今度は肝心なお団子についてです。
月見団子の形や数は
どうしたらいいのでしょうか?
月見団子は十五夜にちなみ、
一.五寸(約4.5センチ)が
適当だと言われています。
そしてお団子の形は
つい、まん丸に作ってしまいそうですが
これ、実はNGなんです。
まん丸のお団子は亡くなった人に備える
「枕団子」と同じ形になってしまうので、
少し潰すのが月見団子としては
正式な形です!
次に月見団子の数ですが
調べてみると
12個~13個、または
15個積むのが一般的なようでした。
15個の積むのは、先ほどと同じように
十五夜にちなんで・・・というのが
理由だそうです。
では12~13個積むのは
どういった理由でしょうか?
それは、1年の満月の数に関係があります。
月の満ち欠けは1か月サイクルで
1年は12か月のなので、
12回満月の日があるということになります。
また、昔はうるう年のように
うるう月という年があり、
1年が13か月の年もあったそうです。
それにちなんで、お団子の数は
12~13個なんですね!
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月見団子の積み方は?
ではお団子を用意したところで
お団子を積んでみましょう!
どのように積めば
綺麗に仕上がるでしょうか?
【15個の場合】
一段目 3×3=9個
二段目 2×2=4個
三段目 2個
この時の注意点として、
1番上の段は、
正面からみて縦に2個並べましょう。
横に2個並べるのは
仏事の際の置き方になってしまいます。
【12個の場合】
一段目 3×3=9個
二段目 3個
【13個の場合】
一段目 3×3=9個
二段目 2×2=4個
月見団子の数に応じて
このように積んでいけば上手く整いますよ!
上記の動画は
15個の月見団子の積み方の
参考になりますのでぜひご覧ください。
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月見団子の簡単な作り方!
ここで、月見団子の
簡単な作り方についてご紹介します。
以下の月見団子の作り方は
先ほどご紹介した
月見団子の積み方の動画を
参考にしています。
合わせてご覧ください!
【材料(月見団子15個分)】
上新粉 240g
ぬるま湯 240g
【作り方】
①上新粉にぬるま湯を少しずつ加え
混ぜ合わせます。
②耳たぶ程度の固さになったら、
15個に分けて丸めます。
③固く絞ったさらしを蒸し器に引き、
団子を蒸し器に並べます。
④蒸し器で15分程度蒸します。
この時、火は強火です。
⑤蒸しあがったら団子を取り出して
冷やします。
⑥三方に飾り付けたら完成です。
ポイントとしては、
蓋に布を巻いておくと
雫がたれなくいのでおすすめです。
また、この月見団子の作り方は
昔ながらのものなので
砂糖などの甘味料や、白玉粉を混ぜると
より一層美味しく出来るそうですよ!
もし自宅に蒸し器がない場合は、
団子を丸めたら2~3分熱湯で茹でても
出来るようです。
更に、関西風の月見団子で
こんなのもありました!
関西風の月見団子は
しずく型にしてこしあんを巻くんですね。
これもとっても美味しそうです!
そして、子供も簡単に作れる
こんなキットも販売していました。
うさぎの形がとっても可愛くて
楽しくお団子作りが出来そうですね!
こちらの動画では
実際にこのキットを使って
お団子作りをしているので気になる方はご覧ください。
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作った月見団子はいつ供える?食べるタイミングは?
月見団子を供える時期ですが
特に決まっていませんでした。
ただ、お月見の前日作ったお団子を供えるのは
「一夜飾り」と言い
あまり縁起が良くないようです。
そのため、2~3日前にはお供えをしておき
当日食べるようにしましょう。
月見団子を供える場所は
お月様が見える窓辺や、床の間です。
月見団子と一緒にススキなどを飾るのも
風情があってオススメですよ!
供え方のポイントは、
お月様から見て左側にススキなど
人工物ではないものを置きます。
お月様から見て右側には
月見団子など、人の手が入ったものを
供えるようにしましょう。
2~3日供えた月見団子を食べる場合
固くなってしまっていることが多いので
焼いたりして食べるといいでしょう!
もし、柔らかい団子が食べたい場合は
お月見当日にお供え物とは別に
改めて団子作りをするのがおすすめです。
関連記事:お中元・お歳暮をやめる時の例文!タイミングはいつがいい?
まとめ
日本の伝統的な行事であるお月見ですが、
調べてみると知らないことが多くて
興味深い行事ですね!
みなさんも今年のお月見は
三方と月見団子を用意して
ゆったりと秋の夜長を楽しんでみては
いかがでしょうか?