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空気が乾燥してるな~と思った時は、加湿器を使いますよね。
本来湿度の高い雨の日でも、使っている人は意外に多いです。
でも、加湿器のちゃんとした使用時期は知っていますか?
加湿器の使い方を間違えると、
全く意味が無かったり逆に悪い影響を与えたりするんですよ。
そこでここでは、加湿器の使用時期や雨の日も使うのかどうかを紹介します。
加湿器に使い方で迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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加湿器って何?種類は?
加湿器の使用時期や雨の日も使うのかどうかを紹介する前に、
まずは「加湿器とは何なのか」について説明します。
加湿器とは、名前の通り「湿気を増やす機械」です。
部屋の空気が乾燥していて肌がカサカサしたり喉が痛かったりする時に使うと、
肌がしっとりとなったり喉の通りがよくなったりしますよね。
そんな加湿器ですが、実は加湿させる方法によって種類が4つに分かれます。
1.スチーム式
スチームとは、英語では「蒸気・湯気」という意味です。
スチーム式の加湿器は、ついているヒーターなどで水を温めて沸騰させ、
その蒸気で湿気を増やします。
沸騰中の電気ポットなんかを想像してもらえれば分かると思いますが、
この蒸気はかなり湿気を含んでいますので効果の高い加湿器です。
また、沸騰させるので例え水に菌がいても全て死んでしまいますから
かなり衛生的だとも言えます。
お湯を沸かすので電気代はややかかりますが
短時間でかなり強い湿気を出す事ができるので、
時間がない方やすぐに加湿したい方におすすめです。
2.気化式
気化式とは、水を含ませた内臓フィルターを内臓ファンで蒸発させて湿気を増やします。
部屋干しした洗濯物に扇風機を当てると考えれば分かりやすいかもしれませんね。
ボタン一つで全てやってくれるものや、
紙でできたフィルターが外に出ていて自分で取り換えるものなど種類は色々です。
簡単なものは単純な設計でできるのでデザインも豊富で、
機能的な物からかわいいインテリア系までたくさん揃っています。
電気はフィルターを蒸発させるファンしか使いませんから、電気代はあまりかかりません。
ですが加湿するのに時間がかかる上にそこまで加湿してくれる訳ではないので、
少しだけ加湿したい方や時間がある方におすすめです。
3.ハイブリッド式
ハイブリッドと言えば、電気とガソリンの両方で動く車などをイメージしますよね。
ハイブリッドを英語にすると「異種の物を組み合わせたもの」という意味があります。
電気とガソリンという異種の燃料で動く車だからハイブリッド車、
という訳なんですね。
では加湿器のハイブリッドは何と何を組み合わせたものでしょうか。
加湿器でハイブリッドというと、スチーム式と気化式を組み合わせたものです。
仕組みは、スチームのように熱で水を沸騰させた後、
気化式のようにフィルターにそのお湯をつけて
フィルターから立ち上がった蒸気で加湿するというものになります。
スチームの力を使う事で素早く加湿をする事ができ、
気化式の力を使う事で強力過ぎないちょうどいい水の蒸発する事ができます。
例えるなら、お湯にくぐらせたアツアツのタオルを部屋に干すというイメージですね。
ハイブリッド式は本体がやや高価で電気代もそこそこかかります。
ですがスチーム式と気化式のいいとこどりをした、
加湿には一番使いやすい機械だと言えますので、
肌が乾燥しやすいなど加湿にこだわりたい方にはおすすめです。
4.超音波式
最後に超音波式です。
超音波は振動(超音波)を水に与える事によって水を細かくして、
霧状にして湿気を増やします。
完全に蒸発させたものではなく、
霧吹きを振りつけていると考えると分かりやすいですね。
水を沸騰させるわけではないので機械や水が熱くならず、スチーム式より安全です。
また、水を振動させるだけなので電気代もそれほどかかりません。
ただ、スチーム式の蒸気や気化式の気化された水ではなく
水がそのまま霧吹き上にでてくるだけなので、湿気を多く含みすぎて
部屋にカビが生えてしまう事があります。
また、水を直接振りまくのでその水を入れるタンクの中は
毎日掃除をして清潔に保たなければいけません。
超音波式は未来的でデザインもオシャレなものが多いですが、
他の加湿器と比べて扱いが難しく手間もかかるのが特徴です。
加湿が目的ならスチーム式や気化式、ハイブリッド式の方がおすすめなので
超音波式を購入する時は使用用途をよく考えてからの方がいいでしょう。
以上が、加湿器の種類です。
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加湿器の使用時期は?
では、このような加湿器の使用時期はいつなのでしょうか。
それは「人の快適な湿度」と深くかかわってきます。
一般に人の快適な湿度は、40%~60%だと言われています。
湿度がこれより下回ると、喉が痛くなったり目が乾燥したり
インフルエンザなどのウイルスの活動が活発になって病気になりやすくなります。
ですから、湿度がこれより下回る時に加湿器を使うのがいいですね。
では具体的な使用時期を見てましょう。
適切な使用時期①
・冬
加湿器が一番活躍するのは、やはり冬です。
具体的には、気温が冷えて来る「10月~4月頃まで」ですね。
気温が冷えると、空気中の水分量が減るので空気が乾燥してきます。
さらにインフルエンザなどのウィルスも活発化しやすくなるので、
病気にならない為にも加湿は大事です。
寒い=乾燥と思ってもらって構わないので
特に人が「寒い」と感じる時期は加湿器で加湿をするようにしましょう。
また、その時は湿度計があった方が便利です。
人の体はけっこういい加減で、
例えば温度が高すぎたり低すぎたりすると
「ベタベタして湿気がひどい」「空気が乾燥し過ぎて痛い」など
不快な湿度にも気づきやすくなりますが、
適温で活動しやすい環境だと空気が乾燥していても気にならなくなります。
客観的に部屋の環境を知る為にも、部屋には1つ湿度計があった方が便利ですね。
適切な使用時期②
・エアコンをつけている時
エアコンの暖房をつけている時は、喉が痛くなったりするので
加湿器を稼働させる方は多いと思います。
でも、エアコンの冷房の時にもつけているという方は少ないかもしれません。
ですが、エアコンをつけている時は暖房だろうと冷房だろうと
加湿器は稼働させた方がいいです。
冷房でも暖房でも、同じくエアコンは空気を乾燥させます。
冬にエアコンで暖房をつけていると、空気がすごく乾燥しますよね。
加湿器を稼働させるのを忘れていても、のどの痛みで加湿器の事を思い出す事もあります。
実はそれと同じ事が夏の冷房にも起きています。
ただ冷房の時は空気の乾燥自体に気づきにくく、
また「夏はムシムシするから湿度がある」という先入観で
加湿器を使うという選択肢が最初からない場合もあります。
ただ人がどう感じようと事実として「エアコンは空気を乾燥させる」ので、
エアコンと加湿器はセットで稼働させるのがおすすめです。
以上が加湿器の使用時期です。
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加湿器は雨の日も使う?
乾燥で肌や喉が痛みやすい人は、
湿度が高いとされる雨の日でも加湿器を使いたくなりますよね。
では加湿器は、雨の日でも使っていいのでしょうか。
答えは「基本的にはいらないが、
湿度計を見て、部屋の湿度が60%以下なら使っていい」です。
日本の「雨が降っている日」というのは一般的にとても湿度が高く、
加湿器は必要ありません。
また加湿のし過ぎはよくないので、
「とりあえず加湿器をつけておく」という行動は推奨できません。
ですが、さきほども書いたように密閉した部屋でエアコンを使っている場合は別です。
雨の湿度が入り込む余地がない所でエアコンを使えば、
当然その部屋はどんどん乾燥していきます。
そんな時は加湿器が必要です。
でも、現在湿度がどれくらいかというのは人の体では正確に感知できないので、
湿度計で調べてから加湿器を使うようにしましょうね。
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加湿し過ぎはよくない?
最後に、加湿器を使う上で注意しなければいけない事をひとつ挙げます。
雨の日にも加湿器を使うかどうか、という説明でも少し触れましたが、
それは「加湿し過ぎは良くない」という事です。
なんとなく、加湿器はつけとけばつけとくほど
「お肌にも喉にも良さそう」というイメージもあるかと思います。
ですがそれは間違いです。
上記で「人間にとっても適切な湿度は40%~60%」と書きましたが、
その湿度を超えるとカビの繁殖に繋がります。
このカビというのは人間にとってとても危険で、
カビはそこに生えるだけでなくふわりと空気に混じって飛び回りもしますから
食べ物や手に付着して簡単に口に入ります。
そして人の体内にカビが入ると食中毒を起こしたり肺の病気を起こしたりします。
湿度が高すぎると、そこが病気の発生源にもなってしまうのです。
ですから、加湿器はつければつけるだけ体に良いというのは間違いなので
そこは注意するようにしましょう。
関連記事:雨の日は髪の毛がボサボサ・チリチリ!簡単にできる湿気対策をご紹介!
まとめ
加湿器の使用時期は主に冬ですが、最近は年中エアコンを使う家庭も多いですよね。
エアコンを使うと空気が乾燥するので、季節がいつであろうと
エアコンを使っている時は加湿器も一緒に稼働させた方が良いです。
また、雨の日でも湿度計を見て空気が乾燥していれば加湿器を使っていいでしょう。
加湿器を使って、快適な環境を作ってくださいね。