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充填豆腐というのを知っていますか?
実は充填豆腐は普通の豆腐より傷みにくく、
しかも賞味期限が長いお得な豆腐なんですよ。
そこでここでは、充填豆腐とは何なのか、賞味期限はどのくらいなのか、
賞味期限切れ1週間でも食べれるのかどうかなどを説明します。
充填豆腐について知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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充填豆腐とは?
豆腐の種類は?と聞かれて、「木綿豆腐」「絹ごし豆腐」というのはすぐに出ても、
「充填豆腐(じゅうてんとうふ)」という言葉は中々頭には浮かびませんよね。
実は豆腐の種類は製造方法の観点から見ると、
「木綿豆腐」「絹ごし豆腐」そして「充填豆腐」の3種類があります。
それぞれがどんな豆腐か簡単に説明しましょう。
・木綿豆腐→豆乳と凝固剤を混ぜて豆腐を作った後、一旦形を崩して
布を敷いた箱の中に入れ、水分を抜きながら固めたものです。
一度に大きなものを作り、完成したものを小分けに切って容器に詰めます。
ぎゅっと固めてしかも脱水するので、豆腐の中では固めの歯ごたえがあります。
・絹ごし豆腐→箱の中に豆腐の元である豆乳と凝固剤を入れて、固めたものです。
こちらも一度に大きなものを作り、完成したものを人や機械の手で切って容器に入れます。
絹ごし豆腐は木綿豆腐と違い脱水をしないので、柔らかい感触になります。
・充填豆腐→豆乳を一旦冷却し、
販売用の容器に個別に直接豆乳と凝固剤を入れ、密封します。
その後加熱・冷却を行って中の豆腐を固めます。
口当たりとしては、なめらかなので絹ごし豆腐に近いです。
ですから厳密には絹ごし豆腐ではないのですが、食感が似ている事から
パッケージでは「絹ごし」と書かれている事が多いです。
中が密封されており、しかも加熱もされているので、木綿豆腐や絹ごし豆腐と違い
安全性が高く保存期間が長いのが特徴です。
以上が3つの豆腐の違いです。
そしてこの説明を読んだ上で、
「充填豆腐があるのは分かったけど、多分食べたことないよ~」と思っている方、
実は食べているかもしれませんよ。
充填豆腐は他の豆腐と比べて非常に分かりやすい見た目をしています。
普通の豆腐は、パックの中に水が張られて、その中に豆腐がプカプカ浮かんでいますよね。
一方充填豆腐は上記の写真のように、容器いっぱいにみっちり豆腐が詰まっていて、
水は入っていません。
よく、3パック重ねて売られている事が多いです。
手頃なサイズで愛用している方も多く、充填豆腐と言われてピンと来ない人でも、
充填豆腐の商品を実際に見ると、「あ、これが充填豆腐?毎日食べてた!」
という人も多いです。
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充填豆腐の賞味期限はどのくらい?
充填豆腐の賞味期限がどのくらいか説明する前に、
まずは「賞味期限」というものについて軽く確認しておきましょう。
ここでは賞味期限と混合しやすい「消費期限」と供に紹介します。
賞味期限も消費期限も、たいていの食品につけられている
「その食品が安全に食べられる目安の期間」です。
では賞味期限と消費期限は何が違うのでしょうか?
それは以下の通りです。
・賞味期限→未開封、またはメーカーが推奨する正しい保存方法で保存した場合、
おいしく食べる事のできる期限。
賞味期限を過ぎたからと言って、すぐに食べられなくなるという事はない。
少し過ぎても大丈夫。
・消費期限→未開封、またはメーカーが推奨する正しい保存方法で保存した場合、
安全食べる事のできる期限。
消費期限を過ぎたら安全に食べる事ができないので、捨てる事が推奨される。
消費期限を少しでも過ぎていたら、その食品を食べるとお腹を壊す可能性がある。
つまり、賞味期限だと賞味期限切れでもまだ食べられる猶予がありますが、
消費期限の場合は猶予は全くナシという事です。
では豆腐は賞味期限と消費期限どちらなのでしょうか。
これは商品にもよるのですが、
特別な豆腐ではない普通の豆腐だと、だいたいが「賞味期限」と書かれています。
つまり、豆腐は期限が少し過ぎても食べられる食品なんです。
そして木綿豆腐や絹ごし豆腐だと、特別なものほど賞味期限は短くなるのですが
だいたい「3日~1週間」の範囲が賞味期限となっています。
一方充填豆腐はどうでしょうか。
充填豆腐の場合、勿論普通の木綿豆腐や絹ごし豆腐と同じく
1週間程度の賞味期限のものもあります。
ですが、種類によっては2週間、長いもので10か月持つものもあります。
・10か月持つ充填豆腐
こちらは森永乳牛が販売している充填豆腐です。
充填豆腐は容器を豆腐で満たしその後しっかり密閉するので菌の繁殖を抑えやすく、
長期保存に適した豆腐です。
そしてその無菌技術に力を入れた結果、
傷みやすい豆腐の保存期限を10か月まで伸ばす事に成功しています。
しかも値段は1個100円程度とそんなに高いものでもありません。
賞味期限が長く水も入っていないので、普段使いでもいいですが
海外から取り寄せる時などに便利な豆腐です。
このように、充填豆腐は種類によってはかなり長い賞味期限を持つものがありますので、
もし「いつも買った豆腐がついつい賞味期限切れになってしまう」という人は、
賞味期限が長く悪くなりにくい充填豆腐を買ってみる事をおすすめします。
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充填豆腐は賞味期限切れ1週間でも食べれる?
さて、賞味期限が長い充填豆腐でも、時には賞味期限切れにしてしまう事があります。
では、1週間賞味期限切れの充填豆腐は、食べる事ができるのでしょうか。
さきほど、賞味期限と消費期限の事を書きました。
消費期限の場合はその期限が過ぎた場合、安全面が保障されないので
すぐに捨てなければいけません。
一方賞味期限ならば、過ぎた所ですぐ食べられなくなるという事はありません。
そして充填豆腐は「賞味期限」の方が書かれているので、
賞味期限切れになったからと言って、すぐ捨てる事はありません。
でも、だからといって1ヶ月2か月過ぎた充填豆腐はさすがに悪くなっているので
食べる事はできませんよね。
では、賞味期限切れの充填豆腐はどのくらいまでなら食べれるのでしょうか。
賞味期限切れの食品は、その期限の1.1~1.2倍の期限内なら大丈夫だとされています。
例えば買って1週間で賞味期限切れのものなら、1日過ぎまでなら大丈夫という事です。
従って充填豆腐を1週間切れでも安全に食べたいなら、
「70日(2.5か月くらい)以上の賞味期限を持つ充填豆腐」であれば、
1週間~2週間過ぎても大丈夫という事になります。
それ以下の賞味期限を持つ充填豆腐の場合は、
賞味期限が1週間切れていたら捨てた方がいいでしょう。
また、例え賞味期限切れからセーフの範囲内でも、以下のような状態であれば
食べる事はおすすめできません。
・豆腐が黄色っぽくなっている。
・すっぱい味がする。
・糸を引いている。
・変な匂いがする
このような状態であれば、残念ながらその充填豆腐はすでに傷んでしまっているので
捨てるようにしましょう。
さて、もし賞味期限切れの充填豆腐があったとして、
賞味期限の1.1~1.2倍の期限内であり、
パックから出した状態で変な匂いもしないし味は普通という場合は、食べても大丈夫です。
ただ、その場合は必ず火を通すようにしましょう。
賞味期限切れの豆腐は、
いくら傷みにくい充填豆腐だからといって生で食べるのはおすすめできません。
例えば湯豆腐、味噌汁、肉豆腐などとにかくグツグツ煮る料理に使いましょう。
火を加える事で、発生した菌を死滅させる事ができます。
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まとめ
充填豆腐は水に浸かっておらず密閉されているので、
木綿豆腐や絹ごし豆腐と違い傷みにくく保存期限が長いのが特徴です。
賞味期限が70日以上の物であれば、賞味期限切れ1週間でも食べる事ができます。
ただその場合は、一応パックから取り出した状態で色や臭いを確認してから、
さらに火を通して食べるようにしてくださいね。
おいしい豆腐と、上手に付き合っていきましょう。