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芋類の一つである里芋は、煮物や味噌汁の具によく使われますが、
皮がむいてあり、下処理された状態のものや、茹でて冷凍したものなどが多く、
皮付きのものを買う機会は減っています。
ただお正月などおめでたい席の料理に多く使われる里芋は、
加工されているものよりは土付きの方が価格が安く、
たくさん購入できるのでお得です。
そうはいってもたくさん購入した時に心配なのが、
いつまで保存が可能なのか、また腐った時はどう見分ければいいのかということです。
臭いがなくても大丈夫かどうか判断できないこともありますし、
勘違いして、せっかく処理した里芋を捨てることになるのも困ります。
そこで今回は里芋が腐った時にはどうなるのか、
判断するポイントについて詳しくご紹介します。
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Contents
里芋はどれぐらい保存が可能?
里芋は保存の仕方によって、保存できる期間が変わります。
里芋はその名前の通り、芋の仲間です。
原産はインドからインドシナの温かい地域で、じゃがいもやさつまいもよりも
日本では多く使われていました。
里芋にかかわらず、野菜は保存の時に、育った環境と同じような状態、
さらに植えてあった時に近い置き方で保存すると、長く保存することが可能です。
里芋の場合は、土に埋まっている状態が自然に近いため、
この方法だと1ヶ月ほど保存が可能となります。
逆に土を取り、皮をむいてしまうと1週間ほどしか保存できません。
ベストな保存の仕方としては、
調理するまでは土がついた状態で、風通しのいい冷暗所に保存し、
調理をする場合はまず下処理をすることです。
冷蔵庫での保存は、土がついていても1週間ほどしかできませんので、
皮をむいて下ゆでをし、冷凍しておくと1ヶ月ほど保存ができます。
里芋は温かい地域の野菜で、さらに乾燥に弱いため、
冷蔵庫にそのまま保存すると傷みが早くなります。
常温で保存する場合も、新聞紙などに包むと乾燥が防げます。
アクが強いので、面倒でも下処理の際に茹でておくと、
すぐに調理することができ便利です。
もちろんアク抜きをせず、皮をむいて生のまま冷凍しても問題ありません。
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里芋は腐るとどうなる?臭いで分かる?
里芋は常温保存が可能ですが、
最近の住宅は気密が高くなっているため、風通しがあまり良くありません。
そのため、保存の場所によっては知らないうちにカビが生えたりすることがあります。
里芋は品種によって旬が違い、1年を通して食べることができますが、
特に湿度が高くなる夏場には、早く傷んでしまうこともあります。
お店に並んでいる時点で、収穫から時間が経っているものもあるため、
できるだけ購入する前に新鮮なものを選ぶのが一番ですが、
ビニール袋に入っている場合は、臭いを確認したり触ることが難しい場合もあります。
ビニール袋を開けて、カビ臭い臭いがした場合はかなり古くなっていますので、
可能であればそのままお店で交換してもらうことをおすすめします。
また見た目で外側の皮が黒ずんでいる場合も、傷みが進んでいます。
中が腐ると臭いだけでなく、持ち上げると柔らかくなってしまいます。
皮をむいた状態でも、柔らかくなっていたら腐っていると考えましょう。
また里芋を切った時に、中が変色している場合も、腐っていると判断できます。
変な臭いがしなくても、色や手触りでも傷んでいることは判断できますので、
痛んでいる場合は食べないようにしましょう。
調理しても保存できるのは冷蔵庫で2日ほどなので、
この場合も早く食べることをおすすめします。
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里芋が腐ると使えない?見分け方と判断の基準は?
カビのような臭いがする、腐った臭いがする、また柔らかくなっている場合、
こういった状態の場合は食べることはできませんが、
まだ食べられる状態であるにも関わらず、捨ててしまうことがあるので、
以下の状態の時には注意しましょう。
切った時に赤い斑点や筋がある
里芋の中に含まれる色素であるアントシアニンが酸化した状態です。
アントシアニンはポリフェノールの一種なので、食べることには問題はありません。
ただし風味が落ちてきている状態なので、早めに食べるようにしましょう。
少しであれば切り落としてから調理すれば問題ありません。
表面にカビが生えている
カビが少しであれば、皮をむいてみましょう。
中が黒くなっている場合は、カビが中まで浸食しているので、
食べられませんが、変色していないなら皮を厚めにむけば問題ありません。
煮た時に里芋が灰色になっている
里芋に含まれているシュウ酸が、アルミ鍋と反応して変色します。
シュウ酸は里芋のアクに含まれているので、
下ゆでの際に米のとぎ汁を使えば変色を防ぐことができます。
また里芋には独特のぬめりがあるため、
煮た際にぬめりが気になり、傷んでいる?と考えてしまうかもしれません。
特にカビや腐った臭いがしないのであれば、ぬめりは問題ありません。
下処理の際に、塩を使ってぬめりをしっかり取ることもできますが、
ぬめりがあると里芋の栄養が溶け出すことを防ぐことができます。
煮物に使う場合には、味を染みこませるためにぬめりを取りますが、
汁物を作る場合はそのまま使うのがおすすめです。
新鮮な里芋の見分け方!古いものを買わないコツ
里芋は土がついた方が保存にもいいのですが、実際土が一杯ついていると、
今度は傷んでいる状態がよく見えないということがあります。
袋に入っている場合も、新鮮なものがきちんと入っていればいいのですが、
表面からは分からない傷みのある里芋が混じっていることもあります。
ビニールに入っているものは袋に水滴がついていないものを選ぶ
里芋が入っている袋に水滴がついている場合、
袋詰めされてからかなり時間が経っています。
その水滴がカビにつながることもあるので、ついていないものを選びましょう。
選べるものの場合は里芋を持ってみる
皮や切り取った部分が乾いているものは、収穫から時間が経っています。
また逆に柔らかすぎるものは、中が傷んでいることがあるのでやめましょう。
表面にへこみや傷があるものも、中が痛んでいることがあります。
さらに里芋を買う時には、八百屋さんで買うのがおすすめです。
回転が速い人気店だと、古いものは残りません。
さらにお店の人も見分け方をよく知っているので、尋ねながら買うことをおすすめします。
里芋をたくさん洗う時に、手がかゆくなるという人におすすめの小型洗浄機です。
洗ったものを買うのもいいですが、安い時にまとめ買いをして、
一度に処理したい時に使ってみてください。
普段は土で汚れた靴下やTシャツを洗うためにも使えます。
関連記事:焼き芋に適したさつまいもの品種は?しっとり系やねっとり系のおすすめをご紹介!
まとめ
里芋が腐ってしまった時の見分け方や、
新鮮な里芋を購入するコツについてご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
豚汁や味噌汁、煮物にと幅広く使える里芋ですが、
皮をむくとあまり長くは保存できません。
下処理の済んだ里芋も販売されていますが、
旬の時期に土付きのものをいただくこともありますよね。
調理をしても早く傷んでしまうことがあるので、
カビ臭い臭いにも注意が必要ですが、下処理をした時にも
変な色になっていないか、柔らかすぎないかきちんと確認しましょう。
夏以外でも古いものを食べると食中毒の危険がありますので、
今回ご紹介した注意点を踏まえて、
美味しく里芋を料理して食べてみてはいかがでしょうか。