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家の中で見かける嫌な虫の代表として、きっとゴキブリを挙げる方が多いでしょう。
次いで、ハエやダニ、蚊などポピュラーな害虫が多く思い浮かぶと思いますが、
じつはシバンムシも日本中どこにでも発生する厄介な虫。
家の中で、小さくて丸いゴマのような虫を見かけた!
これってシバンムシかも?と思った方は要注意。
ゴキブリやハエと違って非常に小さい虫なので気づいていないだけで、
すでに家の中で発生している可能性があります!
しかも家の中のあらゆる環境で発生が見られる虫であると同時に
長期に渡って発生する特徴があるので、
一度見かけたらしっかり対策を取る必要がある虫です。
そこで今回はシバンムシに効果のある駆除方法を解説したいと思います!
といっても、そんなに難しいことではないので今すぐにできる対策もあります。
とくに小さなお子さんがいるご家庭のお母さんなどは必読ですよ!
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Contents
シバンムシの駆除に蚊取り線香やバルサンは効果があるの?
家に最近大量に発生している虫、1匹捕獲成功。🐜シバンムシだったようです。
速攻駆除の依頼をしました。
ペレットやシード等等の乾燥植物質のものを好むそう。納得…
部屋を1回掃除機掛けるとパックの中に10匹はいる😰
部屋が汚くなくても出る虫らしい。
ペット飼っている方、注意です! pic.twitter.com/dqOS0hdQv9— 勍子(けぇこ) (@k_e_e_k_000) 2017年9月3日
まずシバンムシを駆除するにあたっては、シバンムシの特徴を知り
好んで発生する場所などを特定することが近道です!
簡単にシバンムシの生態などをおさらいしておきましょう。
シバンムシには、タバコシバンムシとジンサンシバンムシという種類がいますが
家庭での発生率が高いのは、タバコシバンムシ。
そしてシバンムシが厄介な理由としては、自宅で保管している小麦粉や乾物
パスタや香辛料、ペットフードやドライフラワー、乾燥植物などから発生すること。
しかも和室の畳からも発生するので、家のいたるところに発生場所があります。
さらにシバンムシのもう一つの厄介な点としては、解毒体質のため
猛毒で知られるトリカブトの球根を食べても死なないと言われています。
しかも殺虫剤に使われている成分にすら食害を与える、とっても強い虫。
そのため寿命が来るまで住み続け、繁殖するという特徴があります。
また、冬は幼虫の姿で越冬するので、油断できません。
シバンムシは死番虫と漢字で書きます。
シバンムシが鳴らす音が、死神の時計の音を連想させることが由来。
怖ろしい名前ですが、その毒への強さなどを思うと納得かもしれませんね。
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関連記事:カメムシの卵が網戸に!駆除対策や時期について詳しく解説!
蚊取り線香はシバンムシに効果がある?
蚊取り線香の主な成分はピレスロイド系の殺虫成分。
これは除虫菊という白い菊の花に含まれる成分で、昆虫や爬虫類などに効果はありますが
人間をはじめとした哺乳類には効き目がないので、安心して使える殺虫剤なんですね。
しかし、さきほどご紹介したようにシバンムシは大変毒に強い体質。
この殺虫成分が含まれている除虫菊にも食害を与えることができるほどなんです。
ということは、蚊取り線香はシバンムシには効果がないということなんです!
しかも蚊取り線香に含まれる殺虫成分は、そこまで濃度が高くないため
ゴキブリなどにも効果が見られません。
こういった虫には、直接殺虫成分を振り撒いたりしないと効き目はないようです。
シバンムシにバルサンは効果あり?
では続いて、殺虫効果の高いバルサンなどの燻煙剤はどうでしょうか?
結論から言うと、こちらは広い空間に発生した
シバンムシの成虫を駆除するのに効果があります。
とくにメスのシバンムシに関しては、他の所にも産卵して
被害を拡大させる可能性があるので、燻煙剤で一気に駆除するのが望ましいです。
しかしバルサンはゴキブリやダニに使うイメージが強い殺虫剤ですよね。
シバンムシを駆除したい場合には、ゴキブリ用ではなく
「いや~な虫」用のものがあるので、こちらを使いましょう。
シバンムシに効果のあるバルサンはこのオレンジ色の容器が目印。
シバンムシだけでなく、カメムシやムカデなどの虫にも効果があり
一網打尽に仕留めてくれるので、プロも推奨しています。
駆除にかかる時間もそれほど長くありませんし、
駆除後はしっかり換気をしてお部屋の掃除をするだけ。
使い方が簡単なので、初めての場合でもあんしんです。
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関連記事:ベランダのコウモリ対策!ふんはどうする?
シバンムシを徹底的に駆除したい人へ!駆除方法を解説します!
シバンムシ
①ディフェンスフォルム
②ディフェンスフォルム(ver.脚出ちゃった)
③チラ見フォルム
④甘えるフォルム pic.twitter.com/PUJzOz1bAk— ぱちり (@pachipachibun) 2016年8月16日
では次に、シバンムシを家のいろいろなところで見かける
もしくはすでに成虫が家の中を飛び回っているという状況であれば
徹底的に駆除を行う必要があります。
何度も繰り返しますが、シバンムシは本当に強い虫なので
気づいたらこんなところにもいる・・・!という状況になりえます。
そういった時には、ここにもいるんじゃないか?とか恐怖心すら芽生え
精神的にもよくありませんので、徹底駆除して安心して家の中で過ごせる環境を
取り戻すことが大切です。
では、さっそくその方法をご紹介していきたいと思います!
まず駆除に入る前に、発生源を突き止めることから始めましょう。
そうすることで、効率的に確実に根絶やしにすることが可能になります。
シバンムシは乾燥シイタケなどの乾物や、パスタやお蕎麦、小麦粉、コーヒーなどの
食品類から発生することもありますし、お家のインテリアとして置いている
ドライフラワーや植物などを確認してみます。
そこで、発生源を突き止めることができたら以下の方法で駆除していきましょう。
①燻煙剤を使って駆除する
先ほどの項目でご紹介したように、バルサンなど広範囲に渡って駆除できるものが
一番効果を期待できます。
被害の拡大を防ぐためにも、いったん今いるシバンムシを駆除することが大切。
しかし燻煙剤は、食品の中に発生しているシバンムシには効き目が出ないので
あくまでも大きな空間、範囲のシバンムシを駆除することになります。
②殺虫剤を使って駆除する
すでに成虫が飛び交っているという場合には、殺虫スプレーが効果的。
さきほどご紹介したように、燻煙剤を使うのももちろん効果が高いですが
ご自宅の環境や、時間がなくてすぐには使えないという場合には
まずスプレーで撃退しましょう。
業務用ですが、一般家庭にも使える殺虫スプレー。
畳にノズルを差し込んで噴射することもできますし、
家具の隙間やベッドの下などの狭い場所にも噴霧できます。
即効性だけでなく、持続性もあるので虫が通りそうな場所に先回りして
待ち伏せ噴霧しておいても効果があります。
高い致死効果があるので、確実に駆除できます。
③フェロモントラップを使う
いわゆるゴキブリホイホイのようなものです。
燻煙剤や殺虫スプレーなどを使って駆除したあとに、
まだ残っているシバンムシがいないかどうかを確かめるのにも効果的。
しかしフェロモントラップは、オスのシバンムシしか捕獲できないので注意です。
卵や幼虫などの段階のシバンムシには効果がありません。
殺虫剤を使わない捕獲方法なので、ペットやお子様がいるお宅にも安心。
組み立てや処分も簡単で、取り扱いがしやすいので、初めての方でも使いやすい方法です。
効果は1か月持続するうえ、比較的リーズナブルなお値段で購入できるので
一度シバンムシが大量発生したお宅なら、買い置きをしておいて
再度大量発生するのを、なるべく初期段階で防ぐという使い方もあります。
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④ライトトラップを使う
シバンムシはライトに集まってくるという習性もあるため、
ライトトラップを使うのも効果があります。
こちらもフェロモントラップと同じように、殺虫剤を使わないので
環境や人間にも安心。
しかしやはり、成虫しか捕獲できず根絶やしにするという点では効果が薄いので
殺虫剤をどうしても使えない場合や、空間に置いておくのがいいでしょう。
ライトトラップは飲食店などで使われる傾向にあるので
業務用で、お値段も高いものが多くなっていますが
こちらは一般家庭にも設定できるものです。
インテリアライト風のデザインなので、リビングなどに置いてあっても
お部屋の雰囲気を壊すことがありません。
壁掛けのようにして設置することもできるので、キッチンなどにも置けます。
⑤食品などの発生源をすべて廃棄し清掃する
小麦粉やコーヒーなど原因となっている食材はとにかくすべて廃棄しましょう。
しかも廃棄するだけでなく、その周辺にも産卵している可能性があるので
近くで保管していた食材なども廃棄し、徹底してお掃除しましょう。
また廃棄し終わった後には、再発防止策として新しく購入する食品は
密閉容器などに移し替えて保管するということも大切です。
ビニール袋ではシバンムシが食い破って侵入してしまうので
プラスチックやガラス製の密閉容器を使いましょう。
そして発生源は食品だけとは限らず、ドライフラワーや木製のオブジェなども
捨ててしまった方が安心です。
とくに海外のお土産などで殺虫処理されていないようなものは危険なので
勇気をもって廃棄しましょう。
関連記事:マジックテープが復活する裏技!ふわふわで柔らかいループ面を復活させるには?
まとめ
想像以上に生命力が強いシバンムシ。
漢字の死番虫という表現もうなずける恐ろしさですが、
人間に対しての害はないので、駆除さえしっかり行えば大丈夫。
そして駆除をしたら、再発防止策として食品の保管や
毎日のお掃除をこまめに行っていきましょう。
しかしこれはシバンムシ対策だけでなく、キッチンなどの整理や衛生環境を
整えるためにも必要なことなので、日常的にやっているはずなので
主婦の方ならそこまで大変ではないでしょう。
厄介なシバンムシに悩まされることがないよう、
定期的に大掃除をするのもいいかもしれませんね!